ロシア人スタッフとのコミュニケーション / Communication with Russian colleagues

モスクワの夏の終わりもすぐそこに…お気に入りの公園にて。向こうに見えるのはモスクワ大学。


嬉しいこと、悲しいこと、怒ること…表現の方法は異なっていても”みな同じ人間”という事実はどの国でも全く同じ。ロシア人だから何か特別に接しなければ、ということは無いと確信してる。自分が重ねてきた数々の失敗をもとに重要だと思う点を書き出してみた。

「相手をリスペクトすること」
いたって当たり前なのだが、これがすべての源泉。頭で知っていることと心で理解していることは大きく違う。今でも忙しさに追われて日々の振り返りの中で反省も多い。相手をリスペクトする、というのは、相手を名前で呼ぶ。下の名前だけでなく、ロシア人スタッフ全員の苗字も覚える。少しでもロシア語を話せるよう頑張る。お菓子を時に買ってはオフィスで配る。そんなちょっとしたことの積み重ねもあるけれど、ここではもう少し深いテーマについて書き出してみた。
リスペクトするにあたって具体的には、

・感謝すること

「ありがとう」と心から言うことの大切さ。メールで“Thank you!!”というだけではなくて、直接本人に「助かったよ、ありがとう」と言葉で伝えることの大切さ。メールの言葉は薄っぺらいけれど、直接語る「ありがとう」の重みはまったく違う。なおのこと、日本人ならではのお辞儀(軽く会釈)することも良い効果があると思う。通っているジムの更衣室で一緒になった男性に何かの時にお礼をした際、自然と会釈をすると「お前は日本人か?日本の年上を敬う文化、そうやってお辞儀をする文化は素晴らしい。自分はチェチェン人(ロシア南部の一ロシア共和国)だが、自分のところにも同じような文化があり、自分はそういった習慣を持つ日本人を尊敬している」と言われたことがある。

・出退勤時の挨拶

“Good morning”, “До свидания(Good bye)”, “See you tomorrow”
朝早くにオフィスに来て、自分の仕事に集中しているといつの間にか挨拶のタイミングを逃すことがある。近くに座るスタッフとは問題ないが、離れた違う部屋に座るスタッフとの挨拶は難しいこともある。部下もすでに仕事に入り込んで机やPCに向かっていると、自分自身の性格の問題もあり、こちらから声をかけるタイミングを見つけられずに遠慮がちになってしまうことも…。努力して声をかける、何らかの仕事の話をもって近寄ってみたり。その時々で相手の様子もみつつアプローチしている。挨拶―これは一番シンプルで、とっても重要なコミュニケーションツール。

・自分が自分の仕事に集中しているときに声をかけられたときに必ず手を止めて、身体と顔を相手に向けること

”Excuse me, XXX san, could you give me signature?”, “I have a question.”, “XXX san, sorry, could you tell me?” このような会話が続くと、「なんだよ、まったく。そんなことで時間取るなよ、こっちに聞くなよ…」と心で思ってしまう→顔に出る→相手に伝わる→気まずくなる。これが常に続く場合は、会社運営に根本的な問題があると思われるが、こういったケースはどうしても起こる。気軽に聞ける雰囲気づくりが重要と感じている。誰かが自分の席に来た時には、手を止める。身体ごと相手に向ける、相手の目を見て話す。この基本を大切にしてゆきたい。このことの大切さは先輩社員に教わり、貴重な教訓となっている。相手のために自らの時間を捧げること―とっても重要なリスペクト。

・第三者との会話に同席するロシア人スタッフの面前で不在の部下ついて発言する際の注意

例えば、社外の方とのミーティングで、「わが社には優秀なスタッフがいて、HRのSpecialistは非常に優秀ですよ、よくやってくれています。」と言う。けれども、その場にHRのマネジャーが同席していて、彼女には日頃から「いつもありがとう、You are great、仕事に感謝しているよ」と自分は伝えていなかったとする。横で座っている彼女の心境はどうだろうか?「私の部下のSpecialistは優秀って言っているけれども、自分のことは一度もほめてくれていない…。」そんなことでがっかりさせてしまう可能性があるのではないだろうか。これは自分自身の場合にそのように感じることであり、他人にどう思うか直接聞いたことはない。相手の感情に傷つけてしまうのではないか、そう自分で感じていることで日頃から自分の言動に気を付けようと意識している。

・自分の中にバイアスが無意識にできているのだ、という事実を認識し、それをできる限りコントロールすること

日頃から多くの時間をスタッフと接していると、自然と自分の心の中に各スタッフに対するバイアスが出来る。彼女はいつも仕事が丁寧、彼は仕事が遅い、いつも何か間違いが多い、など。でも時に自分のバイアスを前提に相手のことを決めつけてしまうと判断を誤り大事に至る。
受付のソファに長いこと掛けているゲストがいる。気になっていたけれど、しばらくして会議室をのぞくと営業マネジャー、スタッフと彼女が面談をしているようだ。会議室の予定を見ると確かに面談らしき事由でBookingされている。HRマネジャーが見当たらず、HRスタッフに「なぜHRスタッフが同席していないんだ?」と聞くと、「私は面談があるなんて聞いていない」という(またか、というバイアス)。しばらくしてマネジャーが戻ってきたので、「なぜHRが面談に入らないの?通常、人事面談はHRが入るものでしょう、ずっとあなたが席を外していたから彼らは先に始めてしまったのでは?もっと営業とコミュニケーションを密に取らないと」という(いつもこうなんだから、というバイアス)。この時点ですでにHRに対するネガティブな、また、営業スタッフにはHRのサポートが無く申し訳ない、という決めつけができてしまっている。なぜならば、必要採用数が複数ある現状で、営業スタッフから人事スタッフはどうも我々をサポートしてくれていないようだ、何とかしてもらえないか?というフィードバックを一度ならず受けていること、自分自身も何かと人事スタッフと仕事のコミュニケーションがうまくいっていないことが重なっていた、そんなことが前提となっていた。でもよく確認すると、その面談は採用とは違うものであったというオチ。

