ロシア人部下同士の衝突のマネジメント / Solve the conflict between Russian subordinates

金曜日は、スタッフが周りの同僚がだれもいないタイミングを見計らい、つかつかと私のところにやってきて言い放ちました。

「XXXさん、(彼女の上司である)ZZZが来週開催される無料のセミナーに行くのを拒否された。私はこんなに業務ばかりやって、彼女はただTalk, talk, talk。なんでダメなのか理解できません。このAttitudeはフェアじゃない。」と。

何も聞いておらず、いきなり怒り心頭の様子で発しての発言。なんだなんだ、これは何らかの大きな問題に発展するやもしれず…。マネジャーの彼女には一言、あなたの部下が直接こちらに言ってくること自体が不自然ではないか?もう少し話が必要なのでは?とメール。

その後、マネジャーのZZZと直接会話してみると、仕事の優先順位、セミナーの内容からして重要なではないことからセミナーに参加する必要性が無い旨を部下に伝えたようでした。それならそれで正しく、彼女の意見を尊重します。一方で、先日書いたように、正しいことが本当に正しいのか、その判断にはいつも難しさを感じています。どうしても人間なので感情の問題が入ってくることは間違いない。なぜ私ばかり事務作業を延々と忙しくやっていて、ZZZはただしゃべっている(しゃべてっているからといってそのことイコール仕事をしていないと判断すべきではありませんが、ZZZは日頃からしゃべってばかり、というイメージが頭の中できていると、ちょっとしたことでそのイメージが悪感情と共に大げさになりえます)

以前、会社の研修で受けた内容が印象的だったのですが、「人は(この場合は部下)、“何を”言うかではなく、“誰が”言うかで判断する。」とのこと。ずっと昔に先輩社員から「こいつなんだ、とたとえ思ったとしても、その人が発言する内容が正しければ、その人が言うから嫌だ、ではなくて、その発言が正しければそれを受け入れなければダメだぞ。」と教わりました。はて、それが出来る人はどれくらいいるのだろうか…?頭で分かってはいても、実際にそれを行おうとすると、やっぱり人間なのでなかなか難しいことも多くあるのではないでしょうか?自分自身も先輩社員の言葉を思いに留めて努力してきましたが、「この人に言われたくはない…」と思ってしまうケースも事実何度もありました。

人は「うん、この人が言うのだったらその通り、私もそうしよう、従いたい。」ふつうはこのように感じるものだと思います。だからこそ、マネジメントは日頃から、いざというときのために、部下と意見がぶつかったときに、部下同士がぶつかりあったときに決断を下しそれを部下に受け入れてもらう必要があるときのために、「この人の言うことだったら従おう」、そんな風に感じてもらえるように準備をしておくことが必要なんだ、と実務から学んでいます。

あとで、その晩SMSがそのスタッフから飛んできて、「あとでZZZと会話しました。Now everything is OK.」と。日頃からZZZとはぶつかることもあるのですが、どうやらZZZも何がいけなかったのか彼女なりに考えたようで行動してくれたようです。ただ単に、目の前の仕事が忙しいからセミナー参加は不要、セミナーのテーマが私たちには必要のないテーマなので参加不要、と言うだけではなくて、「○○○といったテーマについては特に気になっているので、その内容のテーマのセミナーがあれば教えてね、参加を考えてみるから。」「今は社内の業務が優先なので今はどうしてもオフィスにいてほしい。ただセミナーへの参加はスキルアップのためにも重要だと認識しているので、今の直近で急ぎの課題を終えて来月以降で出席できそうなセミナーを探してみようか。」そんな一言を付け加えてあげればきっと部下も“否定された”とは感じることなく、優しく配慮してくれた上司に感謝を表してくれるのではないか、そんなこともZZZと共有し、お互いにまた一つ勉強をした一日となりました。

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ロシアのモスクワにある日系企業の管理部門に7年間勤務した後、現在は日本で働く会社員です。モスクワでロシア人と一緒に日々仕事をする中で、私たち日本人が経験するアドミ業務についての情報、課題、考えなどを少しでも多くの方々と共有したい、アドバイスをいただければ、と思いブログをはじめました。 経理、労働法や人事制度の仕組み作り、ITスキルを応用した仕事スキル向上、EAC認証などの幅広い管理課題に取り組んでいます。 とりわけチームビルディング、部下とのコミュニケーション、モチベーションアップ、という課題は世界共通だと認識しています。そんな話題も中心テーマの一つです。

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