[IT機器] Jabra Evolve 40 Stereo

ワイヤレスの耳を塞がないイヤフォンが一番好きです。日本で名が知れ渡る前から愛用していた、と勝手に自負しているのですが、休暇でアメリカに出かけた時、現地の空港の売店で発見したAftershokz。これだ!と思い、即購入し愛用していました。帰国してからもテレワーク用として同じメーカーのマイク付きのものを文句なく購入しました。装着感は文句なし。

…しかし、Teamsを利用時にはMute状態にするとビープ音が止まらなかったり、無線接続の問題であったり、安定して会議に参加することを考えると、有線のヘッドフォンが気になり。色々と検索したところ、以下の動画を見てこのヘッドフォンが特におすすめされていました。検討のうえで購入してみました。

IT機器は自分で試してみるしかない。それに尽きると思います。どんなにインターネット上の情報を収集して知識を得ても、なかなか体感して得られる情報のレベルからは程遠いのが現実です。幾らまで支出を許すか、というのは悩ましい問題ですが、全ての製品を事前に試してから購入することが難しい中、購入してから判断することも選択肢の一つかもしれません。(私は購入時には必ず、これは本当に必要なもの?浪費?それとも投資?と考え、納得した後に購入を決定している…つもりですが、投資だからという聞こえの良い決定をして購入してしまうと、振り返った時にとんでもない出費の金額になっていることがあるので注意が必要です。)

Jabra Evolve 40 Stereoの良いところ

【音質】

音楽を聴くために購入しておらず、あくまで仕事の会議用に利用しています。その目的のためであれば、この音質は十分です。

【耳当たり】

パッドも柔らかいものを利用していて、耳にあたる感触も優しく、十分納得です。

【手元で操作できるマイクのオンとオフ】

本来ならば、この機能はこの製品を押す要素の一つであったのですが、— 現時点で何が問題か不明ですが、— Teamsを利用している時のマイクのミュートオン、オフが機能しなくなりました。そのため、ミュートにしていると思いきや声が聞こえているので注意が必要です。今は直接Teamsの画面上のマイクをクリックしてオン・オフの切り替えを行っています。本来であれば、手元で操作できるのは大変便利で重宝していました。この機能はこの製品を購入するうえで重要視したポイントでした。

【軽量でコンパクト】

言い換えると、扱い次第では壊れやすい、ということの裏返しでもあります。とはいっても、私のとっては自宅とオフィス間の持ち運びも全く苦にならない大きさ・重さであって満足しています。

Jabra Evolve 40 Stereoのいまいちなところ

【コードがよく絡まる】

でも、これって有線であるからこそ悪いと言ってしまったらこのヘッドフォンを使うな、という話になるのかもしれませんね。コードの太さがしっかりしているので何だか安心感があります。仕事を終えて、サッと荷物を片付けて帰ろうとするときに、少々このヘッドセットのケーブル巻き取りに時間がかかっている気がしています。

【ケースにいれるのが億劫】

コンパクトなんだけれど、それなりにしっかりと畳んで、マイク部分やケーブル部分が引っかからないように、慎重にケースに収める必要があります。そのため、乱暴に扱ってしまうと危険です。薄手で軽量のハードケースがあれば、そのほうがずっと扱いは楽かな、なんて思ったりもします。

【付け根部分のケーブルがとっても危なっかしく弱そう】

これは毎回ケースに入れる時に神経を使う箇所です。付け根部分も脱着可能式であれば良いのにな、というのが第一印象でした。壊れるとしたらここが一番注意を要する箇所かもしれません。

ヘッドセットをこれまでたくさん利用した経験がないため、他のものとの比較感がない、という点を認めなければなりません。今回の購入は、実物をみていないために上記動画を信じての購入でしたが、これは購入して十分に満足できる製品で、現時点では日々愛用している製品です。

良いものを買うと、基本的に無駄になるリスクは低いと考えています。もし実際に利用してみて、仮に外れであったとしても、それを家族だったり身近な人にプレゼントするのはどうでしょうか?新品ではないけれども、まだ新品に近い状態のものであればきっと喜んでくれるはず。「ありがとう」という言葉の価値を感じられる良い機会になるかもしれません。Youtubeなどの評論を見ると、一つの製品であっても高く評価する人もいれば低い評価の人もいます。そうであっても、良いものは良いもの、と思えば決して悪い買い物ではないのかな、なんて。残念ながら、高い評価を得ている製品であっても、購入して使い始めたその瞬間に、なんて無駄な出費をしてしまったのだろう、こんな製品を高く評価する人は何を考えているのだろう…と思う製品も中にはありました。それも経験と思って割り切っています。

こんな下記のレビュー動画も参考になりました。商品を購入する時、”自分がIT機器に求めている大切な点は何か?(最新機能、値段、軽さ、大きさなど)”、これまでの経験を通して、他人が何を言おうと自分にとって譲れないポイントをしっかりと意識して判断すること、これが失敗を防ぐにも役立つ要素なのかな、と思うところです。

2022年を振り返って…ITパスポート試験と基本情報技術者試験と。/ Looking back on 2022… passed IT passport exam and fundamental IT engineer exam