・”自分のための逃げ場”を常に意識した言動をすること

これは結局、自分の言動によく注意を払う、ということ。あとで自分の非が判明するときに、日頃から自分が常に相手に寄り添える関係を持っていないと修復が難しくなる。多くの可能性で単なる自分の勘違い、状況の把握不足による誤解であったケースが多くあり、不必要に関係を一時的に悪くしてしまうことがあった。上記のバイアスの例も然り。何かを言葉にする前に可能な限り時間を取って熟考することで余計な発言を抑えられる。時間がない場合でも、批判的な言葉は避けて事実確認から入ることで雰囲気を悪化させないこと。相手に傾聴すること(とりわけ女性は話が長くなる傾向もあり次から次へと話を繰り出すので、よく遮ってしまうこともあり反省もあるのだが…)。入社早々に退社してしまった女性に「この会社は、余計な一言を発言する人が多いように感じる。言わなくてもいいのに。それも退社の理由の一つ」と言われたことがある。人は自分のほうが正しい、相手よりも上である、それを見せるために、あるいは自らのプライドのためにそのような発言をしたがる傾向にあるのだろうか。不思議な生き物だ…人間というのは。
この注意によって、いつか別の機会に自分が苦しんでいると、スタッフが率先して助けてくれる。そんな場に遭遇するときに自分の日頃の言動の大切さを学び続けている。

・何か叱責と取られてしまう発言をする際、発言する前に時間をとってよく熟考すること。感情のままに動いてしまうと関係が気まずくなり修復に時間を要する。

これは上記と重複する点。自分の言動に気を付けることで防げる。でも気を付けていないといつの間にか過ちをおかしている自分がいる。

・相手を自分と対等の一人の人間として敬い、自分(会社)の決定がその人だけでなく、その人の家族・親戚にまで影響を及ぼすのだ、という認識を持つこと。

残念ながら日々多くの要件を抱えている中で、一つ一つの問題を同様に扱うゆとりがなくなってしまうことが多い。どこかしらで自分はボスで相手は部下、という上下関係を無意識に持っていることも事実。こんな例があった「他のスタッフの行動で私の感情が非常に害された、この状況で今後毎日会社にくることは気持ちとして難しい、会社としての対応案を教えてくれないでしょうか」とのメール。こちらからすれば「率直に伝えてくれてありがとう、分かりました。今週中に話し合おう」と回答。木曜日の業務時間も終わったころに、帰りがけに当人がやってきて、「まだ話し合いの時間を教えてもらっていなけれども、今週中って約束しましたよね」と言われる。「分かった、分かった、約束は守るよ」と回答しても、相手の顔を見ると「私のことをその程度にしか考えていないのね」という感情が明らか。自分自身の他の業務の優先順位もあり日時設定できていなかった点は自分の誤り。このようなアクションの遅れによって問題を余計に複雑にしてしまうことにもなりかねない。どこかしら無意識に自分の行動に自分の心の優先順位が表れてしまう、恐ろしいことにそれが顔にも出てくると元に戻すのは大変だ…。

このテーマは大げさだけど、ただ、少なくとも10人以上のスタッフにクビを宣告して去ってもらった実体験からすると、相手をリスペクトするというのはこういうことだと思う。その人の収入に依存している、自分の知らない彼・彼女の関係者がどれだけいるのだろうか、彼らの生活にクビという決断がどれだけ影響を与えるのだろうか、そこにまで責任を持てるはずもないけれど、少なくともそんなことを考えてゆきたい。そうすればおのずから日頃の相手に対する接し方が変わってくるはず。それは相手の人間性までは否定することなしに、なぜクビになるのかを可能な限り当人に理解してもらう努力、これはクビを言い渡す面談時ではなく、日頃からの接し方にかかっていると言って過言でないということ。だからこそ、相手の仕事に対する日々のフィードバック(”それいいね、ありがとう”、”それはあかんよ、頑張っている姿勢は感謝するけど評価できない”など)、時には適切に口論も辞さずに叱ることが(ほめて伸ばす、という風潮には素直に賛成しかねる。必ずしも良い効果を生み出さない結果を見てきたので、どのようにほめるか、何をほめるかがカギだろう)相手の納得感を高めるためにとっても大切なことなんだと体験している。

このように書き出してみると、多くの企業で抱える人のトラブルの内容は万国共通であり、いかに小さな問題であってもその問題を受けた上位の人間がどれほど相手をリスペクトできるのか、その問題から逃げずに対応するかという真摯さが求められているのだろう。リスペクトの元になるのは他人に対する”愛”だろうか。何だか非常に堅苦しいけれども、いかに他人を愛せるか、そうすればリスペクトも自然と培われるはず…これが今の時代のマネジメントに要求されていることだと認識している。実行するのは本当に大変で、人間は不完全なので常にできるなんて約束は無理だけれど、それを自然と身に着けられる、そんな人間になれるように努力してゆきたいといつも思う。

ロシアで参加した結婚式 / Wedding in Russia

7月上旬、金曜日、土曜日と二件連続でロシア人の友人の結婚式に出かけきました。初めて参加するロシアの結婚式で勝手も分からず途方に暮れてしまった経験豊かそうな年配のロシア人女性に聞いてみると、「恰好は何でも大丈夫よ、ネクタイも不要でジャケットを羽織るだけでもいいのよ」と。お金の相場はあるのか?聞くと、一言、「望む分だけ包みなさい(по женанию)」とのこと。それでは欲しい答えになっていない…。一番良識のありそうな身近な同僚に尋ねると、彼女曰く、「親友であれば15K~20K RUB、一般的な友人であれば8K RUBくらい」と具体的な返事が返ってきた。この日は式の前日。直前の準備となってしまい少々焦りと共に24時間営業のロシア郵便局(Почта России)に出かけてポストカード、お金を包むための祝儀袋も合わせて購入した。

結婚式 其の一:
10.00 ЗАГС(Запись актов гражданского состаяние)と呼ばれる婚姻関係を合法的に登録するための場所に到着。すでに建物内ホールでは多くの友人たちが集まって二人を祝福していた。新郎はウクライナ出身で、キエフなどの都市から親戚も来ていた。新郎は以前の奥さんがすでに亡くなっており、今回の結婚は2回目。彼の娘さんご夫婦がキエフから、モスクワ近郊に住む息子さんも父親の結婚を祝福していた。だいぶ待ったが婚姻届にサインするセレモニー専用の部屋のドアが我々のために開かれる(予約に沿って各組順番でこの部屋でセレモニーをするようだ)。スタッフ女性は慣れた様子で式を盛り上げ、書類サインを完了後の参列者による祝福で最高潮に達して式典は終了。ここでも二人を祝福しプレゼントを手渡していた。自分は渡しそびれてしまい次のチャンスをうかがうことに。

