Ведомости / Vedomsti
Missionは,”to promptly provide the business community with objective, high-quality and useful information needed for decision making”
Financial TimeとThe Wall Street Journalの世界的に著名なビジネス紙により、真に独立した依存していないビジネス紙をロシアに作ろうというプロジェクトにより1999年に生まれたメディアのようです。定期購読していますが、デザイン、記事内容共に好きです。КАРЬЕРА И МАНЕЛЖИМЕНТというタイトルで、マネジメントスタッフにとって役立つ記事が定期的に掲載されていて実際にその通りに行うかは別としても記事内容は勉強になります。
・部下との気難しいテーマについて議論する際、どうしたら”勝ち”をおさめられるか?
・雇い主はどうしたら従業員に仕事への意味を与え、そして給与を抑えることができるか?
・2019年にはロシアの大企業のうち、どの部署で人材の需要が増えるか?減るか?
など、ここ数日で届いた内容の記事を見ても雇用者にとっては興味深いテーマが続きます。
РБК / RBK
日本で言えば、日本経済新聞のロシアバージョンというところでしょうか。上記のVedomostiと合わせて同じく定期購読しています(Kommersantというさらに堅苦しい新聞があります。これも日経に近いものを感じますがただでさえ難しいロシア語。そのうえ難しい記事内容。私にとっては近づきがたく、面白くなく、たまにレストランやカフェで見かけると手にするくらいです)
Velomosti同様にビジネス紙で同じテーマを取り扱っていることもありますが、新聞の記事の見せ方にまだ改善の余地があるように感じます。といってもビジネス紙としてはRBKは欠かせないもので、テレビ番組もあります。コンサルティング会社や銀行などが入ったオフィスに出かけるとRBKをずっとテレビで流しているビルもあります。
私はときたま掲載されるベンチャー企業を起こして成功している経営者の方々の記事を楽しみにしています。不正がまかり通っていてグレーなこと無しにはビジネスが成功しないと聞くロシア。その方々たちがどのようにしてここまで成功されているのかは分かりませんが、どのようにビジネスのきっかけとなるアイディアを見つけたのか、そのあとどのように苦労を重ねて今に至ったのか、そんな内容を読んでいるとこれまた勉強になります。
RT
取引先のロシア人の方からこのRTは中立的な立場からニュースを書いているメディアなのでバランスが取れていると薦められました。ただ、会社のスタッフにそのことを伝えるときっぱりと否定されました。ロシア政府によって運営されている企業なので、確かに政府寄りのメディアと言えそうです。英語版でも読むことができます。
Meduza
これはラトヴィアの首都リガを拠点にしたオンライン紙。歴史をかいつまんで読んでみたところ、Galina Timchenkoという方をトップとして2014年に打ち立てられたメディア。かつて彼女が勤務していたLenta.ruのポジションをPutin大統領に近い人物Alexander Mamut氏によって追われ、彼女とともに勤務していた約20人のジャーナリストを中心にスタートしたようです。見方によっては反政府的なメディア?と一見思えるかもしれないけれど、ロシア人の同僚に聞くと、記事の内容はバランスが取れている、とのことでした。最近読んだ記事では、ロシアの国会では現在、インターネットを遮断する可能性をめぐる法律が議論されている、とのこと。同僚がMeduzaの記事ページを開き、ロシアが世界から孤立するかもしれない!そうしたらとんでもないことになる!とニュースを共有してくれました。
Moscow Times
オランダ出身の方によって1992年に設立されたWeekly紙。世界各国からの駐在員なら誰しもがこのメディアをチェックしているのでは…と思うのですがいかがでしょうか。かつてはよく街中のレストランやホテルなどでフリーの紙版を目にし、英語の勉強も兼ねて読んでいましたが、今はOnlineだけになったような気がします。英語でロシアの情報を入手することができます。