2022年は二つのIT系の資格取得に向けてチャレンジしました。結果として、2022年の目標として掲げた両方の資格取得が叶ったことは素直に嬉しかったです。今の時期、学生たちが受験に向けて夜遅くまで勉強している姿を見ると、受験のように「これで失敗したら後が無い…」という緊迫した場面が少ない今の自分の生活に刺激をもらっています。そして、資格試験で味わう、受験に似たような感情、心のドキドキ感を経験するためにも、定期的に必要な資格があるのであれば受験を考えてもよいかもしれない、とも思ったり。

ITパスポート試験

正直な感想を述べると、この資格を持っていることで高く評価されることはないのだろう…そんな印象を持った試験です。合格率がおよそ50%と、ある程度勉強すれば取得が可能である難易度です。社会人になってそれなりの経験を積んでゆくと、特に会計領域で勤務してきた人からすると見慣れた会計知識を問われていますし、得点を取りやすい分野も備わっていると思います。そうはいっても、この資格試験の勉強を通して感じた大きなメリットは、ITの基本的な情報が網羅されていることです。仕事をしている中で出会うIT全般の言葉やITの仕組み(あまりにも幅広くとらえられる言葉ですが)を知っておくことは大変有益だと感じています。そして、その情報を学習するにあたっては、せっかくなら資格取得と合わせて勉強してもよいのではないかと思えば、この試験はぜひお勧めしたいです。

基本情報技術者試験

私は主に会計中心の仕事をを行ってきたため、IT系は全くの専門外からのスタートです。それでも、今では仕事でシステムに携わる業務が増えていることもあり、飛び交う単語やIT全般についてもっと深く知ることができればと思って取り組んだのがきっかけでした。こんな記事↓もあります。

「基本情報なんていらない」が口癖のベテラン技術者、若手は真に受けるべきか

プログラマとして働く友人曰く、基本情報技術者の資格を持っていたとしても、それによって特にプログラマとして高く評価されることはないだろうな、でもITに関する最低限の知識を持っている、という証明にはなる、ということでした。

ITパスポート試験よりはぐっと難易度があがるので、それなりの対策が必要で、それについてはたくさんの方々が役立つ情報をすでに記載していらっしゃいます。自分自身もそのアドバイスに従って勉強していました。

いつまでも取得を目指して勉強し続ける資格ではないのかもしれませんが、これもまたIT全般の知識を理解する上では重要な内容を網羅している資格試験と思われます。また、私のようにITとは関係のない分野の人間が努力した証とするのに役立つのではないか、とも。

アルゴリズムの問題は苦手です。それでも避けては通れない…。ひたすら過去問を解いていました。力がついたとはとても言えませんが、今回はアルゴリズム問題を確実に解くことができたおかげで合格したようなもの。試験は最後まで諦めてはならない、ということを実感しました。私が受験した試験のアルゴリズムの問題はとても良問だったと思っています。試験中に解いていて、おぉこれは面白い、と思わず言いたくなるような、考えられた設問。今こうして利用しているパソコンのソフトや、かわいらしいキャラクターが動くその裏では膨大な数のプログラマによって書かれたコードがあり、その恩恵を私たちが受けていると思うと、今の世の中で接するものへの見方が変わってくるかもしれません!?アルゴリズム問題への対策として「日頃の日常生活で繰り返される作業をアルゴリズムで考える習慣をもってみるとよいかもしれない」とのこと。なるほど、興味深いアイディアです。

私はといえば、午前試験免除制度を利用しました。利用した会社は独習ゼミ。

独習ゼミ|情報処理試験、基本情報午前免除などIT専門のeラーニング

この会社を選んだことに強い理由はないのですが、後から振り返って良かった点を一つ挙げるならば、素晴らしい本(コンピュータやプログラミングのことを学ぶのであれば、本棚に置いておくことをぜひお勧めしたい「プログラムはなぜ動くのか」「コンピュータはなぜ動くのか」の著者である)矢沢久雄氏のオンライン直前対策講座に参加できたことです。大勢の参加者もいらっしゃったので自分で独占できるはずもありませんが、講義中にチャットで質問ができましたし、やはり直接抗議を聞くことができるのは大きな益がありました。それを除けば、送られてきた教材をひたすら自分で計画的に勉強し、問題を解き解説を読む。まさに独学のプロセスを踏んでの試験勉強でした。無事に午前試験免除試験を受験する資格を得たうえで免除試験に臨み無事合格。あとは集中して午後試験に向けて取り組むことができました。初めて挑戦した一回目の春の試験には見事に落ちてしまいましたので、今回の秋が再チャレンジでした。

私のように、ITとは全く関係ない門外漢の中年男性が今からITを強みにしてゆくには遅すぎますし、限界もあるのだと思いますが、ますますITが大きな役割を担ってゆくであろうこれからの世の中。会社の中でもその楽しさ、重要性を周りの人に伝えられるような役割を担えたらよいなぁ、と期待しながら、少しずつではありますが、プログラミングやコンピュータ周りのことなどを学んでいるところです。