12.00 このセレモニー自体は短いもので、その後近くの公園に出かける。今はモスクワでも広まっているカーシェアリング(каршеринг ロシア語では英語をそのままロシアアルファベットで表記)を使い、わずか30RUB(60円未満)程度で2,3キロほどを仲間と移動。公園では先ほどの参列者たちが順番に新郎新婦と記念写真。そして持ち寄りのサンドイッチ(бутерброд)やジュース(сок)などで小腹を満たす。公園では、他の街からやってきたゲストと会話し、知り合い、グループツアーの中国人観光客が興味本位で近づいてくるのに笑顔で答えながら時間が経っていった。その後披露宴会場へ移動。ここでもご祝儀袋を渡しそびれる・・・。

14.00 貸切のカフェへ到着。披露宴の準備にとりかかる。手作り感が満載で、自分も一緒になって子供たち、おばあちゃんと一緒にお手伝い。いつ来ても結婚式は素敵だな、と思う。なぜ人が一緒になるのか、改めて考える時間となるし、新郎新婦の周りであふれかえる親、親戚、友人たちの笑顔。こちらまで幸せな気分になってくる。仕事や日常生活の問題をひと時の間忘れて感じる幸せ。

15.00 予定より遅れて披露宴が始まる。聞くと、ロシアの披露宴は日本と同様にきっちりとしたプログラムに基づいて出し物が進行していくようだ。司会スタッフと音楽担当の息もぴったりで徐々に進んでゆきダンスタイム…が、大音量の音楽を流し続けることにオーディオ機器が耐えられないのか何度も何度も音楽が中断しブーイング。しまいには音楽無しでみんなで歌を歌い出す。こんなハプニングもあって時間通りに行かないものの、終始みんなで笑い、踊り、出し物で盛り上がり、同じテーブルのゲストと知り合いロシアや日本のことを語り合ったり。じっと静かに座っていたおばあちゃん(恐らく80歳近くだろうか)、この人は踊りとは縁が無さそう…そう思っていたけれど、ふと気が付いたら、何ともアクティブに立ち上がって踊っていたことには驚いた。時間が経つのはあっという間で、遠方から来ているゲストは深夜の夜行列車に乗るため、車で来ている人は何百キロも離れたところに帰るため少しずつ去り始める。

22.00 最終的に全員が帰途についたのは22.00を回ったころ。今日は食べて飲んで少しだけ踊って(残念ながら踊りは全くだめ。勝手に身体が動くままにすればいいのよ、と言われても身体が動かずどうすればよいのか…次回に備えて、といっても明日も結婚式がある…いつかに備えて少しは家で練習してみようと誓った)幸せな気分に。無事にご祝儀袋も渡すことができ、満足して帰宅。

結婚式 其の二:
13.00  会場に到着。ビジネスセンターの一室を貸し切って行われた披露宴は前日と違い、大変シンプル。皆顔見知りの仲である、すでに到着していた他のゲストと久しぶりの再会を喜んだ。この新郎新婦は面白くて、ロシア人なのに全く踊らない。どんなに周りが促しても頑なに断る。ダメダメダメ(“Нет Нет Нет”)と新郎は断り、会場の端っこで新婦は「靴はいているのが疲れた」といって靴を脱いでリラックスしている。どうやらすでに主役は参列者に移り、終始ダンス、ダンス、ダンス。気づいたのは、世代を超えて?好まれる歌が2曲ある。といってもこれは自分の周りにいる友人だけかもしれないが。
White Roses(Белые розы 1989年)
Black eyes(Черные Глаза 2005-2006年にヒット)
共に古い曲だけれど、これが流れ始めると歓声とともに大いに盛り上がる。世代を超えて愛される曲なんだろうな。曲のテンポも丁度よくて踊りやすいのだとか。

ダンスは自分を自己表現する一つの手段と思うが、昔から自由に自分の感情や考えを人前で素直に表現する機会が無かったことも影響するのか、どうも踊りはよく分からない。比較的長く接してきたクラシック音楽は、演奏中は静かに音を立てずに聞くもの。どんなに演奏家が自分の演奏に入り込んでいても観客はじっと見つめて静かに見守っている。ゲストとしてきていたアルメニア人の男性曰く、アルメニア人の結婚式では、食事と音楽があればそれでOK!あとはみんな勝手に踊っているから、とのこと。それぞれに人間が作り出したしきたりがあり、それによって音楽の楽しみ方も変わってくるけれど、慣習に縛られない、自由に音楽を感じるままに楽しむ、そんな自然な在り方が素晴らしい。今日もまた、70代以上の高齢者女性が自分のペースで楽しそうに踊っていた。

新郎のご両親も来ていたが、普段着で来ていて驚きであった。日本では結婚式となると厳粛なもので、しっかり着飾って失礼なことをしないようにしなければと。新郎新婦の家族はテーブルを回ってビールを注いで挨拶に回る、長いスピーチが延々と続き、一体いつ終わるのだろうかと思いつつ耳を傾けるが、しまいには脈略の無い話に耐えかねて食事に戻る…(「私の話は短くさせていただきます。え~それでは…」といって話し出す人こそ話が長い、と思うのは私だけだろうか)。そしてなんとまあ式のコストが高いことか…。というのがイメージ。

少なくとも今回の結婚式から分かったことは、祝福の仕方はいろいろあって良いこと、懐事情の差が主要因に違いないが、きっちりと着飾る人もいれば、一方では失礼の無い程度に着飾って参加する人もいる。共に幸せを共有するために厳密なプログラムはいらない、とにかくありのままでその場を楽しむ、あとは踊る!日本の良さはたくさんあるけれど、ロシアで過ごしていて大変居心地が良いと感じる一つの最大の理由は、自分のありのままでいられる、ということだろうか。もちろん、ロシアでも育つ家庭や小さな地方都市に行くと周り近所の目を気にするなど、日本と同様の観衆があるようなので、私のこの理解が当てはまらないことも事実かもしれないけれど。この式は17時を過ぎた頃に終わり、酔っぱらうこともなく皆が家路についた。

