元データを見ると、取り上げていたグラフは、OECD(Organization for Economic Co-operation and Development、経済協力開発機構)のBetter Life Index 指標の一部を占めている、とはWork-Life Balanceデータから来ているらしい。
。このデータの内容はEmployees working long hours(仕事に費やす時間)とTime devoted to leisure and personal care(プライベートにかける時間)を基にランキングしており、まさにワークとライフのバランスを比較したもの。ロシアはこのWorking long hoursのランキングが調査対象国のうち第一位。”Only 0.2% of employees work very long hours, much less than the OECD average of 13%”(従業員のうちわずか0.2%のみが長時間労働しており、これはOECD加盟国の平均13%をずっと下回る)とのこと。このWorking long hoursの定義は、週に50時間以上働くことを基準にしているようです。
私の身の回りを見ると、9時ギリギリにやってきて18時の就業時間とともに”Good bye!”、”See you tomorrow!”、”До свидания!(さようなら)”といってサーっと帰っていくスタッフ、います。「私の今日の業務はすべて終わらせたし、仕事時間は18時まで。遅くまで残って仕事するのは仕事スキルが足りないのでは?私はこの後も自分の生活があるし、いつまでも残って仕事をしていられない。」そんなコメントを聞くと、そうだよな、まぁそうあるべきだよな、と。といってもさっと切り上げられるものではなく概ね平均すると、終業後1時間以内の範囲で残業をして帰宅するスタッフが大半であり、このWorking long hoursに当てはまるように継続して長時間労働を強いられているスタッフはほとんどいないと思えます。そう考えるとこの統計でロシアが高いランキングである点、理解できます。一方、同じように仕事にかける時間が少ないものの給与レベルが高い、ランキングトップを占めるオランダやデンマークなどと比べると一般ロシア人スタッフの給与レベルは大変低いものです。