「タイプレーサー」 – 英語学習におすすめです / “TypeRacer” – recommended for learning English

英語のタイピングのスピードは、その人の英語のレベルを表す一つの指標である気がしています。あながち嘘ではないかもしれません。頭の中で言えるフレーズがその通りに指に伝わり指が動く。つまり、それだけ頭の中でその単語やフレーズの塊を言えるか言えないかを表しているのではないかと。スピードが速い=頭の中でその単語を言えている、フレーズの塊が自然と出てくる。そして単語のスペルの理解も正しいことの証拠。言い方を変えると、頭からの指令が伝わらない=指が動かない=それだけ英語の理解ができていない。その単語のアルファベットがL一つだったかLLだったか、rなのかlなのか分かっていなかったり。一つのお決まりの英語のフレーズの塊が頭の中で言えていなかったり…なお、これは自分自身の課題を述べていることでもあります。

キーボードをこれまで色々と試す中、偶然に見つけたITガジェットを紹介するYou tube動画(以下リンク)では、どのキーボードがタイピングスピードを上げるのに適しているかを説明するものがありました。その中で利用されていたウェブサイトが「TypeRacer」。ゲーム感覚でタイピングの練習ができて面白いなぁ、と思います。私がこれまで利用していて頻繁に見るのは、歌の歌詞だったり映画の一フレーズだったり。時に覚えていて損はない名台詞もあるので、タイピングしながら声に出してみると暗記するのに役立つかもしれません。ユーザーが外から引用句を持ってきて追加することも可能なようです。

タイピングのスピードを練習モードで一人で黙々とこなすこともできますし、他の人とのレース形式で競うことも可能で、気を付けないと中毒性が強いものだな、と。自分で決めた時間や達成したいスピードまで到達したらその日は終了するなどしなければ、結果的には他のオンラインゲームに多くの時間を割くこととあまり変わりがないかもしれません。ちょっとだけだから、と思っていたらあっという間に15分くらい経過していることも少なからず。

なぜこのTypeRacerがお勧めなのか?(単に私が他の同様のタイピング練習用のサイトを知らないだけで、きっと他にも良いサイトがあるのかもしれません)一番初めに述べた点と関係していますが、このタイピングのスピードが上がるにつれて、自然と自分の中で英単語やフレーズが蓄積されてゆく。それはつまり、英語の語彙力が増えていっていることの証拠になるからです。黙々とタイピングだけを練習する、というよりも、タイピングしながら実際に発声しながら行ってゆくとより効果的なのかな、なんて思ったりします。なお、タイピングの練習だけをしていても英語力がアップする保証はなく、あくまで英語学習の中の一環として含めるのが良いのだと思います。

また、タイピングのスピードを意識しだすと、どのキーボードがふさわしいのかが分かってくる気がします。また、これまではあまり意識することが無かった日本語キーボード、英語キーボードの違いについてもその重要性を意識するようになりました。キーボードについては、たくさんの方がYoutubeなどで紹介していますし、自作キーボードの世界もあるようで奥が深い…。私自身、幾つも試してきましたが、現時点では以下のキーボードに落ち着いています。すべての種類を試すことは難しいとしても、自分が一番気に入って利用している今のものが常にベストとは限らない、という気持ちを持ち、来年も探索してゆきたいものです。(なお、メカニカルキーボードは選択肢が幾つもあり、全く知識が無いままに購入をした私の経験からすると、まずはお店や友人の持つキーボードに触れ、実際に体験してみたうえで購入することをお勧めします。)

[Python] 初めてのプログラミング ポモドーロタイマー / Pomodoro timer

プログラミングの勉強をしています。言語はPython。初心者です。全くの経験のない人間が今から始めても時代の流行りに流されているだけ、と言われるかもしれませんが…これからの時代はプログラミングの基礎知識をもっておくことが必要だ、ということを見聞きしてから実際に勉強を始めました。ロシアでの業務でマクロに触れるようになり、その面白さを体験しつつ今では初学者にもお勧めとされているPythonを触っています。実際に手を動かしてみて、思った通りに動くことを見るのは最高の気分です。といっても、思った通りのものを作って感動している…そんなレベルには到底及びません。

それでも、教材の中で取り上げられた”Pomodoro Timer“。これはまさに自分に必要としているもので、自分が追加したい機能を付け加えて作ってみることにしました。

分からない部分は、ただただひたすらインターネットでGoogle検索か試行錯誤の繰り返し。分からないなりに、それでも兎にも角にも自分の思っている通りに動くものを作ってみること。それが大切だということで、やっと完成したコードが以下になります。きっと、学習を重ねてゆくうえで成長できることを期待しつつ、見様見真似で苦労しつつ何とか作り上げたコードをありのまま、飾らずに見せることも何かの役に立つのでしょうか…?そう願っています。

参考URL:

https://medium.datadriveninvestor.com/create-productivity-app-in-python-from-scratch-part-2-86ecca3525fa

