モバイルモニター(UNIQ UQ-PM15FHD モバイル液晶モニター プロメテウスモニター タッチパネル機能付)、おすすめです

家でモバイルモニターを利用しているところ。家の中でもかんたんに第二、第三の仕事場を作れます。ぜひお試しあれ。

今、使用しているモバイルモニターはUNIQ社の15.6インチモニター、UQ-PM15FHD。サイズは決して大きくないのですが重宝しています。モニター用途の一つの重要性は、通常デスクに置く大き目のモニターでエクセルを操作するだけでなく、手元に置き、ノートをめくる感覚で資料をスクロールできること。この点で、モバイルモニターは電源をPCから取るのでケーブル一本だけで済むこと。製品自体も決して重くはないので持ち運びが容易であること。カフェや外でパソコン操作する時にもかさばらずに持って行って利用できます。家の中でも、メインの仕事部屋以外でパソコンをいじっていて外付けモニターが欲しいな、というちょっとした時。このモニターをUSB-Cケーブル一本でつなげると、そこに仕事場が生まれます。

製品スペックの詳細についてはこちら

家では他に大きなモニターも利用していますが、このモニターの使用頻度は高く、とりわけ気に入っています。

この会社のオンラインショップを見ると、ユニークな商品を取り扱っていました。こんなものがあったらいいな、というものがさらにこれからも世に出てくることが楽しみです。

モスクワで勤務していた時には、タッチパネル機能が無いモバイルモニターを購入し、オフィス内で場所を変えながらパソコンと一緒に持ち運んでいました。タッチパネル機能を必要とするかは人に依るものと思います。実際のところ、私の意見ではタッチパネル機能ががあるからこそモバイルモニターの良さが生きるのかな、と感じています。手元で自由に動かせる。ウェブサイトも上下に手で自由にスクロールできる。メールもマウスを使わずにササっとと過去のメールをスクロールできる、便利です。この手元でのノートや本のような操作感覚でモニターを使う、これがポイントです。

この商品の後にも良い商品が次から次へと発売されていますし、他社製品と複数のモバイルモニターを比較したわけではないため、この商品がベストです、と断言することはできませんが、使用してきた経験に基づけばこのモバイルモニターはおすすめできます。画素数も高く、ウェブサイト閲覧やメール、エクセル、ワードといった、仕事で使用するアプリケーションの利用などには十分の機能を持っています。

タッチパネルの有無は人によって重要ではないと思うのですが、モバイルモニターに関わらず、私自身にとってはタッチパネルの機能は重要です。ノートに代わるものであるPCを少しでも直感的に利用するために自分の感覚で画面操作ができ、マウスのカーソルがどこに行ってしまったか分からない時には画面をタッチすればひとまずそこにカーソルが戻ってくる。思うように画面の大きさを拡大・縮小できる。キーボードでの操作もできるし、空いている手でも操作が可能。今のところ個人用として愛用しているMicrosoft社のSurfaceシリーズの画面の綺麗さ、タッチパネル機能を越える他社製品に出会ったことがないのですが、次回の買い替えの時には内を選択するか、今では選択肢も多くなっており楽しみです。

IT機器はYoutubeでも多くの方々がそれぞれの観点でお勧めの商品を勧めていますが、まずは自分のIT機器の活用方法を整理して、自分にとって大切なものはなにか?この点を明確にすることが大切だと感じます。人の意見に流されずに自分にはどんな機能があったら嬉しいだろうか、どのように活用したいか、この点をよく吟味したうえで、相応しいものを選ぶ。どんなに大勢の人が勧めているからといっても、必要のない全く使用しない機能だらけの機器を購入するのは何だかもったいない気がします。また、個人用のパソコンは会社支給のパソコンとは違って自分で選べるもの。所有していて、見ていて、実際に使っていてワクワクする — そんなデザインの部分もけっこう重要だったり。そんなわけで、私自身はデザインも素敵で、タッチパネル機能付きのこのモバイルモニターに買い替えて正解でした。

商品レビュー:Dell ウルトラシャープな27インチモニター、U2720Q を購入して使ってみてすっかり気に入った / Review: Dell UltraSharp Monitor U2720Q

テレワーク。決して広くはない家ですが、家の中で部屋と場所を移動しながら仕事をしています。同じ部屋でも座る椅子や向きを変えるだけでも多少雰囲気が変わります。仕事用の机を置いている部屋は日当たりが悪く、太陽の陽が入ってきません。冬場はこの部屋にいると体の芯から冷え切ってしまいそうな。でも、夏場はこの部屋の湿度がぐっと下がり快適なので、逆にこの部屋にこもって仕事をする時間が多くなります。去年は引っ越してきて、エアコンが無い期間の辛さはモスクワ生活では経験したことのない、久々の日本の湿度を思い出させるうなだれる夏となりました。冬のモスクワでのアパートメント生活がどれほど快適であったか…冬でも部屋の中ではTシャツ一枚で、シャワーを浴びるにも全くもって快適に寒さも感じることなく過ごしていた、というと同僚は驚いています。

モニターはパソコンと同じくらいにこだわるべきものだろう、と思います。管理部門で働くならば絶対に、それ以外の部門でもエクセル、パワーポイントなどの資料、OutlookのEメール、検索をするブラウザを開いて作業するにはモバイルノートパソコンのディスプレイだけでは苦しいものがあります。サイズはオフィスでも利用していた同じサイズで良いのか、あるいは自分の業務内容を考えたうえでそれなりのものを揃えるのか、よく吟味することが必要です。家で勤務する時間がオフィスでの時間より増えているのであれば、それだけ家の仕事環境を整えることが自分自身の仕事のアウトプットに直接響いてくるのであればなおさら…。

