ロシア人スタッフの時間管理-其の2 / Time management of Russian staff – part 2

赤の広場横に隣接する公園、Зарядье(Zaryadye)から眺める赤の広場の美しさ。先週訪れた際の一コマ、20時くらいの光景です。Zaryadyeの言葉の由来は「(12あるいは13世紀頃に構築された区画で)Behind the row(赤の広場に隣接する市場のお店の”列”の後ろにある場所)」だそうです(Wikipediaより)

以前に記載したロシア人スタッフの時間管理テーマの続きです。朝9時の始業時間に遅刻した時にスタッフに書いてもらっていた用紙一式を、部下から受け取りました。そのユーモアセンスのレベルの高さ、内容の面白さにただただ笑うしかありませんでした。そもそも朝の9時に全員が来なければいけない理由はなぜなのでしょう?会社制度の在り方を考えさせられます。

ロシア人の友人との会話 ―

「学生時代には時間管理が厳しくて、とても遅刻なんかできなかった。」

私「なぜ就職した途端に突然時間を守れなくなるの?学生時代には遅刻せずに学校に行っていたのに?」

「卒業するといろいろあるのよ…。家のことや家庭を持って忙しくなるし。」

私「学校と同じように、会社でも時間管理を厳密にしたらどうだろうか?」

「そしたら誰も居なくなるわよ。」

私「…」

Arrival time 9:08 “Я спала, потому что хотела спать!”(寝ていました。だってもっと寝たかったんだもん!)そうだよね。でも…頑張って来よう。

Arrival time 9:23 “Вышла к электричкам, не могла найти выход в город.”(電車の(出口の)方面に出てしまい、街への出口を見つけることができなかったの。)そんなアホな。

Arrival time 9:05 “Забыла перевести часы на зимнее время.”(冬時間に時計をずらすのを忘れてしまってました。)いやいや、2014年10月26(日)からはサマータイム制度は終わっていて一年中時間は同じですよ。

Arrival time 9:03 “Забалтать с продавцом роз”(ばら売りの売り子とおしゃべりをしてました)おしゃべりしている時間があったら遅刻せずにオフィスに来い!

Arrival time 9:23 “Не хотела приехать.”(会社に来たくなかったんだもの)なんと応えてよいのか…。私もそんな気持ちになること、あります。

Arrival time 9:03 “Monday morning :(“ (月曜日の朝だし。)うん、分かります。でも…頑張って来ようかね。

Arrival time 9:05 “Еще раз спросите – уволюсь.”(もう一度(遅刻した理由を)聞いてきたら辞めてやる)彼女は大切な人材だったので、この時に辞めることなく続けてもらってよかった…。

Author: Author

ロシアのモスクワにある日系企業の管理部門にて長く勤務した後、現在は日本で働く会社員です。モスクワでロシア人と一緒に激動の日々を過ごした中で当時悩み、もがいていた管理業務の情報、体験談を少しでも多くの方々と共有したい、との思いがきっかけとなりブログを始めました。今はロシア、ウクライナの友人たちと連絡を取りながらロシア語の勉強を続け、ただただ平和な世界が来ることを願う日々です。

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