上記の2つの内容を参考にして作成しました。

現在利用しているUdemy教材。ぜひともお勧めしたい教材です。Day 28でPomodoro Timerが扱われています。

https://www.udemy.com/course/100-days-of-code/

このUdemy教材で取り上げられたPomodoro題材がきっかけとなり、Pomodoro Timerを作成しました。この教材で取り上げられているPomodoro Timerのコードは、ほぼ同じ内容が以下のStackoverflowに掲載されています。私自身、このコードにPause機能を追加したくても出来ず、やむを得ずUdemy教材をベースとしたPomodoro Timerを作成するのは断念しました。全く同じことを考え、悩んでいる人がいるんだな、とちょっぴり嬉しくなった一方で、あたかも自分でコードを作成している、といった論調はどうなのだろう…参考にした出典元は明記すべきではないでしょうか…。

https://stackoverflow.com/questions/70422973/pause-and-resume-for-tkinter-pomodoro-clock

USB Type-C端子を利用してACアダプター接続端子からノートパソコンに給電する方法(変換ケーブル)

現在の販売されているノートパソコンは、USB PD(Power Delivery)規格に対応しているものがほとんどと思います。USB Type-C端子がパソコンに備わっていれば、パソコン本体への給電が可能となり、パソコンに付属して付いてくる重いACアダプター充電器を持ち歩かずに済みます。会社で使用しているパソコンも時と共にバッテリーの持ち時間が短くなり…。会議のたびにアダプターをコンセントから外して持ち運びするのは面倒です…在宅勤務ともなれば、毎回重たい思いをして充電器を持ち帰るのも億劫になります。

そんなわけで、Type-C端子経由でパソコンに給電するのがお気に入りです。が、ふと、「ずっと利用していないACアダプター専用端子を何かに使えないものだろうか?」と。検索してみると実際にありました。こんあ面白い商品を考えている人たちがいるのだなぁ、と尊敬します。

fine-R タイプC USB-C 入力 DC 4.5×3.0mm 変換 DELL 専用 ノートパソコン 充電器 PD 充電 TYPE-C 変換アダプター AC充電ケーブル

購入してみました。実際に使用している様子はこんな感じ。

外付けのディスプレイはType-C端子で接続しており、給電にはこの変換ケーブルを利用しています。(なお、このケーブルはパソコンメーカーごとに異なる種類のものが発売されています)

ただし、よくよく考えてみると、私の知る限り大概の外付けディスプレイには二つのType-C端子が付いているので、コンセント ⇔ Type-C端子・ケーブル ⇔ 外付けディスプレイ ⇔ Type-C端子・ケーブル ⇔ パソコン本体、と接続すれば給電も可能です。ですから、この変換ケーブルは不要といえば不要です。それを考えずに「これはいい!」と購入してしまったのは軽率だったかもしれません…。私の場合、Type-C端子を利用するのは外付けディスプレイを接続することがほとんどですので、この変換ケーブルが無くてもそれほど困ることはありません。

それでも、時には上の写真のように繋いで本製品を楽しんで利用しています。専門的なIT機器全般のことはあまり詳しくありませんが、色々なアイディアから生まれるIT周辺機器がこの世に生み出されるのを見るのを楽しんでいます。

モバイルモニター(UNIQ UQ-PM15FHD モバイル液晶モニター プロメテウスモニター タッチパネル機能付)、おすすめです

家でモバイルモニターを利用しているところ。家の中でもかんたんに第二、第三の仕事場を作れます。ぜひお試しあれ。

今、使用しているモバイルモニターはUNIQ社の15.6インチモニター、UQ-PM15FHD。サイズは決して大きくないのですが重宝しています。モニター用途の一つの重要性は、通常デスクに置く大き目のモニターでエクセルを操作するだけでなく、手元に置き、ノートをめくる感覚で資料をスクロールできること。この点で、モバイルモニターは電源をPCから取るのでケーブル一本だけで済むこと。製品自体も決して重くはないので持ち運びが容易であること。カフェや外でパソコン操作する時にもかさばらずに持って行って利用できます。家の中でも、メインの仕事部屋以外でパソコンをいじっていて外付けモニターが欲しいな、というちょっとした時。このモニターをUSB-Cケーブル一本でつなげると、そこに仕事場が生まれます。

【テレワーク支援 推奨商品】ユニーク モバイル液晶モニター UQ-PM15FHD 【タッチモデル】 プロメテウスモニター 15.6インチFHD IPS 1920×1080 (Full HD) 視野角 170° ノングレア miniHDMI、USB Type-C×2 UNIQ 静電容量式10点マルチタッチ

製品スペックの詳細についてはこちら

家では他に大きなモニターも利用していますが、このモニターの使用頻度は高く、とりわけ気に入っています。

この会社のオンラインショップを見ると、ユニークな商品を取り扱っていました。こんなものがあったらいいな、というものがさらにこれからも世に出てくることが楽しみです。

モスクワで勤務していた時には、タッチパネル機能が無いモバイルモニターを購入し、オフィス内で場所を変えながらパソコンと一緒に持ち運んでいました。タッチパネル機能を必要とするかは人に依るものと思います。実際のところ、私の意見ではタッチパネル機能ががあるからこそモバイルモニターの良さが生きるのかな、と感じています。手元で自由に動かせる。ウェブサイトも上下に手で自由にスクロールできる。メールもマウスを使わずにササっとと過去のメールをスクロールできる、便利です。この手元でのノートや本のような操作感覚でモニターを使う、これがポイントです。