今、部屋には43インチ(LG社 43UN-700B)、モスクワ勤務時代に購入して仕事で利用していた34インチ(Dell ウルトラワイドU3419W)、どこでもデュアルディスプレイの環境を作れるようにと購入した15.6インチのモバイルモニター(タッチパネル)、そして今回購入した27インチのモニターがあります。メインで利用しているモニターは34インチ。初めてスイッチを入れて利用し始めたときの感動はそれは大きなものでした。しかし、今回購入したU2720Qを使ってみると、あれほどに画質が綺麗と思っていた34インチの画質も画像が荒く見えてしまう。U2720 Qの画像の密度の細かさはさらに上を言っています。それほど技術の進展は着々と進んでいるのだな、とつくづく実感しました。

今の時代、紙を利用することが減ったからこそ、モニターの重要性が高まっています。将来のモニターのあるべき形を想像すると、大きなサイズも丸めて収入ケースで持ち運びできる軽いモニター。指でサクサクっと画面をなぞればページを前後できる。モニターはタッチパネル必須。SF映画で描かれているモニターがきっと近い将来に実現する日を楽しみにしています。

Dell U2720Q

さて今回購入したDell社のモニター、U2720Q。きめが細かく、それだけ画面がきれい。USB-Cケーブルで画像をモニターに映し出せると同時にパソコンへの電源供給もできるという優れモノです。パソコンについているUSB-Cが他の用途で埋まっていない限り、ケーブル一本で映像と電源をカバーできるので、ケーブル周りがだいぶスマートになります。

個人的な意見ですが、27インチというサイズはサイズと重さ、コストのバランスに優れているモニターだと思います。高さと横のバランスがちょうどよいレベル。決して満足できる大きさではないけれど、ほどよい大きさでファイルを2つ画面上に並べても両者を見比べるのに耐えうる大きさ。1つのエクセルファイルを開いて作業するのであればほとんどの場合事足ります。私としては高さはこのままで、横をもう少し広いサイズのものがあればなおよいのですが。家の中でモニターを持ち運ぶにしても適度な重さ。会社として備品を揃える時に、これ以上のサイズ、これ以上の金額のモニターを標準として準備してくれるか、というと分かりません。ロシアで勤務しているときには22インチモニターを標準としてスタッフに提供していました。後で考えたら、22インチは小さすぎたなぁ、と思っています。それが会社で提供する標準サイズであるからか、スタッフからは文句は聴きませんでしたが、コストと生産性を考えるのであれば、管理部門などの常時数値とにらめっこするスタッフにはもう少し大きなものを — 24インチか27インチ ー を検討すればよかったな、と。

Amazonで販売されているこのモニターのモデル名は”U2720QM”となっていますが、その違いをインターネット上で検索すると、「U2720Qは、Dellオフィシャルサイトで購入するモデル、U2720QMはAmazonで販売されるモデル名称。商品自体は同じで、付属するケーブルが異なるだけ」とありました。(私はDellオフィシャルサイトで購入しました。確かにDell社のマニュアルをダウンロードすると、両者の違いが説明されていました)

https://downloads.dell.com/manuals/all-products/esuprt_electronics_accessories/esuprt_electronics_accessories_monitors/dell-u2720q-monitor_user’s-guide_en-us.pdf?dgc=SM&cid=243878&lid=spr3110429999&linkId=82087367

27インチと34インチの間のサイズを私は利用したことがないのでコメントすることができないのですが、このDellの27インチのモデルを購入した一番の理由は、メインで利用している34インチワイドに1つのファイルを表示させる必要があることが多く、隣に別のファイルを並べて見比べたいことが多くなってきたからでした。かつ、34インチのモニターはあまりにも重い一方で、27インチは容易に持ち運びが可能。家の中で移動して仕事をするときにはこの27インチを一緒に移動して活用しています。ウルトラワイドなモニターの世界には34インチを通り越して、49インチという巨大なモニターがありますが(これまた私は1度も49インチの圧倒的な大きさや使い勝手を経験したことがなく、評価をできる立場にありませんが)基本的には34インチのモニター1つで十分。そして、そのサポートとして27インチを併用するセットが今の時点ではベストかな、というところで落ち着いています。

商品レビュー:Dell ドッキングステーション D6000を使ってみて / Review: Dell Docking station ”D6000”

リモートワークとなってからというもの、自宅で外付けディスプレイの接続が面倒であることから、ドッキングステーションを購入することにしました。Youtubeのレビューやインターネット検索でおすすめされている機器を検索したのですが、一体何を選んでよいのか?これが素直な印象でした。どれも良さそうに見えますし、かといって値段も随分と違います。その違いは何にあるのか…?これだ、といえるものに出会えず。最終的にはロシアでも利用していたDell製のドッキングステーションに落ち着きました。といっても、ロシアで使用していたものとは異なります。会社で使用しているDell製Latitude5300に合うドッキングステーションを探している、とのことを法人のお客様向けと書かれているDellカスタマーサポートに強引ではありますがメールをすると、大変丁寧に対応してくださいました。

Dell カスタマーサポート(購入前のお問合せ)

その問い合わの結果、紹介していただいたものがD6000です。

Dell ユニバーサルドッキング D6000

利用中の音

さて、実はD6000を購入する前に新品で以下の商品を購入しました。

このドッキングステーションに2台の外部モニターを接続しておけば、パソコンをこの製品に接続すればすぐに2台のモニターが利用可能になる。私が必要としていた機能であり、それ以外にもSDカードも読み込めて、商品スペックは決して悪いものではないのですが、電源を入れると低音で鳴り続ける電気の音が気になってしまいました。一日中使用し続けていると頭痛のもとになりかねないと判断し、返却させていただきました。私自身が音に対して敏感なほうだからこそで、もしかすると一般的には大きな問題ではないのかもしれないのですが…それに比べてこのDell製品はほとんど音がしません。商品そのものも重くはありません。それに比べて電源バッテリーは本体以上の重さがありますが、持ち運び用ではありませんので全く気にしていません。

