
ロシアでは、この数年でワインを取り扱うお店が明らかに増えていると感じます。ワインについてはいまだに分からず。それでも分かろうと思って色々なものを試しているところです。定期的に訪れるお店、欧州・中南米のワインを取り扱うお店のスタッフに「ロシアのワインはどうですか?」と聞くと、顔がしかめ面に。「やめた方がよい、もちろん良いのもあるんだけれど、本当に良いものはモスクワには届かないんだ」そうです。そんなことはないのでは、と思いながらロシアのワインを引き続き試しています。
上記のように言われてはみてもも、せっかくロシアにいるからこそ、ロシアのワインを色々試してみたいところです。今日試してみた赤ワイン。どのようにワインを評価すればよいのか分からないのですが、分かる範囲で書いてゆきます。

МЫСХАКО КЮВЕ (2017)
«КУБАНЬ, НОВОРОССИЙСК» СУХОЕ КРАСНОЕ
ПИНО НУАР (Pinot Noir)
Тираж 21,300 бут
650 руб (直近のレートで9,8USD、1,040円)
Website https://myskhako.ru/
6か月樽の中で寝かせたものだそうです。グラスに注ぐと、細かい泡がグラスにまとっています。金額は決して高くないものですが、素直に美味しいな、と感じます。Pinot Noirは軽いイメージがありますが、これは飲んでみるとけっこう重い印象です。ワインでも淡い泡が含まれるもの、含まれないものがあり不思議です。光に照らしてみると何とも綺麗なコントラストが。

モスクワの中心部に主にロシア・アルメニアのワインを中心に取り扱うワイン店があります。ここでは「ロシアワイン2019」と題する本が発売されており、ロシア各地のワイナリーで醸造される様々なワインが各醸造所の説明と共に掲載されています。この本によれば МЫСХАКО КЮВЕ は満点(値段と品質が完璧に釣り合いが取れている)でした。