この商品の後にも良い商品が次から次へと発売されていますし、他社製品と複数のモバイルモニターを比較したわけではないため、この商品がベストです、と断言することはできませんが、使用してきた経験に基づけばこのモバイルモニターはおすすめできます。画素数も高く、ウェブサイト閲覧やメール、エクセル、ワードといった、仕事で使用するアプリケーションの利用などには十分の機能を持っています。

タッチパネルの有無は人によって重要ではないと思うのですが、モバイルモニターに関わらず、私自身にとってはタッチパネルの機能は重要です。ノートに代わるものであるPCを少しでも直感的に利用するために自分の感覚で画面操作ができ、マウスのカーソルがどこに行ってしまったか分からない時には画面をタッチすればひとまずそこにカーソルが戻ってくる。思うように画面の大きさを拡大・縮小できる。キーボードでの操作もできるし、空いている手でも操作が可能。今のところ個人用として愛用しているMicrosoft社のSurfaceシリーズの画面の綺麗さ、タッチパネル機能を越える他社製品に出会ったことがないのですが、次回の買い替えの時には内を選択するか、今では選択肢も多くなっており楽しみです。

IT機器はYoutubeでも多くの方々がそれぞれの観点でお勧めの商品を勧めていますが、まずは自分のIT機器の活用方法を整理して、自分にとって大切なものはなにか?この点を明確にすることが大切だと感じます。人の意見に流されずに自分にはどんな機能があったら嬉しいだろうか、どのように活用したいか、この点をよく吟味したうえで、相応しいものを選ぶ。どんなに大勢の人が勧めているからといっても、必要のない全く使用しない機能だらけの機器を購入するのは何だかもったいない気がします。また、個人用のパソコンは会社支給のパソコンとは違って自分で選べるもの。所有していて、見ていて、実際に使っていてワクワクする — そんなデザインの部分もけっこう重要だったり。そんなわけで、私自身はデザインも素敵で、タッチパネル機能付きのこのモバイルモニターに買い替えて正解でした。

商品レビュー:Dell ウルトラシャープな27インチモニター、U2720Q を購入して使ってみてすっかり気に入った / Review: Dell UltraSharp Monitor U2720Q

テレワーク。決して広くはない家ですが、家の中で部屋と場所を移動しながら仕事をしています。同じ部屋でも座る椅子や向きを変えるだけでも多少雰囲気が変わります。仕事用の机を置いている部屋は日当たりが悪く、太陽の陽が入ってきません。冬場はこの部屋にいると体の芯から冷え切ってしまいそうな。でも、夏場はこの部屋の湿度がぐっと下がり快適なので、逆にこの部屋にこもって仕事をする時間が多くなります。去年は引っ越してきて、エアコンが無い期間の辛さはモスクワ生活では経験したことのない、久々の日本の湿度を思い出させるうなだれる夏となりました。冬のモスクワでのアパートメント生活がどれほど快適であったか…冬でも部屋の中ではTシャツ一枚で、シャワーを浴びるにも全くもって快適に寒さも感じることなく過ごしていた、というと同僚は驚いています。

モニターはパソコンと同じくらいにこだわるべきものだろう、と思います。管理部門で働くならば絶対に、それ以外の部門でもエクセル、パワーポイントなどの資料、OutlookのEメール、検索をするブラウザを開いて作業するにはモバイルノートパソコンのディスプレイだけでは苦しいものがあります。サイズはオフィスでも利用していた同じサイズで良いのか、あるいは自分の業務内容を考えたうえでそれなりのものを揃えるのか、よく吟味することが必要です。家で勤務する時間がオフィスでの時間より増えているのであれば、それだけ家の仕事環境を整えることが自分自身の仕事のアウトプットに直接響いてくるのであればなおさら…。

今、部屋には43インチ(LG社 43UN-700B)、モスクワ勤務時代に購入して仕事で利用していた34インチ(Dell ウルトラワイドU3419W)、どこでもデュアルディスプレイの環境を作れるようにと購入した15.6インチのモバイルモニター(タッチパネル)、そして今回購入した27インチのモニターがあります。メインで利用しているモニターは34インチ。初めてスイッチを入れて利用し始めたときの感動はそれは大きなものでした。しかし、今回購入したU2720Qを使ってみると、あれほどに画質が綺麗と思っていた34インチの画質も画像が荒く見えてしまう。U2720 Qの画像の密度の細かさはさらに上を言っています。それほど技術の進展は着々と進んでいるのだな、とつくづく実感しました。

今の時代、紙を利用することが減ったからこそ、モニターの重要性が高まっています。将来のモニターのあるべき形を想像すると、大きなサイズも丸めて収入ケースで持ち運びできる軽いモニター。指でサクサクっと画面をなぞればページを前後できる。モニターはタッチパネル必須。SF映画で描かれているモニターがきっと近い将来に実現する日を楽しみにしています。

Dell U2720Q

Dell公式直販 モニター 新品 U2720Q 27インチワイドモニター(4K/IPS非光沢/HDR/USB-C,HDMI,DP/回転/高さ調整/DCI-P3 95%)3年保証