本体の電源がない

以前に利用していたドッキングステーションには電源オン/オフのスイッチがあったのですが、D6000にはありません。コンセントを差し込むと通電し、使用しないときにはコンセントからプラグを抜くか、私は使っている延長コードに付属している電源スイッチをオフにしています。

利用方法

ラップトップにはUSBのType-C一本で接続。HDMIで一つ、デジタルポートでもう一つ、計2つの外付けディスプレイに接続して利用しています。モニターはDellのU3419W 34インチのワイドディスプレイとLGの43インチ4Kディスプレイ、43UN700-Bの二つです。両方ともそれなりに大きく、二つを同時に利用する、というよりも細かい数値を扱うエクセルファイル内の数値チェックのために俯瞰的にファイルをみるときには43インチを、メインで常時利用するのは34インチモニター。そんな風に使い分ける形になりつつあります。

率直に言えば、ドッキングステーションは安定的に、静かに作動し、自分で必要とするものが付いていればよし。「きっと将来これも、あれも必要となるかもしれない」といって不要にたくさんの機能が付いたものを購入する必要はないのだろうな、という感想を持っています。Youtubeでお勧めされているドッキングステーションはその多くがAppleユーザー向けが多い印象を持ちました。ただ、我々のような会社員はほとんどがWindowsのパソコンを利用していて、Youtubeで勧められるものは使えるとしても決してベストな選択ではないのかもしれません。

商品の紹介はDellウェブサイトで見ることができます。購入前に手間であってもカスタマーサポートに質問して信頼のできる回答を得ること。それが結果的には正解へたどり着く最短距離だと考えています。

https://www.dell.com/ja-jp/work/shop/dell-universal-dock-d6000/apd/452-bczd/pc%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%BC

レビュー其の二:43インチのパソコン用モニターを利用してみて(LGエレクトロニクス43UN700-B) / Product Review part2 : LG 43UN700-B

しばらくカラーボックスの上に置いて使用していたLG43インチのパソコン用モニター、43UN700-B。現在このような形となりました。 

43インチのモニターを使用してみての感想は机に置いて目の前に置いて利用するには圧迫感があります。画面の端から端まで見渡すには首を動かす頻度大きく見上げることが多く疲れてしまいました。 そんなわけで考えた解決策がこのキャスター付モニタースタンドを利用することです。 これならば、自分の好きな距離にモニターを置くことも可能で、(机の大きさに依りますが) 圧迫されすぎることも、距離がはなれすぎることも避けられます。 

Amazon Basics TV Trolley for 24 – 43″ TVs with Swivel Feature, Black

このモニター、LG43UN700-Bの背面は、スタンドとの接続部が凹んでいます。この点に要注意です。多くのTV用モニタースタンドは、背面が平面となっているテレビを想定した作りとなっているために購入を断念しました。探しても探しても適当なモニタースタンドがなかなか見つからず。いくつかのウェブサイトを確認し、商品取扱い店に質問して、この背面が凹んだモニターに取り付けられるスタンドはあるか、確認しましたが納得のゆく回答を得られず…「恐らくダメでしょう。」という答え。それ以上いくらインターネットで検索しても分からなかったので、Amazon.comのサイトで見つけた上記のスタンドはきっとサイズが合うのでは、と勝手に判断し購入。中国製のスタンドがアメリカのアマゾンへ行き、私の注文から数週間でようやく隣国の日本へやってきました。段ボールを開けてスタンドを見た時にはワクワク。すぐにモニターとセットアップ。結果は、 合いませんでした…。 

モニター背面と接続する四角い鉄板部分の周辺をカットしなければモニター背面のくぼみに合わないことが分かりました。どうしたものか考えた挙句、近隣の鉄工所に加工を依頼することに。個人の依頼を一点ものから受け付けてくれる鉄工所を見つけ見積を依頼。持参して見てもらうと約1万円で加工が可能です、とのこと。約1週間でこのように綺麗に加工をしていただきました。今度はぴったりと合いました。

さて、モニタースタンドの組立を30分ほどで完成。 このモニターを利用するにあたって大切なのは、画面の中心に自分の視点がくること、より厳密に言うと、視点が画面中心よりも少し上に来るようにする  ー 首を上に向ける動きよりも視点を下に動かすほうが楽ですので上への動きを少なくするために — こうすると一層利用しやすいものだと感じています。 

このモニターの一番のメリットはやはり画面がでかく、画質が綺麗なこと。文字の表示サイズが小さくても解像度が高いので見やすい。特に多くの数値を取り扱い縦横に長いテーブルのエクセルファイルを取り扱う管理業務のスタッフにとっては、一つの画面に、これまではスクロールしなければ見れなかった全体像を画面上に全て表示できること、その素晴らしさは本製品を利用して感じるメリットです。 

モニター27インチのものを2枚横に並べて使用することも考えたのですが、実際にロシアで勤務している時に使ってみたところ、大き目のモニター2つを利用するならば、大きな1枚のモニターを利用するほうがよい、という結論に至っています。 

