よき管理担当駐在員とは? / What is good administrative Japanese expat?

こうやって以下に”よき管理担当駐在員とは?”を書き出してみると、決して管理担当者に求められるもの、というよりも我々すべての人に求められる要素ですね。そして、これができていれば完全な人間。我々のような不完全な人間にはどうしても到達しえないもの…。それでも、完全さは無理だと理解したうえで日々努力し続けるその姿勢が大切なのかもしれませんね、そう思います。一言でいえば「人間力」。これをどれだけ高めることができるのだろうか?それをだれもが問われている、もちろん、周りの誰もそんなこと日々問いてきません。日々の自分の行動に対して、第三者のもう一人の仮想の自分がこちらを眺めていて、私の行動を評価している、そうやって自問自答の繰り返しです。

・心身の健康がなによりも一番大切 ― メンタルを病むことがないように。このためにも、ただでさえ業務量が多く、さらに時として起こる不測の事態に対処するためにどれだけ一つ一つの仕事を片付けることができるか。そのためのビジネススキル向上の努力が日々欠かせません。

・時間管理 ー 仕事とプライベートのバランスを保つためにも。ここで主に念頭に置いているのはとりわけ他人から求められていない仕事で、自分でやろうと決めた仕事、遅れても周りに迷惑をかけないけれども自分で今日やろうと決めた仕事。その一つ一つに対してかける時間、締切を設定して努力する姿勢。駐在員生活では自らを管理する局面が増えるために自分で自分を自律してゆかなければなりません。それをやらまいと結果的に周りに迷惑をかけないとしても、後で振り返って悔しい思いをするのは自分かもしれません。

・口を慎む ― たとえつい言い返したいことが口まで出てきたとしてもぐっとこらえる。これはとりわけ私にとっての課題です。素直に「はい、わかりました」といって終えればいいところを、そのあとに「でも…」「しかし…」「ただ…」と相手に反論しようとする言葉が自然と出てきてしまう。その多くは建設的な会話の結果を生み出さないもの。イラっとしているとこの点で失敗するリスクが高いです。こちらに正しい言い分があるとしても、今の目の前にある結果の前ではその言い分も対した意味を持たない状況。そんなときに 「でも…」「しかし…」「ただ…」 そういった言葉は無駄に時間を失うだけかもしれません。

・露骨な態度で相手に軽蔑の姿勢を見せないこと ― なぜなんでしょう、人間はどうしても相手を軽蔑したくなることがあります。たとえ相手が間違っていたとしてもそれを軽蔑する必要もないのではないでしょうか。自分だって同じことをいつするかわかりません。みな一緒です。

・日々に感謝すること。自分にないこと、足りないことを悲観するのではなくて、自分の持っていること、恵まれていることに感謝すること。 自分の持っているものを当たり前と思わないことです。人間、どうしてもそれを忘れて自分は何か得そこなっていると思いがちです。

・上司でも誰に対しても、その人の足りない部分ではなくて、自分にはない良い特質に注目するように努力すること

会社で長く働いていると、失礼ですが、仕事の能力が低いとしてもも、社内では重宝されている人がいます。それは人当たりの良さかもしれません。上の階層の方々の言うことを素直に聞いて実行してくれる人かもしれません。たとえ、その人がそれ以上の立場になれない能力の限界があるとしても、その人のいる立場で業務遂行する能力と姿勢があれば上としては満足です。自分の意思を押し殺し、指示されることを的確にこなしてゆくこと、それも立派な能力です。もちろん、それなりの立場にいる方であれば、業務遂行能力だけでは決して満足できるものではありませんが…いずれにせよ、その人が持つ良い部分に常に目を向けること。これがとても大切なことだと感じています。他人に対する批判をするのは、きっと自分の観点で相手を裁いているからなんでしょう。相手は私の物差しでは測りきれないもっと別のすばらしさを持っているのかもしれません。