さて今回購入したDell社のモニター、U2720Q。きめが細かく、それだけ画面がきれい。USB-Cケーブルで画像をモニターに映し出せると同時にパソコンへの電源供給もできるという優れモノです。パソコンについているUSB-Cが他の用途で埋まっていない限り、ケーブル一本で映像と電源をカバーできるので、ケーブル周りがだいぶスマートになります。

個人的な意見ですが、27インチというサイズはサイズと重さ、コストのバランスに優れているモニターだと思います。高さと横のバランスがちょうどよいレベル。決して満足できる大きさではないけれど、ほどよい大きさでファイルを2つ画面上に並べても両者を見比べるのに耐えうる大きさ。1つのエクセルファイルを開いて作業するのであればほとんどの場合事足ります。私としては高さはこのままで、横をもう少し広いサイズのものがあればなおよいのですが。家の中でモニターを持ち運ぶにしても適度な重さ。会社として備品を揃える時に、これ以上のサイズ、これ以上の金額のモニターを標準として準備してくれるか、というと分かりません。ロシアで勤務しているときには22インチモニターを標準としてスタッフに提供していました。後で考えたら、22インチは小さすぎたなぁ、と思っています。それが会社で提供する標準サイズであるからか、スタッフからは文句は聴きませんでしたが、コストと生産性を考えるのであれば、管理部門などの常時数値とにらめっこするスタッフにはもう少し大きなものを — 24インチか27インチ ー を検討すればよかったな、と。

Amazonで販売されているこのモニターのモデル名は”U2720QM”となっていますが、その違いをインターネット上で検索すると、「U2720Qは、Dellオフィシャルサイトで購入するモデル、U2720QMはAmazonで販売されるモデル名称。商品自体は同じで、付属するケーブルが異なるだけ」とありました。(私はDellオフィシャルサイトで購入しました。確かにDell社のマニュアルをダウンロードすると、両者の違いが説明されていました)

https://downloads.dell.com/manuals/all-products/esuprt_electronics_accessories/esuprt_electronics_accessories_monitors/dell-u2720q-monitor_user’s-guide_en-us.pdf?dgc=SM&cid=243878&lid=spr3110429999&linkId=82087367

27インチと34インチの間のサイズを私は利用したことがないのでコメントすることができないのですが、このDellの27インチのモデルを購入した一番の理由は、メインで利用している34インチワイドに1つのファイルを表示させる必要があることが多く、隣に別のファイルを並べて見比べたいことが多くなってきたからでした。かつ、34インチのモニターはあまりにも重い一方で、27インチは容易に持ち運びが可能。家の中で移動して仕事をするときにはこの27インチを一緒に移動して活用しています。ウルトラワイドなモニターの世界には34インチを通り越して、49インチという巨大なモニターがありますが(これまた私は1度も49インチの圧倒的な大きさや使い勝手を経験したことがなく、評価をできる立場にありませんが)基本的には34インチのモニター1つで十分。そして、そのサポートとして27インチを併用するセットが今の時点ではベストかな、というところで落ち着いています。

商品レビュー:Dell ドッキングステーション D6000を使ってみて / Review: Dell Docking station ”D6000”

リモートワークとなってからというもの、自宅で外付けディスプレイの接続が面倒であることから、ドッキングステーションを購入することにしました。Youtubeのレビューやインターネット検索でおすすめされている機器を検索したのですが、一体何を選んでよいのか?これが素直な印象でした。どれも良さそうに見えますし、かといって値段も随分と違います。その違いは何にあるのか…?これだ、といえるものに出会えず。最終的にはロシアでも利用していたDell製のドッキングステーションに落ち着きました。といっても、ロシアで使用していたものとは異なります。会社で使用しているDell製Latitude5300に合うドッキングステーションを探している、とのことを法人のお客様向けと書かれているDellカスタマーサポートに強引ではありますがメールをすると、大変丁寧に対応してくださいました。

Dell カスタマーサポート(購入前のお問合せ)

その問い合わの結果、紹介していただいたものがD6000です。

Dell ユニバーサルドッキング D6000

利用中の音

さて、実はD6000を購入する前に新品で以下の商品を購入しました。

このドッキングステーションに2台の外部モニターを接続しておけば、パソコンをこの製品に接続すればすぐに2台のモニターが利用可能になる。私が必要としていた機能であり、それ以外にもSDカードも読み込めて、商品スペックは決して悪いものではないのですが、電源を入れると低音で鳴り続ける電気の音が気になってしまいました。一日中使用し続けていると頭痛のもとになりかねないと判断し、返却させていただきました。私自身が音に対して敏感なほうだからこそで、もしかすると一般的には大きな問題ではないのかもしれないのですが…それに比べてこのDell製品はほとんど音がしません。商品そのものも重くはありません。それに比べて電源バッテリーは本体以上の重さがありますが、持ち運び用ではありませんので全く気にしていません。

本体の電源がない

以前に利用していたドッキングステーションには電源オン/オフのスイッチがあったのですが、D6000にはありません。コンセントを差し込むと通電し、使用しないときにはコンセントからプラグを抜くか、私は使っている延長コードに付属している電源スイッチをオフにしています。