このサイズであれば、少人数の会議での共有モニターとして資料を映し出す役割を十分果たす大きさです、まして、個人で家で利用する目的であれば、特にエクセルを利用する際には強みを発揮してくれます。ただ、画面が平面であるために、光の加減で画面の端が影のようになってしまい見えづらい、という点を感じています。 この大きさのモニターをメインの外部ディスプレイとして常時利用する、というよりも、入り組んだエクセルファイルデータを作成・検証する際、会議で画面共有して映し出されるパワーポイントの資料をこの大きな画面で眺める。そんな用途で利用するのがよいのではないでしょうか、そんな感想を持っています。

LG43inchモニター 43UN700-Bのスペック詳細 

https://www.lg.com/jp/monitor/lg-43UN700T-B

駐在員の課題:ITへの共感・理解不足の解消 / Issues for expatriates: lack of sympathy and understanding of IT

一般的に、モスクワにオフィスを構える日系企業の大半は小規模であり、そこに派遣されてくる大半の駐在員は営業系の方がほとんどです。7年間の駐在生活の経験から感じることは、全体的にITに関する関心そのものが高くなく、そこにコミュニケーション言語である英語の問題も加わって、ITに関する理解不足が顕著である、そんな現実が多くみられるのではないかと思っています。 

 英語力の無さは現地スタッフとのコミュニケーション不足につながりますが、英語力に関しては、英語スキルそのものが低い、というのではなくて自らの意見を発信する力の問題だ、というのが私の意見です。英語で何かを発言する前の問題として、日本の会社では自分の意見を(言葉を選びつつも)はっきりと発言する場が少なく、間接的な表現が多かったがゆえに、ロシア人相手に物事を伝える際に直接的に物事を伝えてゆく方法に慣れることに時間を要するのではないかと。これは自分自身がそうであったために他の方々も同じ経験をされているのではないか、という推測も入っています。 

 ITに関してはこんな記事がありました。

モスクワの中小規模の日系企業に、この内容はピッタリと当てはまるではないか、と読んでいて感じました。すべて上手くいっていることが当たり前と判断されがちなIT。私も専門家ではないので実体験としてどれだけITの仕事が大変か、これを語ることは残念ながらできません。ただ、ITスタッフは全てにおいて何をやっているのか分かりづらい、インターネットが常に問題なく繋がり、ウィルスの問題や社内サーバーへの接続トラブルが何も起こらないのが当たり前、だからITスタッフはそもそもアウトソーススタッフに置き換えても何ら問題がない、という考えに至る危険もあります。 

実際、すべての業務がITに関わっている今、ますますITの重要性が叫ばれている今、会社のマネジメントクラスはITの勉強に割く時間を増やす必要があります…が、その割に勉強していない人が多い? 気も。また、個人情報や会社の機密情報にアクセスできるのもIT スタッフ。そうであれば信頼のできるスタッフをIT部門に据えておく必要がある。だからこそ高い給料を払うべきか、いや小規模の会社ではお互いの給与情報もボーナス金額もすぐに知れ渡ってしまう。そうなるとITスタッフだけ待遇を変えることは難しい(駐在員のITに関する知識レベルの問題だけではなく、ロシア人マネジャーの中でもITの重要性への共感度合は明らかに低い、というのが私の経験上の判断です)。他のスタッフとの給与のバランスを考えると給与は高くできない、であれば、国際会議への積極的な派遣など ー ITの分野は国境を越えてグローバルに共通の土台で会話するのに最も早い特性も踏まえて ― 本社の協力も得て別のモチベーションを用意するのか…悩ましい課題が尽きません。 

 会社で利用するノートパソコンの標準モデルの決定。それを選択するだけでも、訳の分からない大量のアルファベットや数字が並んだスペック情報を確認して最終的にこれだ、とたどり着く。 オフィス内でインターネット接続を無線LANとすることになった場合には、何冊にもわたる幅が3,4cmありそうな複雑なことが記載された技術書を読み込んで業者とやり取りをする。その大変さを知らないスタッフは週明けに出社したら何事もなかったかのように、サッとWifiの使用を開始する…。IT分野で働く人は目に見えた評価を周りから得ないとしてもモチベーションを失わない、黙々と自分の仕事をこなせる人が相応しいのかもしれませんね。

私自身、全くITのことを無知のまま駐在し、ITスタッフとの会話を通しておぼろげながらにその大変さを学び、その仕事の重要性を認識するようになり、そしてITの楽しさと可能性の広さにワクワクしている一人です。だからこそ、ITのことを全く人任せにしている人や、何か問題があれば自分で調べること無しにすぐにITスタッフを読んで解決してもらう姿勢の人を見ると、もったいない…そう思うばかりです。

日経XTECH(クロステック)ー おすすめです 

日々勉強中で、毎日知らないことばかりに遭遇していますが、お勧めはこの日経XTECH(クロステック)。

https://xtech.nikkei.com/top/it/

ここに載っている情報をすべて読むことはとてもじゃないけど無理としても、気になる情報を日々目を通すだけでも世の中のITの流れや、訳が分からないけれども何だか今熱い技術のことが目に入ってきて、ITスタッフの抱えている目につきにくい業務の奥深さや、ひたすら勉強をし続けなければならないことへの理解、そんなことに役立っているのではないかと思っています。 また、「建築」「土木」といった全く接点の無い分野の記事を読むときに、自分自身の管理業務のマネジメントにも生きてくる通ずるものを発見できることが面白く、興味深いものです。
 
 

レビュー:43インチのパソコン用モニターを購入しました(LG43UN700-B) / Product Review: LG 43UN700-B

日本に帰国してから、以前より気になっていた43インチのパソコンモニターをついに購入しました。モスクワで勤務していた間、Dell34インチのワイド型モニターを使用していたものの、もう一回り大きいものが欲しいと思うようになりました。現在、主な荷物は未だ日本に届かず船で送った荷物たちが届くのを待っています。現在はテレワークもあり、自宅のIT環境を整えるべく、その一環として気になっていた43インチを購入しました。モスクワにいる間に調べてゆくうちに43インチ型のモニターがあると知り、いつか試したいと思っていたものがついに実現。