ЗАГС(Запись актов гражданского состаяние)について
ザックス、と呼ばれる国家機関は、出産・死亡・養子縁組(усыновление)・結婚・離婚の登録を管轄している。現在はこれ以外にも個人情報の変更も管理しているようです。ソ連時代以前は、これらの機能を教会が担っていたが、この機関の原型がピョートル一世の時代(在位1682年~1725年)に生まれたようだ。ソ連政府から宗教は「民衆のアヘン(опиум для народа)」と呼ばれ、司祭達が所有していた権利は街・地区の行政に移っていきました。1917年12月18日の法令によってЗАГСは正式に結婚、死亡、出生を特別な書類に記録するようになったようです。
ЗАГСでの合法的な登録がなければ、政府が提供するサービスの受給資格が無いことから苦労する場面が増える模様。例えば出産の際には出産手当の受給や医療機関への登録が出来ないこと。婚姻届がなければ親戚関係の証明ができないことなどのデメリットが挙げられています。
参照:www.mnogo-otvetov.ru/pravo/chto-takoe-zags-i-dlya-chego-on-nuzhen/

素のロシアで過ごした週末 / Weekend in “natural” Russia

先週末は、友人の別荘(ダーチャ)にてゆっくりとした時間を過ごしてきました。日本で別荘というと贅沢でお金に余裕のある人たちだけのもの、という認識が自分の中にあるけれどもロシアはちょいと違う。確かにお金に余裕のある層は立派な邸宅を郊外に構えるのだろうけれど、ちょっとした木造の小屋とちょっとした家庭菜園付き、ロシアのダーチャというとそんなイメージが強い。夏の金曜日の夕方 ― 郊外に向かう道は車の数々で大渋滞。恐らく列車もそれなりに混んでいるのだろう。ダーチャを持つ人々の多くは金曜日はいそいそと仕事場を後にして郊外のダーチャへ向かい、週末をそこで過ごす。概ね多くのダーチャは中心部からロシアの重々しく足取りの重い電車で2時間前後、距離でいうと100km圏内に位置するのではないだろうか。家庭菜園では自分の家族用に野菜を育て、近くの森では木の実やキノコを採集。ジャムや酢につけたりして瓶に入れて保存。それ以外にはガーデニングや家族団らんの時間をゆっくり楽しむようだ。夏も終えて家にお邪魔すると自家製のジャムやピクルスをご馳走にいただくこともよくある。
古い情報だけれど、2015年の調査では、ロシア人の約半数がダーチャを所有しているらしい。なお、ダーチャにも夏のみ専用、夏冬兼用があるようで、自分の身近では夏用を所有している人がほとんどの気がする。自分の勤務する会社ドライバーは、ダーチャで自家製ウォッカ(ロシア語でサマゴンсамогонというEng: hooch, rotgut)を作っていて、彼曰くお店で販売しているものよりずっと美味しいとのこと。もう別のドライバーは「ダーチャは要らない。行って帰ってくるだけで疲れる」と何とも冷めた反応。

さて話は戻ると、友人のダーチャはモスクワ中心部の鉄道駅から約2時間。

車両には自分と同様郊外のダーチャに出かけると思われるたくさんの乗客がいる。定期的に車両内をダーチャ用の日常雑貨類を販売して回っている。次から次に違う人がやってくるから面白い。果たしてどれだけ利益が出るのだろう?

今回訪問したご家族は、曰く、決してお金に恵まれているわけではないけれども10年ほど前に100m*20m(2,000m2)を800,000 rub(当時の為替で換算して、仮に1RUB=3円と置くと240万円、Approximate 26,700 USD , if USD=30RUB)で購入したようだ。

更地から自分たちで図面を考え資材を購入し、労働者を雇って立派な2階建てのダーチャを立てた。地下にも立派な部屋が整っており、一歩ずつ階段を下りてゆくとだんだんと感じる、あの自然のひんやりとした感覚。なにも考えずに済んでいるモスクワ中心部のアパートでは見ることのない、家の壁を這う配管類、家の素材、壁・屋根に敷き詰められた空間材。決して複雑ではない造り。家って実はこんなシンプルな構造なんだ、と気づかされる。トイレは少し離れたところにある落下式便所(ボットン便所)/non flash lavatory。匂いはそれ相応に…。もし自分が将来自分で家を建てるとしたらどんなデザインにするかな…と思いを巡らしつつ家の中を見て回っていた。

何をするでも無しにただテラスに座って、ワインやフルーツをほおばりながらボーっと中庭を眺める時間。ビニールプールではしゃぐ小さな子供の遊び相手になってたわいもない時間を過ごす。友人のご両親も来ていて、リンゴの木、イチゴ、キュウリなどの家庭菜園に水をやっている。

家庭菜園ではイチゴが実を付けていた。

朝の移動の疲れもあり1時間ほど昼寝…。そんな時間を過ごした週末はこれまでにあっただろうか、思い返す限り出てこない…たぶん一度も無かったと思う。以前の自分を振り返ると、とにかく何かしら予定を入れて動き回り、忙しい(と感じる)ことに大きな意味合いを求めていたような気がする。

昼寝から目を覚まし身体を起こして森に出かける。

ダーチャに行けば定番の木の実採集へ。秋口になるとこれがキノコ狩りになるようだ。ロシアの大きな蚊の猛攻に耐えつつ少しずつ木の実をかごに収集してゆく。木漏れ日が本当に美しい。


木の実の採集は近隣のダーチャ住民と早い者勝ち競争。

夜は皆でバーベキュー。トマト、きゅうり、肉(恐らくこれがバーベキューの定番ではないだろうか)。夕日がゆっくりと落ちていくのを眺めつつ皆で楽しく会話しながら取る食事は全く格別の味だった。

しばらくするとFIFAワールドカップの時間がやってきた。各々家の中へ戻りテレビの前にそれぞれが陣取る。テーブルの上にはメロン、おやつ、そして紅茶に先ほど取ってきた木の実を入れて美味しくいただくことに。自然の幸をこんなにも堪能。