利用方法

ラップトップにはUSBのType-C一本で接続。HDMIで一つ、デジタルポートでもう一つ、計2つの外付けディスプレイに接続して利用しています。モニターはDellのU3419W 34インチのワイドディスプレイとLGの43インチ4Kディスプレイ、43UN700-Bの二つです。両方ともそれなりに大きく、二つを同時に利用する、というよりも細かい数値を扱うエクセルファイル内の数値チェックのために俯瞰的にファイルをみるときには43インチを、メインで常時利用するのは34インチモニター。そんな風に使い分ける形になりつつあります。

率直に言えば、ドッキングステーションは安定的に、静かに作動し、自分で必要とするものが付いていればよし。「きっと将来これも、あれも必要となるかもしれない」といって不要にたくさんの機能が付いたものを購入する必要はないのだろうな、という感想を持っています。Youtubeでお勧めされているドッキングステーションはその多くがAppleユーザー向けが多い印象を持ちました。ただ、我々のような会社員はほとんどがWindowsのパソコンを利用していて、Youtubeで勧められるものは使えるとしても決してベストな選択ではないのかもしれません。

商品の紹介はDellウェブサイトで見ることができます。購入前に手間であってもカスタマーサポートに質問して信頼のできる回答を得ること。それが結果的には正解へたどり着く最短距離だと考えています。

https://www.dell.com/ja-jp/work/shop/dell-universal-dock-d6000/apd/452-bczd/pc%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%BC

レビュー其の二:43インチのパソコン用モニターを利用してみて(LGエレクトロニクス43UN700-B) / Product Review part2 : LG 43UN700-B

しばらくカラーボックスの上に置いて使用していたLG43インチのパソコン用モニター、43UN700-B。現在このような形となりました。 

43インチのモニターを使用してみての感想は机に置いて目の前に置いて利用するには圧迫感があります。画面の端から端まで見渡すには首を動かす頻度大きく見上げることが多く疲れてしまいました。 そんなわけで考えた解決策がこのキャスター付モニタースタンドを利用することです。 これならば、自分の好きな距離にモニターを置くことも可能で、(机の大きさに依りますが) 圧迫されすぎることも、距離がはなれすぎることも避けられます。 

Amazon Basics TV Trolley for 24 – 43″ TVs with Swivel Feature, Black

このモニター、LG43UN700-Bの背面は、スタンドとの接続部が凹んでいます。この点に要注意です。多くのTV用モニタースタンドは、背面が平面となっているテレビを想定した作りとなっているために購入を断念しました。探しても探しても適当なモニタースタンドがなかなか見つからず。いくつかのウェブサイトを確認し、商品取扱い店に質問して、この背面が凹んだモニターに取り付けられるスタンドはあるか、確認しましたが納得のゆく回答を得られず…「恐らくダメでしょう。」という答え。それ以上いくらインターネットで検索しても分からなかったので、Amazon.comのサイトで見つけた上記のスタンドはきっとサイズが合うのでは、と勝手に判断し購入。中国製のスタンドがアメリカのアマゾンへ行き、私の注文から数週間でようやく隣国の日本へやってきました。段ボールを開けてスタンドを見た時にはワクワク。すぐにモニターとセットアップ。結果は、 合いませんでした…。 

モニター背面と接続する四角い鉄板部分の周辺をカットしなければモニター背面のくぼみに合わないことが分かりました。どうしたものか考えた挙句、近隣の鉄工所に加工を依頼することに。個人の依頼を一点ものから受け付けてくれる鉄工所を見つけ見積を依頼。持参して見てもらうと約1万円で加工が可能です、とのこと。約1週間でこのように綺麗に加工をしていただきました。今度はぴったりと合いました。

さて、モニタースタンドの組立を30分ほどで完成。 このモニターを利用するにあたって大切なのは、画面の中心に自分の視点がくること、より厳密に言うと、視点が画面中心よりも少し上に来るようにする  ー 首を上に向ける動きよりも視点を下に動かすほうが楽ですので上への動きを少なくするために — こうすると一層利用しやすいものだと感じています。 

このモニターの一番のメリットはやはり画面がでかく、画質が綺麗なこと。文字の表示サイズが小さくても解像度が高いので見やすい。特に多くの数値を取り扱い縦横に長いテーブルのエクセルファイルを取り扱う管理業務のスタッフにとっては、一つの画面に、これまではスクロールしなければ見れなかった全体像を画面上に全て表示できること、その素晴らしさは本製品を利用して感じるメリットです。 

モニター27インチのものを2枚横に並べて使用することも考えたのですが、実際にロシアで勤務している時に使ってみたところ、大き目のモニター2つを利用するならば、大きな1枚のモニターを利用するほうがよい、という結論に至っています。 

このサイズであれば、少人数の会議での共有モニターとして資料を映し出す役割を十分果たす大きさです、まして、個人で家で利用する目的であれば、特にエクセルを利用する際には強みを発揮してくれます。ただ、画面が平面であるために、光の加減で画面の端が影のようになってしまい見えづらい、という点を感じています。 この大きさのモニターをメインの外部ディスプレイとして常時利用する、というよりも、入り組んだエクセルファイルデータを作成・検証する際、会議で画面共有して映し出されるパワーポイントの資料をこの大きな画面で眺める。そんな用途で利用するのがよいのではないでしょうか、そんな感想を持っています。