Amazon: https://amzn.to/37ldbnL

購入したサイトhttps://shop.tsukumo.co.jp/goods/0401129676013/

私用のパソコンをTsukumo製を利用していることもあり、たまたまたどり着いたこのウェブサイトですが、プライベート用としても利用しているTsukumo社の公式オンラインショップということで安心して購入。このモニターを購入した時にトラブルがあり、私は偶然に見つけたTsukumo社のサイトから購入しましたが、基本的にどのお店で購入しても同じものだと思います。私の経験からすれば、電化製品は新品を購入することが結果的に正解ではないかと。帰国して幾つか購入した中古品の電化製品がありましたが、返品が続いたことがあり時間と労力の消費となったことが教訓となっています。

さて、このモニターについてはYou tubeを見ても、43インチ型のモニターに関して情報が少なく、購入前から得られる情報が少なかったことは不安を感じつつ購入。結論として、資料の全体像を把握すること、リモートワークで資料を共有して会議する場面では有効です。他方で、エクセルで細かい作業を行う場合を想定すると43インチモニターは決して使いやすいものではない、日常の作業用としては、27インチ~34インチ程度の大きさが適切な大きさなのではないかと感じています。

良い点

・画面が大きいので全体像をつかみやすい。Teamsで会議をするときに映し出される資料が見やすいことは購入してよかったと感じる大きなポイントです

・スピーカーの音声の質が高い。Youtubeも大きな画面と高音質で楽しめます。

・画質は画面の肌理が細かくてきれいに見える

・リモコンが付いていて操作しやるい

悪い点

・画面が大きく、画面も平面のため、画面の端に広がるファイルの中身確認に苦労する(視線を端から端に移すために首を動かす頻度が高くなります)

・上記ともつながりますが、モニターの適切な設置場所に困ります。通常の机の上に置く場合、使いにくいのではと思われます。今はキャスター付きの棚の上に置いて、用途に応じて向きを変えたり、近づけたり遠ざけたり、そんな風に使用しています

・私の仕事用パソコンのスペックの問題かもしれませんが、43インチのモニターにつなげて仕事をすると、エクセルの動きが遅くなり場合によっては勝手に落ちてしまうことも。画面が大きすぎてデータ処理に負担が生じている、なんてことがあるのでしょうか

今は、メインの仕事部屋とは別の部屋にこのモニターを置き、在宅勤務の時には頭を切り替えるタイミングでこのモニターを接続して仕事を数時間行う。そして再びメインの仕事場で別の作業を行う。そんな利用方法に落ち着いています。一人で在宅勤務をする上で決してなくてはならないお勧めのモニターであるか、と聞かれると、そんなことはないですよ、という答えになりますが、用途によっては1台あれば有効活用できる。そんなモニターです。

[仕事道具] TSUKUMO Laptop N1420Kを購入してみました / job tool Laptop TSUKUMO Laptop N1420K

2020年の年始、日本に一時帰国の折に新橋近辺の電化製品店をうろうろする中でノートパソコン、TSUKUMO社のLAPTOP N1420Kを見つけて購入しました。地下鉄とJRの乗換えのために降り立った新橋駅近辺を歩いていてたまたま見つけたヤマダ電機の最上階にTSUKUMOのお店はありました。

そのお店に入ってみると、ビックカメラやヨドバシカメラのパソコン売り場とはなんだか雰囲気が違う。よくよく見ると、日本のLaptopメーカー、TSUKUMOというパソコンブランドでヤマダ電機のグループ会社となっているようです。

なお、私はパソコンは決して詳しくなく、今回の購入のためにひたすらYoutubeをチェックして勉強を開始したばかりです。ロシアでの日常業務のために会社のパソコンとは別に持ち運びが容易なタッチパネル付きのパソコンを探していました。

タッチパネルは果たして必要なのか?

これは人によって異なりますが、私は非常に重視しています。昔、2 in 1型で画面を360度回転もできてタブレットとしても使えるノートパソコンを購入しましたが、結局一度としてタブレットとしての使い方はしませんでした。仕事の内容からそのような必要もなく、何でも一つで兼ねるのがよいことではないなと。

タッチパネルの良さは、自分の感覚でウェブサイトのブラウザを自由に上下に動かしたり拡大、縮小できること。エクセルファイルで必要なセルに直感的に手で移動できること。片手を手にキーボードに置いて、反対の手で画面を操作する。この両手の作業がしっくりきています。ipadでは仕事で必要なパソコン業務には至らない。それでもあのipadでのタッチ感とスピードで仕事がしたい。そんなイメージです。

タッチパネルといってもパソコンメーカーによって画面の反応が違います。少し遅れて動き出す、あるいは直感的に動いてくれるか、この差は大きいです。限られた選択肢と時間の中で考えた結果、MicrosoftのSurface laptopを買おうと決めました。金額が高く、仕事で使用するには周辺機器接続用のポートが少ないといったマイナス要素がありますが、それでも、あの画面の綺麗さとタッチパネルが指の動きに合わせて動く反応の良さは他社製品よりも上をゆくもの。

「これください」

「お客さん、これは受注生産で、今日は注文をいただいても入荷はお待ちいただくことになります」えっ…?そんな…確か昔そんなことはなかったのでは…「昔はお店も在庫を持っていて購入することができたかもしれませんが、今ではこれほどのハイスペックになるとお店も在庫を持つことはなく、店頭にある製品もMicrosoftから提供される店頭用の品物です。注文いただいた商品は受注生産になってしまうんです」とのことでした。