夜23時。まだ夏のモスクワ郊外は空が明るい。ロシアに来てから空の大きさ、美しさを一層感じるようになった。日本にいる時には下ばかり向いて歩いてたんだろうか…。きっと日本の空だって美しいはず。日本に帰国した際にはもっと上を向いて歩いてみよう。

今日一日がこんなにも充実していたことに感謝し、みんなにおやすみなさい、と挨拶してから部屋のベッドに横になる。果たしてこんな生活が毎日続くと飽きてしまうのだろうか?この時間があるからこそ仕事に戻った時に頑張る張り合いが生まれるのだろうか?でも、その一方で、もともと人間はこうやって素晴らしい自然と共に大切な家族や親族、友人たちと毎日を美味しい食事を囲んで過ごすようにつくられているのだろうな、とも思う。そう考えると、大都市で毎日仕事に行き、ストレスを抱え、決して大きくないアパートに住み、縦横の近隣との騒音問題でわめくこと…こういった生活自体が偽物なのだろうか。正直今はよく分からない。

翌日、さわやかな太陽の日差しを感じながら、そんなことを昨晩に引き続き考えつつ再びモスクワ中心の日常生活へと戻る帰途についていた。大半のロシア人は「モスクワは本当のロシアではない」と言う。この週末は本来の、素のロシアを垣間見ることができたような気がする。

言語学習と音楽 / Language study and Music

ロシアで仕事をする上で言語の問題は避けて通れない。言語ってつくづく音楽だなって思う。リズムがあり、アクセントがあって休止がある。同じ楽器を異なる人が演奏すると出てくる音や音程が異なるように、同じ言語を喋ってはいても人の数だけ奏でる“音楽”も異なってくる。

詰まるところ、言語の習得はどれだけその言語が持っている音楽性を掴むことができるか、これにかかっているのではないだろうか。

欧米のクラシック音楽、日本の雅楽、その他諸々…その土地で生まれた音楽はその土地の言語が持つリズム感や音程と密接な関係があるに違いない。その言語あっての音楽に違いない。語彙を増やすことはもちろんなのだけれども、それ以上にこの“音楽”をどれだけ体得できるかが言語学習の上達に最も影響するポイントなのだろうな、とおぼろげながらに感じている。

言語を学習するといっても、日々仕事に追われてしまっていてまとまった時間を語学学習に充てることは非常に困難。といっても仕事では常に社内公用語の英語、時にはロシア語を読み書きする必要に駆られる。いかに短時間で最大限の結果を得られるか?いつも悩むところ…。幾つか好んで使用しているものを挙げてみました。

 英辞郎 on the WEB Pro(有料)

1年契約で月額297円(税込、執筆時点)

英語で文章を作成する時、単語の次にどの前置詞をつけるのか、of?for?about?はたまた何もいらない?―このようなケースによくぶつかります。そういった時にこのオンライン辞書はたくさんの例文が載っており文法の勉強にもなる、大変心強いです。問題はアクセススピードが遅いこと。会社のネットワークの問題なのか、サーバーが日本にあるのでアクセス自体に時間がかかっているのか、スピードは唯一気になるポイントです。

Reverso Context(Online free)

これは上記アルク社の海外版?英語→ロシア語、ロシア語→英語と容易に確認できます。フレーズの翻訳用にというよりも、単語や前置詞+単語を打ち込んで表示される例文集を確認し、その意味や使い方を把握するのに役立っています。

スマートフォン用のアプリもあります。私は月額129RUBの有料版を使用していて、内容・スピード共に気に入っています。

Все фразы и дталоги английского языка(本)

いろいろな本を購入してみたものの開かずに終わる…そんなことが多いのですが、この本は気に入っており、いつも鞄の中に放っています。短い会話集がひたすら英語とロシア語で記載されておりロシア語の日常会話を勉強でき、かつ英語学習にも役立っています。皮肉だけれど、紙質も悪く軽いので携帯するにも楽です。

Link先の書評を見ると、誤植や使用されないフレーズが載っていることへのクレームがあるけれども、そこは外人の自分にはそもそも難しくて分からないので気にせず。

ロシア語を全くゼロから勉強する場合は、きっと語学の先生について基礎から勉強、語彙も増やしてゆくための毎日の努力が欠かせない。一方、ある程度すでに基礎を終えている場合(そしてなおかつ日常業務の仕事で忙しく勉強時間が十分取れないという状況がポイント)、フレーズの塊を見て語彙と文法のチェック、言語のリズム感を体得するためにNativeとの交流、PodcastやTV、Radioでのニュースなどのリスニング、そんな学習をするのが効率的なのかな、と感じているところです。お気に入りのサイトを見つけ、好きな、気になるニュースをチェックしそれを外国語で毎日チェックする。好きなことであれば継続も可能だから。

語彙数をどのように増やすか?

ひたすら努力しかないのでは…。この努力は何よりもその言語を習得したい、というモチベーションから。そのモチベーションもその言語を学習する目的が明確にある場合に湧きあがるもの。目的があれば毎日少しでもその言語に触れるはずだろうから。目的も意味もなければ無理に勉強する必要はないはず。

商品情報の表示ステッカー(ベラルーシ) / Marking with Product information according to the legislation of Belarusia and EEU

要約 / Summary
ユーラシア関税同盟(Eurasian Economic Union: EAEU or EEU)、ベラルーシの法律を読み解くと、ベラルーシで小売販売される商品は、消費者保護法が定める必要な商品情報をロシア語あるいはベラルーシ語で商品表示する義務が生じる。そのため商品パッケージに両言語で必要情報が未記載の場合、それらを掲載したステッカーを貼付することになる。
(なお、この投稿は電気製品を対象の前提として記載しています。本ブログの情報利用に関し、利用者又は第三者にトラブル・損害が生じた場合であっても、本情報が利用者の自己責任のもと利用されるものであることに鑑み、当ブログは損害賠償その他一切の責任を負担することはできません。また記載情報・翻訳に誤りがある場合は見つけ次第即修正するようにいたします。予めお詫び申し上げます。)
なお、個人的な見解を述べると、この規定は主に健康に大きな被害を及ぼす可能性のある食品を対象としており、一般の電気製品についてここまで要求すべきなのだろうか?と疑問に思ってしまう。