LG43inchモニター 43UN700-Bのスペック詳細 

https://www.lg.com/jp/monitor/lg-43UN700T-B

駐在員の課題:ITへの共感・理解不足の解消 / Issues for expatriates: lack of sympathy and understanding of IT

一般的に、モスクワにオフィスを構える日系企業の大半は小規模であり、そこに派遣されてくる大半の駐在員は営業系の方がほとんどです。7年間の駐在生活の経験から感じることは、全体的にITに関する関心そのものが高くなく、そこにコミュニケーション言語である英語の問題も加わって、ITに関する理解不足が顕著である、そんな現実が多くみられるのではないかと思っています。 

 英語力の無さは現地スタッフとのコミュニケーション不足につながりますが、英語力に関しては、英語スキルそのものが低い、というのではなくて自らの意見を発信する力の問題だ、というのが私の意見です。英語で何かを発言する前の問題として、日本の会社では自分の意見を(言葉を選びつつも)はっきりと発言する場が少なく、間接的な表現が多かったがゆえに、ロシア人相手に物事を伝える際に直接的に物事を伝えてゆく方法に慣れることに時間を要するのではないかと。これは自分自身がそうであったために他の方々も同じ経験をされているのではないか、という推測も入っています。 

 ITに関してはこんな記事がありました。

モスクワの中小規模の日系企業に、この内容はピッタリと当てはまるではないか、と読んでいて感じました。すべて上手くいっていることが当たり前と判断されがちなIT。私も専門家ではないので実体験としてどれだけITの仕事が大変か、これを語ることは残念ながらできません。ただ、ITスタッフは全てにおいて何をやっているのか分かりづらい、インターネットが常に問題なく繋がり、ウィルスの問題や社内サーバーへの接続トラブルが何も起こらないのが当たり前、だからITスタッフはそもそもアウトソーススタッフに置き換えても何ら問題がない、という考えに至る危険もあります。 

実際、すべての業務がITに関わっている今、ますますITの重要性が叫ばれている今、会社のマネジメントクラスはITの勉強に割く時間を増やす必要があります…が、その割に勉強していない人が多い? 気も。また、個人情報や会社の機密情報にアクセスできるのもIT スタッフ。そうであれば信頼のできるスタッフをIT部門に据えておく必要がある。だからこそ高い給料を払うべきか、いや小規模の会社ではお互いの給与情報もボーナス金額もすぐに知れ渡ってしまう。そうなるとITスタッフだけ待遇を変えることは難しい(駐在員のITに関する知識レベルの問題だけではなく、ロシア人マネジャーの中でもITの重要性への共感度合は明らかに低い、というのが私の経験上の判断です)。他のスタッフとの給与のバランスを考えると給与は高くできない、であれば、国際会議への積極的な派遣など ー ITの分野は国境を越えてグローバルに共通の土台で会話するのに最も早い特性も踏まえて ― 本社の協力も得て別のモチベーションを用意するのか…悩ましい課題が尽きません。 

 会社で利用するノートパソコンの標準モデルの決定。それを選択するだけでも、訳の分からない大量のアルファベットや数字が並んだスペック情報を確認して最終的にこれだ、とたどり着く。 オフィス内でインターネット接続を無線LANとすることになった場合には、何冊にもわたる幅が3,4cmありそうな複雑なことが記載された技術書を読み込んで業者とやり取りをする。その大変さを知らないスタッフは週明けに出社したら何事もなかったかのように、サッとWifiの使用を開始する…。IT分野で働く人は目に見えた評価を周りから得ないとしてもモチベーションを失わない、黙々と自分の仕事をこなせる人が相応しいのかもしれませんね。

私自身、全くITのことを無知のまま駐在し、ITスタッフとの会話を通しておぼろげながらにその大変さを学び、その仕事の重要性を認識するようになり、そしてITの楽しさと可能性の広さにワクワクしている一人です。だからこそ、ITのことを全く人任せにしている人や、何か問題があれば自分で調べること無しにすぐにITスタッフを読んで解決してもらう姿勢の人を見ると、もったいない…そう思うばかりです。

日経XTECH(クロステック)ー おすすめです 

日々勉強中で、毎日知らないことばかりに遭遇していますが、お勧めはこの日経XTECH(クロステック)。

https://xtech.nikkei.com/top/it/

ここに載っている情報をすべて読むことはとてもじゃないけど無理としても、気になる情報を日々目を通すだけでも世の中のITの流れや、訳が分からないけれども何だか今熱い技術のことが目に入ってきて、ITスタッフの抱えている目につきにくい業務の奥深さや、ひたすら勉強をし続けなければならないことへの理解、そんなことに役立っているのではないかと思っています。 また、「建築」「土木」といった全く接点の無い分野の記事を読むときに、自分自身の管理業務のマネジメントにも生きてくる通ずるものを発見できることが面白く、興味深いものです。