タッチパネルだけは絶対に譲れず、あの直感的にぴったりくる操作感を得るためにでかけたのだが、ロシアへのフライトは明後日。もう今日しか購入できるチャンスはない。はあ…これでパソコン購入のチャンスを逃してしまったら次にパソコン購入ができるのはもう当分ない。悩んでいると、
「お客さん、うちのパソコンはどうですかね」と言われてどれどれと見て、試してみました。初めて見た感想はなんとも言えなくよい感じ。あれっ結構よいぞ。金額も税抜きで10万円しません。私は免税で購入ができることもありお買い得です。これを2台購入してもSurface1台の値段にもたどり着きません、おつりがきます。エクセルがどんな感じか?ウェブサイトはどんな風に映るのか気になったので見たいのですが、というとMicrosoftアプリケーションが入っていない、インターネットに接続されていない、とのことで確認ができなかったのは残念ですが、見た目、キーボードのタッチ感も決して悪くありません。

TSUKUMO、という名前は全く知りもしませんでした。
「色々なパソコンメーカーがある中で御社のパソコンの売りを一言でいうと何ですか?」と尋ねたところ、

「うちの商品はコストパフォーマンスが高いことです」とのことでした。今はどのパソコンも中身はほとんど同じものが入っているようです。あとは違いを生み出すとすれば、外のデザインや耐久性、軽さキーボードのタッチ感など。そこにお客さんがどれだけこだわりを持つかによって変わってくるようです。

少しの時間パソコンに触れながら検討し、その場でTSUKUMOのパソコン購入を決めました。さて、今ではすでに使い始めて4か月が経過しています。この金額でこれだけの操作ができれば私には十分です。知れば知るほどにパソコンというのは面白いものです。私たち管理業務に限らず、ほとんどの現代のビジネスパーソンにとってパソコンは非常に大切な仕事道具。以前は会社から支給されるパソコンを何も考えずに利用してましたが、自分に合ったパソコンを見つけて使用することは大切ですね。

また、その購入時に教えてもらったのですが、日本で販売されているパソコンのほとんどはすでにMicrosoftの商品が内蔵されて販売されているものが一般的。その金額がパソコンの値段に反映されて20万円、といった価格を形成している。しかし、ライセンスを購入するとそのMicrosoftのライセンス使用権を購入することになり、仮にパソコンがダメになってしまっても有効期限の間は他のパソコンでも使用できる。Microsoft社がアプリケーションをアップグレードするならば常に最新版を利用できる。ライセンスを1年ごとに購入して延長してゆけばよい。なるほど、そんな購入方法もあるんだ、と勉強になりました。むしろ世界的にはこの購入方法が主流でしょうか。過去には何も考えずにお店での表示価格10万円台半ば~20万円、高くて20万円半ばを通常のパソコンの相場と思っていましたが、有名なブランド名にこだわらず、必要な最低限のレベルで納得するならば、十分に良い品質のものを安く購入できる。それを体験しています。

失礼ですが、はっきりと言ってしまうとTSUKUMOのこのパソコンは実際に触っていると安っぽさを感じます。またマイナス点を挙げるならば、キーボードの配列は嫌いです。使いづらくタイプミスが生じます。キーボードのボタンは明るい太陽光のもとではキーボードの文字が読めなくなり、設計ミスではないかと言いたくなります。簡単にうなりだすことが多くうるさくも感じます。たくさんのファイルを開いて作業をしたり、簡単なプログラミングの勉強をしていると重くなってしまうのでしょうか。なぜか両側についているUSB Type-Cが外付けの機器を認識せずフルで利用できない…これらの点は気になっています。でも、外観はブランドマークもなく、シンプルでクールなデザイン。サクサクと動きますし、基本的な仕事に必要な機能は備わっており十分満足しています。

ただのノートパソコンをタッチパネル機能付きにしてくれるAirbar

現在の自宅隔離の中で多くの時間が生まれたこともありパソコン周辺機器の勉強をしてみると、タッチパネルの機能がないパソコンをタッチパネルありに変身してくれるスペシャルなIT機器、AirBarを発見。早速に購入して使い始めました。金額は約7,000RUB。自分自身のパソコンのサイズに合わせて14インチを購入。反応も悪くありません。これはとても良い買い物をしました、タッチパネルに関心のある方にはお勧めの商品です。

一つ確かなことは、高いパソコンであるほど、それは素晴らしいスペックのものに出会える確立が高まること。お金にゆとりがあればお金をかけるに越したことはありません。一方で現代では安いパソコンですら十分な性能を持つものが多い中、使いこなせない機能をたくさん持つパソコンに多額のお金をかけることはどうなのだろう?とも考えています。ただし、いくらお金をかける必要がないとは言っても、いつも自分の傍に置いておくパソコンです。見ていて、触っていて好きになる、そんなパソコンを持っていたいとも思うものです。

TSUKUMO

https://shop.tsukumo.co.jp/

AirBar

https://air.bar/

IT数式(offset, match関数)も仕事も自分の言葉に置き換えて覚えるのが一番確実 / It is the best to remember IT formulas and work by replacing them with your own words(offset, match formula)

複雑なものになるほど、自分の言葉に置き換えることの大切さを思います。

例えばExcelのFormula。多くのインターネットサイトでたくさんの方が説明をしてくださっていますが、直感的に分かりやすいサイトにたどり着くことが難しいことを感じています。いくつものサイトを訪問してようやく欲しい情報がそれらしく書かれている欲しい情報にたどり着く・・そんな気がしています。一つ一つの式を覚えるには、自分の言葉に置き換えて覚えること。これが私のたどり着いた結論です。

