外国語習得のための秘訣(ロシア語に限らず) / Tips for learning a foreign language(Not only Russian language)

私は英語とロシア語を例にとってしか語れませんが、外国語を習得するにあたって大切なことはなんだろうか?と考えてみると、いくつかの要素があると考えています。

先日、出張者を連れて赤の広場のすぐ近くにあるお土産屋さんに入ったところ、女性のアジア風の顔をした女性がすぐに近づいてきて、私たちが中国人ではないと悟ったのか、大変流暢な英語で「何をお探しですか?」と話しかけてきました。後でその場にいた複数の女性店員に聞いてみると、ウズベキスタンやキルギス出身の方々で4,5か国語を操る、とのこと。中国語を含む大変多くの中国人観光客がいるために、お土産屋さんも中国語を話すスタッフを常駐させているようです。対応も親切で、彼らにチップを払うべきなのか…いやでもロシアでは不要なはず?…初めてこのようなお土産屋さんに入ったこともあり、分からなくなってしまいました、結果として、お礼を丁寧に伝えてからその場を後にしてきました。

正直に認めざるをえませんが、私自身には彼女たちのように幾つもの言語を操る能力はありません。いや、能力は誰しもが持っていると考えていますが、絶対的に複数の言語と接する時間を日常生活で小さい頃より持っていたであろう彼女と比べて、通常の日本の環境で育った日本人であるならば、私たちにはそのような絶対的な時間数で劣っているわけです。そして、今は言語学習に費やせる時間も限られています。

言葉に対する拒否反応をどれだけ下げることができるか

その言語を見た時に、「うわっ、見たくない。」— この気持ちをどれだけ低くできるかが重要だと考えています。英語でさえ、英語のWebsiteを見たり、ロシア人スタッフとの英語でのメールやり取りを読むだけでも「うわっ、見たくない。」、そう皆さんは思うことがないでしょうか?正直なところ、私はあります。やはり慣れ親しんだ母国語が一番楽ですし、その言葉の裏にあるニュアンスも感じ取ることができます。そうはいっても英語は避けて通れません。私は、毎日その言語に触れることでしか自分自身の拒絶度合を緩和することはできないと思います。

ituneを見ると、いくらでも無料でBBC、CNN、NYTimesといったニュースリソースを入手して聴くことができますし、ウェブサイトでも記事を読むことができます。

ロシア語について言えば、私はロシアのビジネスニュース紙であるRBK、Vedomostiを購読していますが、全ての内容を分からないにしても、毎日目を通すことでロシア語に対する拒否反応を確実に下げることができます。定期的に目にする単語を調べることでロシア語の語彙力も上がることはもちろんのこと、今のロシアでどのような話題が熱いのか、日本で報道されているロシア関連のニュースとの温度差を感じることができますし、日本のメディアのロシアに関するニュースについて 客観的な視点で 観察することができます。

長年、学生時代から英語を学習してきたにも関わらずなぜこうも英語の上達が遅いのか — 結局のところ、目的が無い中、かつ日常的に英語を使用する環境にいない日本で言語の勉強をしても、よっぽどの強い意志力が無ければ上達する可能性が低い、と考えていますが — 疑問に思う点でもあります。ロシアで勤務する中で感じるのは、やはり日本人というのは外国語が得意ではない人が多い、これだけ英語を学習してきたにも関わらず話せる人は決して多くないのだなぁ、という印象を持ちます。そんな中で、英語やロシア語で直接情報を取ることができる能力を持つことができるのであれば、それは非常に高いスキルであることは間違いありません。ロシア語で書かれているロシアの情報がどれだけ多いことか…。英語と比較してもそれは比べものになりません。間違いなく、ロシアにいると英語やロシア語を学ぶ動機づけが高くなります。

ひたする真似る

街行く人の会話を耳にしてそのままボソボソと自分で真似して話してみる。地下鉄の中で聞こえる会話を自分で真似してみる。そのリズムとアクセント、身振りも含めて真似してみる。「あ~なるほど、この表現はこんな時に使うんだな。よくこのフレーズを会社のロシア人スタッフが使っていたなぁ、きっとこんな状況でも使えるのか、この言葉はきっと汚い言葉なんだろうなぁ。」など、街を歩いているだけでもその場がロシア語の訓練場所です。

街の広告をよく見てみよう

街を歩く中で見かける広告も大変重要な語学学習教材です。短いフレーズでキャッチフレーズを並べている街の広告。考えぬかれた言葉が用いられています。それを利用しない手はありません。ロシア語には語尾が6つに変化する格変化、かつ男性形・女性形・中性形のパターンも存在し、複雑な気がしますし、日本人にとってはきっと完璧に理解することは難しいに違いありません。それでも、街で見かける広告を見て、その格変化を眺めるだけでも文法の学習に役立つと感じています。韻を踏んだ言葉遊びの愉快さも学び取れます。

(外国語を習得したければ、その国の彼女、彼氏を作るのが一番早い - よく聞く話です。これは真実だと思いますが、ポイントは相手のことをもっとよく知りたい、会話したい、という言語を学習する動機が高まるがゆえにそれだけ多く勉強して(Input)会話する(Output)サイクルが活発になるからだと思います。彼女、彼氏を作る以外にも言語学習への高い意欲とそれを利用する機会があるのであれば同じように高い効果が見込めるはずでしょうか)

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ロシアのモスクワにある日系企業の管理部門に7年間勤務した後、現在は日本で働く会社員です。モスクワでロシア人と一緒に日々仕事をする中で、私たち日本人が経験するアドミ業務についての情報、課題、考えなどを少しでも多くの方々と共有したい、アドバイスをいただければ、と思いブログをはじめました。 経理、労働法や人事制度の仕組み作り、ITスキルを応用した仕事スキル向上、EAC認証などの幅広い管理課題に取り組んでいます。 とりわけチームビルディング、部下とのコミュニケーション、モチベーションアップ、という課題は世界共通だと認識しています。そんな話題も中心テーマの一つです。

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