・素の自分でいること。自分のの能力以上のものを無理して見せようとしないこと。疲れるし周りにもばれています。

・素直に間違いを認めて謝ること - 人間、完璧な人はいません。歳をとればとるほどに、立場が上になればなるほどに人に謝ることがしづらくなってきます。

・素直に人に「ありがとう」と感謝すること。忙しくしていると、年齢を重ねてくると、素直に「ありがとう」と言うことができなくなってくるような気がします。

・自分をいつも他人よりも下に置くこと。自分が優秀な人であれば、何もしなくても相手は尊敬の念をもって私たちを上にしてくれます。世の中には、見栄えだけでの自らを人より上に見せようとする見せかけの人がいかに多いこと。

・部下の成長を素直に喜ぶこと。自分が負けたなぁ、という場面があります。日頃がみがみ言っている相手にやられた~という場面があったとしても素直に部下が成長して自分より高い成果を出すことを素直に部下と共に喜びましょう

・素直に部下の指摘を受けれいること。たとえ苦々しい感情を抱いたとしても。指摘してくれるような関係作りを日頃からしておくことが大切です。裸の王様にならないように…。

・部下の提案を喜んで聞いてあげること。忙しいと話を聞くよりもまず自分の考えで勝手に決めて進めてしまうことが多くなりがちです。正直に言えば、何でも話を聞いていれば良いものでもなく、聞いてあげてもその希望に添えないことから逆にがっかりさせてしまうことが起こり得ます。それでも、部下の話を聞く準備をいつもしておくことが重要です。

・何か自分の部署の部下による失敗があった時には、単に部下のせいにして自分の責任から逃れないこと。私は自分自身の身を守らなければ本当に自分の立場が危うくなるほどの場面に遭遇したことがありません。ここで述べるのは私が日常業務で出くわす部下の失敗の数々のことです。ただ単に相手を責めるのではなく、「OK,状況は分かった。どこが失敗だったとおもう?」「次回はどうすればこれを防げるかね、改善策は?」と将来に意識を向けて会話を発展させてゆくこと。怒りにかられるとなかなか冷静になれないものですが怒りを爆発させても状況が何も好転しないことを経験から学習してきました…。

・日本人として本社の意向、日本人トップマネジメントの意向に従うことが求められますが、ロシア人スタッフにどれだけ寄り添ってあげることができるか。

これは本社からは容易に理解してもらえないものですが、現地で働く自分自身としてはとても大切なことの一つと言えます。ロシア人スタッフの信頼を得ること、これなくしては日頃の仕事が順当に運びません。ときに彼らの前で日本人同士がぶつかることも大切ではないでしょうか。私の自分自身をコントロールする能力の欠如もあったのですが、これまで、あえてロシア人スタッフの前で日本人同士で意見をぶつけることを見せようとしてきました。それが信頼につながっているのかどうかはわかりません。ただし、意見を言うべきときには上司に向かってでも堂々と自分の意見を伝えることの大切さを強く訴えたいと思います。そのうえで上司の決定に従わなければなりません。また、ロシア人スタッフに寄り添おうと思うあまりに仕事上の判断・決断に影響を及ぼすことがあってはなりません。必ずスタッフとの間には超えてはいけない親しみの境界があることを、これも失敗を通して経験から学んできました。

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ロシアのモスクワにある日系企業の管理部門に7年間勤務した後、現在は日本で働く会社員です。モスクワでロシア人と一緒に日々仕事をする中で、私たち日本人が経験するアドミ業務についての情報、課題、考えなどを少しでも多くの方々と共有したい、アドバイスをいただければ、と思いブログをはじめました。 経理、労働法や人事制度の仕組み作り、ITスキルを応用した仕事スキル向上、EAC認証などの幅広い管理課題に取り組んでいます。 とりわけチームビルディング、部下とのコミュニケーション、モチベーションアップ、という課題は世界共通だと認識しています。そんな話題も中心テーマの一つです。

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