仕事で頻繁に利用するvlookup。見つけたい列が検索の基準となる列から右側にないと使用できません。そんなわけで使用される式が、offsetとmatch関数の組み合わせたもの。これ自体、式の構造を見てもいまだにパッと理解できません、覚えられません。
それで、自分の言葉で置き換えてメモにしておけば、後で振り返っても分かりやすいのではないでしょうか。複雑なものはきっちり覚えておく必要はなく、自分のメモを読み返した時にすぐに分かるようにしておく、それが大切なのでは、と思いました。

さて、基準となる式はOffset関数。この関数で検索したい値を見つけ出しました(黄色セル)、以下例として書き出しました。

Offset(Offset関数のスタート地点;そのスタート地点から必要な数だけRow(行)を下に移動する;そして必要な数だけColumn(列)を横に移動する)

言い換えれば、
Offset(検索基準となるColumn(列)のタイトルを選択する(絶対値);その基準から必要な数だけRow(行)を下がる;さらに必要な数だけColumn(列)を横に移動することで欲しいデータに到着する)

検索したい値は右側にあればいつも通りvlookupが使えますが、今回は検索の基準列から左側に位置しています。ですので左に進む場合はマイナス。一つ左隣にあるので、

Offset(検索したいデータを持つColumn(列)のタイトルを選択する(絶対値);そのタイトルから必要な数だけRow(行)を下がる;-1)
となります。

そして、必要な数だけRowを下がるわけですが、これは4つの商品名が順不同で存在するため、該当する商品が位置するRow(行)の場所を見つけるために、Match関数を利用します。

Match関数は、Match(検索したいデータ, それを検索する対象範囲を指定する)
そうするとそのRow(列)の数を返してくれる関数です。

検索したいデータをそれぞれ指定し(B3~B6)、それらが存在する範囲を検索対象として指定します(C10:C13)。こうすることで、4つのProductが位置する列数を教えてくれます。

すでにColumnは左へ一列移動、つまり-1としています。

よって
Offset(検索基準となるColumn(列)のタイトルを選択する(絶対値);その基準から必要な数だけRow(行)を下がる;さらに必要な数だけColumn(列)を横に移動することで欲しいデータに到着する)

置き換えると、
Offset(C8:Match関数でRowの数を取得(C9~C12):左に一列移動(-1))

結果としてそれぞれの商品のPriceを取得できる。

こうして文字にしてみても、分かりづらいなぁという印象が否めません。言葉にするというのは易しいものではないな、と実感します。分かりやすい言葉に出来てこそ、自分自身で完璧に理解している証拠であり、他人にも分かりやすく伝えられる、というもの。引き続きいかに平易な言葉に物事を置き換えて説明ができるか、課題です。

さて、IT数式に限らず、複雑な物事を自分なりの言葉に置き換えて説明できるようにすること。これは仕事を習得してゆくためにとっても重要なことだと考えています。難しいことで簡単に想わせる、プロのスポーツ選手が大変難しいことでもまるで素人でもできるかのように簡単に見せている、あの境地を私たち会社員も同様に目指してゆきたいものです。

アジャイルと業務プロセス改革と人のエゴ / Agile, Business process improvement and human egoism

出張にやてきた情報システム部のスタッフの方と会話をしていて、

・最近のシステム開発の傾向はアジャイル。少しずつ開発をして確認してはバグを見つけて調整する

・世の中のトレンドが変わってしまう今の世界、自社のシステムを作り込んでしまうのは危険。むしろいつでも切り替えがきくようにできる限り購入したシステムの標準機能をできるかぎり変えないように。そして自社のフローを標準に近づけることを考えるべき

という点を学習しました。とても深い、重要な点だと素直に感じました。Agile、というタイトルがついた本をロシアでも見かけます。インターネットで調べてみると何年も前から使われているようです、知りませんでした…。

会社全体の社内の業務プロセスを管理する立場として感じること、それは現状の会社の業務プロセスをできる限り変えずに維持しようとする人々が大半であることです。倉庫業者を変える時、会計システム(私たちが使用しているのはロシアのシステム1C(ロシア語読みでアヂンエス、英語ではワンシーと呼ばれます)のバージョンを更新する時、必ず現状の運用とのギャップが生まれ、それにどう対処するのか…どの会社でも同じ問題に直面しているに違いありません。私には正直なところ、この問題に対する明快な答えがありません。ただただ感じるのは、これまでの業務プロセスを整備し、問題を抱えながらも一生懸命にメンテナンスをしてきた人、大変な負荷を抱えつつもエクセルファイルで立派なデータ資料を作成し、それを発展させていた人がいる。そういった人たちのこれまでの努力を簡単に否定してしまうことがないように気を付けなければならない。システムを導入することによって、あたかも、これまで我々がいかに無駄に仕事をしていたのか、とスタッフの能力を否定してしまうかのような発言をしてはならない。一人ひとりの気持ちを感じ取る心を持っていること、理解していることを示す態度は重要であろう、と。

個人の能力について、これには思うところがあります。また別の機会に書きたいと考えています。誰もが可能性を秘めた能力を持っているか?私はこの見方には今では否定した考えを持っています。残念ながら人にはそれぞれの限界がある。その限界の中で人は自分なりに努力しなければならない。それが真実ではないでしょうか。