根拠 / Grounds
1.ст. 7, 16 Закона Республики Беларусь «О защите прав потребителей»
(参照URL)http://www.pravo.by/document/?guid=3871&p0=h10200090
2.Письмо Министерства здравоохранения Республики Беларусь, Министерства торговли Республики Беларусь, Государственного комитета по стандартизации Республики Беларусь от 28.10.2009 N 10-15/3526/07-05/2033/02-12/745 “О
нанесении дополнительной маркировки”
(参考URL)http://mail.lawbelarus.com/030423
3.Решение Комиссии Таможенного союза от 16.08.2011 N 768 (ред. от 25.10.2016) “О принятии технического регламента Таможенного союза “О безопасности низковольтного оборудования” (вместе с “ТР ТС 004/2011. Технический регламент Таможенного Союза. О безопасности низковольтного оборудования”)
(参考URL)http://www.consultant.ru/document/cons_doc_LAW_119733/

<以下、各根拠の詳細について記載>

1.ベラルーシ消費者保護法 / «О защите прав потребителей»
第7条 商品情報(Статья 7. Информация о товарах (работах, услугах)の中では主に下記の情報掲載が要求されている
・商品の名称 / наименование товара
・商品の基本的な技術的要項/сведения об основных потребительских свойствах товаров
・金額と商品支払い条件 / цену и условия оплаты товаров
・保証期間 / гарантийный срок, если он установлен;
・製造日 / дату изготовления, и (или) срок службы
・製造者の名前・住所、また、輸入者・輸入代理者、製品不良対応やメンテナンスを提供するアフターサービスケア会社の名称 / наименование (фирменное наименование), место нахождения изготовителя (продавца, исполнителя), а также при наличии – импортера, представителя, ремонтной организации, уполномоченной изготовителем (продавцом, поставщиком, представителем) на устранение недостатков товара и (или) техническое обслуживание товара
・製品が技術規制とスタンダードの点でコンプライアンスに適合していることの証明 / сведения о подтверждении соответствия товаров (работ, услуг), подлежащих обязательному подтверждению соответствия, требованиям технических нормативных правовых актов в области технического нормирования и стандартизации
・数量もしくはセット数 / количество или комплектность товара (результата работы)
・シリアルナンバー / штриховой идентификационный код, если обязательное маркирование товаров таким кодом предусмотрено законодательством
商品を正しく、効果的かつ安全に使用するために必要な情報 / необходимые сведения о правилах и условиях эффективного и безопасного пользования товарами (результатами работ, услугами), в том числе ухода за ними, и иные сведения, которые в соответствии с законодательством или соответствующими договорами обязательны для предоставления потребителю, в том числе сведения, относящиеся к соответствующему договору и предоставляемые по просьбе потребителя;
(この規定の中に記載を見つけられなかったが、商標 / товарный знак изготовителяも要求されている、とも聞いている)

※表示言語
条項7の9では、ベラルーシ語・ロシア語のいずれかで情報提供されるべきこと、外国語表示は消費者の要求に基づく以外を除き不可とある。
9.Информация, сообщенная или переданная на иностранном языке, считается непредоставленной, за исключением случаев, когда она была сообщена или передана на иностранном языке по желанию потребителя.

2. 追加の(商品情報)表示の掲載について / “О нанесении дополнительной маркировки”
要約
消費者に信頼性の高い製品情報と消費者包装の追加利用の可能性を提供する目的から、国家規格、貿易省、保健省の規定に従って消費者向けのパッケージングまたはグループ包装のラベルに追加情報を適用する手順が説明されている:
この商品情報の表示(マーキング)は小売業者に引き渡すまでに製品の製造業者あるいは輸入者によって行う義務がある。
補足情報の表示は消費者包装製品に貼付するステッカーを利用する。
表示を実施する場合は以下の点を守る必要がある。
・ステッカーは、消費者包装の空きスペースを利用し、パッケージのデザインを乱さないようにする。
・ロシア語またはベラルーシ語でベラルーシ共和国のため製造者が課した情報を除外(隠して)してしまうこと
・業者によって生産された情報に反する情報を有し、ベラルーシ共和国の法律の要件を満たさない。