さて、アジャイルと自らの会社の業務プロセスを変えること。いずれもそれを困難とする理由は、各人のエゴ、要らないプライド。ではないだろうかと思うに至りました。きっと経験の豊かな方々、すでに人材教育の世界では当たり前のこととして語られているのでしょうが、私自身はこれを実務の中で自らそれを否定すべく取り組み一生懸命やってきた、その結果の挫折から、エゴという問題の難しさ、それを取り除くことは絶対に無理であること、それをしっかり、ずっしりと身体に染み渡るように学習しました。

各人それぞれが会社全体としてのゴールを理解している。そのためには、自分の過去に築いてきた努力、功績を忘れなければならない、それは分かっている。でもダメだ…あたかも自分が否定されているかのようだ…。だからアジャイルで小さく変化、周りへの影響をチェックする。アジャイルはシステムそのものの開発だけではない。その周りにいる人たちへの影響も確認する作業。会社の業務プロセスを変えること。これはエゴの塊との闘い。こういった時に役立つのがどれだけ日頃から一人でも多くの人間の信頼を得ているか、ではないでしょうか。どんなに正しいことを言っていて、結果を出していても、「この人はほんと凄い人だけど、どうしても好きになれないんだよな…。」そう思われてしまうと、どれほど業務の変革目的が正しくても、そのプロセスは不要な苦難を伴う道となってしまうのでしょう…。

昔、入社してばかりの新人として働き始めた数か月目に、営業活動の実習の一環で付いた先輩女性にカフェに座っているときに言われた言葉 ―「どんなにその人のことが嫌だとしても、自分から関係を切ってはいけないよ。」その言葉をいまでも思い起こします。

仕事で両手を正しく使用することの大切さ / The importance of using both hands at work

モスクワ川遊覧船から見るモスクワの街の光景。 21:00出発、23:30に出発点に戻るコースで船上で夕食を楽しみつつゆったりとした時間を過ごした晩でした。

ロシア人スタッフの働きぶりを見ていて、両手を正しく使用できていないなぁ、ということが気になって仕方がありません。主にパソコンのマウスとキーボードの使用方法のことです。IT読み書き知識以前に、基礎の基礎として両手をキーボードの上に置くこと。これ大切です。そして、片手をキーボード、もう片方をマウスの上に、という基本スタイルは誤りだ、ということを認識する必要があります。パソコンの技術的な向上は、まずはこの基本姿勢ができてから。

たまたま書棚にあった「計算力を強くする」著:鍵本 聡氏の本の中に興味深い記述がありました。

計算間違いをしそうな学生の具体的なイメージ・・・左手(右手)を使わない学生・・・計算・・・は、頭と体を同時に使った作業・・・頭だけでなく、体の状態も大切なのです。・・・これはあくまで筆者の経験で書いていますが、左手をノートの上に置くことを実行させるだけで、計算力が格段に向上する学生が何人もいます。鉛筆を持っているほうの手だけでなく、反対側の手が大切なのです。

これは仕事のスタイルとして、両手をキーボードの上に置くことを基本姿勢とすることと同じことだと思います。 学校の勉強でも、ペンを持っている反対の手に消しゴムを持ち、必要に応じて使い分ける。経理スタッフは、ペンを持つ反対の手で電卓を叩いて計算する。両手で書くことができるようにすること。両手があるのだから、両手を効果的に使用する。そんなことを実践中です。両手を使用することで脳のよい訓練にもなっているのではなかろうか、と感じています、明確な根拠を示すことができないのですが、私自身の経験から述べると、仕事のアイディアがどんどん浮かんできたり、業務の生産性が上がっている。そんな風に思う場面が増えました。

ショートカットとマウスを適切に使用する

マウスを使う意味とショートカットの活用方法の境を理解した上で、双方を上手に使用できること。(マウスなしですべてキーボードとタッチパッドで処理する、という考え、マウスに頼ってばかりの操作方法の双方が誤りです)そして、両手を使うことで仕事にリズムが生まれます。

楽器を演奏するように、キーボードのタイピングにはリズムがあります。私が考えるに、このリズムを途切れさせないこと、このリズムに”音楽性”を持たせることが大切なのではないかと。マウスを使って悠長に対角線上に矢印を移動して画面をとじたりメニュを一つ一つ探す、こうなるとこのリズムが崩れます。

ショートカットを使用することはこのリズムを維持するのに重要ですし、その合間に入ってくるマウス操作のゆるさが緩急を生んでいる(はず)。

以前勤務していた経理スタッフの女性に「ショートカットを覚えるのは大切だよ。」と言うと、以前に韓国企業での勤務経験もあった彼女曰く、「東洋の人はショートカットにこだわるけれど(決して嫌味ではなく、笑いながらです)私にはそれほど必要ではありません。時間内で業務を終えられているし」とのこと。実際残業もなく仕事を処理していました。

時間に対する意識の仕方が考えと行動を変える第一歩

どんなに私の考えを伝えても、スタッフ全員に強制することはできないので、少しずつスタッフと会話して、IT読み書き力が上がってゆくのを眺めているところです。何よりも、自分の持っている、二度と戻ってくることのない「時間」に対する意識の度合いが人の行動を大きく変えるのだ、ということを今とても実感しているところです。1秒でも、とは言いませんが、今このときに1分あればどれだけ多くのことを成し遂げられるのだろうか、いかにこの無駄な作業を終えられるだろうか、たとえ業務量が多いとしても、どれだけ残業をせずに仕事を確実に終えらセルことができるのだろうか、そんなことを真に意識することから行動が変わってくる。そんなことを言ってもロシア人スタッフの多くには理解してもらえないのですが・・・。毎日、どんなに忙しくてもきっちりと1時間のランチタイムを取り、大きな声で笑う声が聞こえてくるのを微笑ましく見ながら、一体どっちが幸せなのだろう・・・?と自己吟味する毎日です。