3.関税同盟の技術規則「低電圧機器の安全性について」 / Решение Комиссии Таможенного союза от 16.08.2011 N 768 (ред. от 25.10.2016) “О принятии технического регламента Таможенного союза “О безопасности низковольтного оборудования” (вместе с “ТР ТС 004/2011. Технический регламент Таможенного Союза. О безопасности низковольтного оборудования”)
(Note:電気製品を取り扱う企業は上記の技術規則と合わせて、技術規則”Электромагнитная совместимость технических средств” (ТР ТС 020/2011)”が必ずセットになって付いてくる (参照URL)“http://www.eurasiancommission.org/ru/act/texnreg/deptexreg/tr/Documents/TehReg%20TS%20EMS.pdf)
この規則の条項5:Статья 5. Требования к маркировке и эксплуатационным документам
によれば、下記の情報を表示することが要求されている。
1. 商品モデル名称、安全な使用に影響を与える製品基本情報、製造者名称あるいはマーク、生産国:これらは商品およびマニュアルに記載されなければならない。また、製造者おあるいは商品マーク、商品名称(型、マーク、モデル)はパッケージにも表示されなければならない。 / Наименование и (или) обозначение низковольтного оборудования (тип, марка, модель), его основные параметры и характеристики, влияющие на безопасность, наименование и (или) товарный знак изготовителя, наименование страны, где изготовлено низковольтное оборудование, должны быть нанесены на низковольтное оборудование и указаны в прилагаемых к нему эксплуатационных документах.
При этом наименование изготовителя и (или) его товарный знак, наименование и обозначение низковольтного оборудования (тип, марка, модель) должны быть также нанесены на упаковку.
2.もし上記1の情報を商品上に表示が不可能であれば、マニュアル上に記載することができる。 / Если сведения, приведенные в пункте 1 настоящей статьи, невозможно нанести на низковольтное оборудование, то они могут указываться только в прилагаемых к данному оборудованию эксплуатационных документах. При этом наименование изготовителя и (или) его товарный знак, наименование и обозначение низковольтного оборудования (тип, марка, модель (при наличии)) должны быть нанесены на упаковку.
3.表示情報は正確で読みやすくなければならず、商品上にパッと目に付く場所に表示されなければならない。 / Маркировка низковольтного оборудования должна быть разборчивой, легко читаемой и нанесена на низковольтное оборудование в доступном для осмотра без разборки с применением инструмента месте.
4.製品マニュアルは(以下の)情報を表示しなけれならない。 / Эксплуатационные документы к низковольтному оборудованию должны содержать:
・本規定の1.に定められている情報 / информацию, перечисленную в пункте 1 настоящей статьи;
・本商品の使途について / информацию о назначении низковольтного оборудования;
・商品特徴 / характеристики и параметры;
・安全使用上のルール、商品組立て、保管、運送、処分の方法について / правила и условия безопасной эксплуатации (использования); правила и условия монтажа, хранения, перевозки (транспортирования), реализации и утилизации (при необходимости – установление требований к ним);
・商品不具合があった場合の対応方法 / информацию о мерах, которые следует предпринять при обнаружении неисправности этого оборудования;
・製造者名称と住所 / наименование и местонахождение изготовителя (уполномоченного изготовителем лица), импортера, информацию для связи с ними;
・製造年月 / месяц и год изготовления низковольтного оборудования и (или) информацию о месте нанесения и способе определения года изготовления.
5.製品マニュアルはロシア語と関税同盟加盟国の国語で用意すること / Эксплуатационные документы выполняются на русском языке и на государственном(ых) языке(ах) государства – члена Таможенного союза при наличии соответствующих требований в законодательстве(ах) государства(в) – члена(ов) Таможенного союза.
・製品マニュアルは印刷したものを用意すること。家電以外の商品マニュアルの場合はオンライン上のみで提供することも可能 / Эксплуатационные документы выполняются на бумажных носителях. К ним может быть приложен комплект эксплуатационных документов на электронных носителях. Эксплуатационные документы, входящие в комплект низковольтного оборудования не бытового назначения, могут быть выполнены только на электронных носителях.

各メーカー企業でベラルーシ市場を担当する地域の中心はロシア現地法人と思われるが、ロシア市場規模そのものが全世界の売上規模に比較して小さいこと、ベラルーシ市場はさらに小さいことを考えると、生産工場がベラルーシ法規制対応のために特別対応できる可能性は極めて少ないと思われる。よって多くのロシア法人が独自にステッカーを作成・貼付してベラルーシに商品出荷しているのが現実ではないだろうか。自分自身、このステッカーを見るためにベラルーシに出かけていないのだが、写真でみた各社(SAMSUNG, LG, その他日系企業)のステッカーは各々異なっているようだ。

私たちの会社でもこの法規制を踏まえた上でステッカーを作成し出荷商品に貼付しています。

ロシアのイノベーションの可能性 / The possibility of innovation in Russia

5月31日(木)、会社休みを取ってロシア・CIS諸国圏内で最大のスタートアップイベントと言われるSkolkovo Startup villageに出かけてきた。

Skolkovoは、モスクワの中心に位置する赤の広場から直線距離で西に約20kmほど行ったところにある。ロシアの”Silicon Valley”を目指して開発されているビジネススクールやスタートアップベンチャー企業、関係者が居住する約400ヘクタールのイノベーションセンター。

Link: Skolkovo
Ref: Skolkovo, silicon valley

感想

入場料は4,000RUB(現在レートで約7,000JPY。64USD)。初めて見聞きすることに対する対価として高くないと思う。内容について率直な感想を言うと、他国の同様のイベントを知らないため単純比較ができないけれど、少々寂しかっただろうか…。絶対的なスタートアップベンチャーの参加数も少ないのではないだろうか、敷地は大きいもののイベント自体はこじんまりとしたものに感じた。この日は非常に風が強く、ジャケットを着ているだけでは震えるような体感温度。それもあってか来場者自体も少なく。外の各ブースの盛り上がりはいま一つだった。自分自身、寒さに負けて長居しなかったので、きっと面白いテーマを逃してしまったことは否めないと思う。

一つの建物では、業務効率化に役立つソフトウェア開発をしたベンチャーのプレゼンテーションが繰り広げられていた。発表者がステージから最前列に座る批評家(投資家?)および観客に向かって発表を行い、質疑応答。その後次の発表者へ。このプレゼンを機に大きく発展するビジネスが生まれるのだろうか。

マトリョーシカと呼ばれる別の建物内部に入ってお聞きした2つの話はとても興味深く、勉強になった。

1. Mr. Tallis Gomes / CEO of EASY TAXI
ブラジル出身のこの方が創立したタクシーアレンジの会社のようだ。サービス内容はよく知らないのだが、以下の点が強調されていた。情熱的で説得力のある素晴らしいプレゼンテーションだった。
・いかに企業がInnovationし続けることが大切なことか(book “Exponential Organizations: Why new organizations are ten times better, faster, and cheaper than yours)and what to do about it” by Salim Ismailより下記引用
“In the next 30years 40% of all S&P 500 companies will disappear from the list”
“The average half life of a business competency has dropped from 30 years in 1984 to 5 years in 2014”
“89% of the Fortune 500 companies from 1955 weren’t in the list in 2014″)

・会社経営で大切なことは、3つの柱。
Aaa people: Put the right people on the bus and then decide where to drive
Share autonomy: Vertical organizations are doomed to fail
Culture: Mak’em work for a purpose

2. Mr. Mark Mueller-Eberstein / CEO of Adgetec Corporation
Blockchainがビジネスを変えている!そのことを語っていた。自分自身はBlockchainについて正直さっぱりで、これを境に本を開いて勉強を開始したばかり。

今回イベントを見に行ってから一般的に言われている”Innovation”に必要なことは何だろう?と考えるようになった。

Innovationとは?

GDP、人口、人の移動(流入数のみPickup)を比べてみたものが以下のグラフ。

ref: http://www.imf.org/en/data (the graph is created based on the IMF data)


ref: http://www.imf.org/en/data (the graph is created based on the IMF data)


ref: https://www.dhs.gov/immigration-statistics/yearbook/2016/table3 (the graph is created based on the data)


ref: www.gks.ru/wps/wcm/connect/rosstat_main/rosstat/en/figures/population/ (the graph is created based on the data)

Innovationと言えばアメリカがパッと頭に思い浮かぶ。
このデータの使い方が必ずしも正しいとは言えないかもしれないけれど、いかにアメリカがあらゆる国の人々を受け入れて、その分たくさんのリスクを抱えつつもInnovationをし続けているのか、そしてそれだけお金も集まりGDPも他国を圧倒しているか、数字を見てもよく分かる。2017年のアメリカ、ロシアのGDPを比較するとその差は12,7倍。移民の数(観光等の短期滞在除く)はアメリカはロシアの2倍、出身国内訳をみるとアメリカの多様性が圧倒的。ロシアへの移住のうち90%はCIS諸国からとほぼ旧ソ連圏の国々で構成されている。人が集まってくる、それに伴いお金も集まる。そして多様性と自由度。言わずもがなこれらはInnovationに欠かせないはずだ。

一方で、”Innovation”が必ずしも上記の定義のみ当てはまるものではないように思える。同質性からこそ生まれるInnovationもあるはず。鎖国時代の日本にも独特のInnovationがあったからこそ開国したときに外国人が日本文化に敬意を示したのだろうし、ロシアも西側に対抗していた旧ソ連時代には独特のInnovationがあったであろう。また、今の世の中たくさんの情報があって簡単に洗脳されてしまうけれども、世の中大多数の中でぶれずに違うことをやってみる、そんな一人ひとりが自分の信条を大切にした一つ一つの行動があらゆるInnovationに繋がるのかなと自分に言い聞かせて…。

部下の課題管理の方法/Task management

部下のタスク進捗管理をどのように行うか?

この課題は誰もが抱える課題と思う。日々試行錯誤を繰り返しつつ最適解を見つけようと努力中です。自分自身が今分かっているのは「組織、部下、状況に合わせたやり方からその時に相応しい方法を取り入れること」。

今、自分は人事、経理、法務、IT、物流の各セクションに責任を持っている。各セクションには課長がおり、定期的に彼らと課題確認を行っている。ただし、会社規模も決して大きくなく、各セクションの人数は2~5人と小規模であることから課長の部下ともコミュニケーション機会は多い。

”欧米では個人の自主が尊重され、双方の信頼関係をもとに仕事を任せるべき。そのため、締め切りを定め、部下から報告が上がるのを待つこと”なんていうアドバイスを読んだことがあり、そのように始めてみた。また、全く定例会議もなかったため、毎月一回集まるようにしてみたり。それでは足りず、昨年は各セクションと週一度のミーティングを設定。このコラムも役立ちました。

コラム:The 15-minute weekly habit that eased my work anxiety and made my boss trust me more

やっぱり上手くゆかないセクションとは日々話合いをするしかない…。人もそれぞれで、きちんと自主的に管理し、定期的にレポートしてくれるスタッフには必要以上にチェックを入れる必要もなく、一方で頻繁にケアしてあげる必要があり、それを望んでいるスタッフもいる。その場合は意識して声がけすることが大切なんだ、とも学んでいます。

最近読んだ本では、とある企業では毎朝の15分のブリーフミーティングを行うことで業務に関する疑問が減り、総合的に会議時間を減らすことに成功した、とあった。そう、会議、会議、というけれども、日頃からコミュニケーションが取れていれば頻繁に会議を開く必要もないはず。自らを振り返ると、自分のことばかりに忙殺されていてスタッフへの気配り、声がけが足りないなぁ…と反省することばかり。

今ではオフィスの中をできる限り歩き回り、スタッフの近くを通るその都度、声をかけて数分ほど各課題の進捗を教えてもらう、複雑な課題は別途会議を設定して議論する。といったやり方に落ち着きつつある。

 

言語とメンタリティ/Language and mentality

好んで太陽と空を取るのだけれど、この写真が今のところ一番好き。写真では生の感動が伝わらないのが残念だけれど、自然の美しさ、凄さをズドンと身体で感じた日だった。

昨日、金曜日の晩にロシア人の友人家族と夕食を楽しんだ。語学を専門に勉強してきた奥さんが「言葉があるのは、人が同じことを一緒にやるためである、もし人が一人で生きるのであれば言葉は不要だ、と学んだ」と言葉の意味を語ってくれた。なるほど。
また、面白かったのは「昔、神様が人間の言葉を混乱させてバベルの塔の建築をやめさせた(旧約聖書の創世記に出てくる話)のは、単に言葉を異なるようにしただけではない。メンタリティ、物事の捉え方そのものを変えたことが主要因で建築がストップしてしまったのだ」とのこと。「言葉だけ変えたのであれば、言葉を学習することでお互いが理解できる。しかし、言葉そのものの裏にある概念を理解できなければ、言葉ができたからといってお互いが理解し合うことは難しい。」

「ロシアでは諺などで多様される数字は1、3、7、100。しかしフランスでは2,4」なのだそうだ。例えば、日本では短く話をまとめて表現してもらいたい時、「一言でお願いします」というが、ロシアでは「二言で(в двух словах)」という。言葉の背景にある概念にまで深く思い巡らしたことはなかったので、考えされるよい機会になった。

我々の会社は就業時間が決まっているが、ロシア人スタッフは遅刻が当たり前。数分の遅刻についても特に悪びれることはない。「オフィス1階でエレベータ待ちの人が多くて乗れなかったので遅刻した」とか普通。10分前行動を推奨しても、契約上の時間は決まっているとか、遅刻してもその分残って働いているので何が問題なのか?これもよく聞く。何かで読んだのだが、”日本人は仕事開始時間にはやたらと厳しく、仕事の終わり時間には無頓着(つまり仕事の締切に対する意識が低く、終業時間後もダラダラと続けてしまう)”という傾向は事実と思う。これについてはまた別で詳しく書きたいが、これもメンタリティの違いを示す良い例だろうな。

この季節、金曜日は多くのロシア人がこぞって郊外にあるダーチャ(別荘)に出かける。彼らもこれから車で2時間ほどのところにあるダーチャにでかけて週末は部屋の内装工事をしたり、家庭菜園のチェックをするそうだ。