2022年を振り返って…ITパスポート試験と基本情報技術者試験と。/ Looking back on 2022… passed IT passport exam and fundamental IT engineer exam

2022年は二つのIT系の資格取得に向けてチャレンジしました。結果として、2022年の目標として掲げた両方の資格取得が叶ったことは素直に嬉しかったです。今の時期、学生たちが受験に向けて夜遅くまで勉強している姿を見ると、受験のように「これで失敗したら後が無い…」という緊迫した場面が少ない今の自分の生活に刺激をもらっています。そして、資格試験で味わう、受験に似たような感情、心のドキドキ感を経験するためにも、定期的に必要な資格があるのであれば受験を考えてもよいかもしれない、とも思ったり。

ITパスポート試験

正直な感想を述べると、この資格を持っていることで高く評価されることはないのだろう…そんな印象を持った試験です。合格率がおよそ50%と、ある程度勉強すれば取得が可能である難易度です。社会人になってそれなりの経験を積んでゆくと、特に会計領域で勤務してきた人からすると見慣れた会計知識を問われていますし、得点を取りやすい分野も備わっていると思います。そうはいっても、この資格試験の勉強を通して感じた大きなメリットは、ITの基本的な情報が網羅されていることです。仕事をしている中で出会うIT全般の言葉やITの仕組み(あまりにも幅広くとらえられる言葉ですが)を知っておくことは大変有益だと感じています。そして、その情報を学習するにあたっては、せっかくなら資格取得と合わせて勉強してもよいのではないかと思えば、この試験はぜひお勧めしたいです。

基本情報技術者試験

私は主に会計中心の仕事をを行ってきたため、IT系は全くの専門外からのスタートです。それでも、今では仕事でシステムに携わる業務が増えていることもあり、飛び交う単語やIT全般についてもっと深く知ることができればと思って取り組んだのがきっかけでした。こんな記事↓もあります。

「基本情報なんていらない」が口癖のベテラン技術者、若手は真に受けるべきか

プログラマとして働く友人曰く、基本情報技術者の資格を持っていたとしても、それによって特にプログラマとして高く評価されることはないだろうな、でもITに関する最低限の知識を持っている、という証明にはなる、ということでした。

ITパスポート試験よりはぐっと難易度があがるので、それなりの対策が必要で、それについてはたくさんの方々が役立つ情報をすでに記載していらっしゃいます。自分自身もそのアドバイスに従って勉強していました。

いつまでも取得を目指して勉強し続ける資格ではないのかもしれませんが、これもまたIT全般の知識を理解する上では重要な内容を網羅している資格試験と思われます。また、私のようにITとは関係のない分野の人間が努力した証とするのに役立つのではないか、とも。

アルゴリズムの問題は苦手です。それでも避けては通れない…。ひたすら過去問を解いていました。力がついたとはとても言えませんが、今回はアルゴリズム問題を確実に解くことができたおかげで合格したようなもの。試験は最後まで諦めてはならない、ということを実感しました。私が受験した試験のアルゴリズムの問題はとても良問だったと思っています。試験中に解いていて、おぉこれは面白い、と思わず言いたくなるような、考えられた設問。今こうして利用しているパソコンのソフトや、かわいらしいキャラクターが動くその裏では膨大な数のプログラマによって書かれたコードがあり、その恩恵を私たちが受けていると思うと、今の世の中で接するものへの見方が変わってくるかもしれません!?アルゴリズム問題への対策として「日頃の日常生活で繰り返される作業をアルゴリズムで考える習慣をもってみるとよいかもしれない」とのこと。なるほど、興味深いアイディアです。

私はといえば、午前試験免除制度を利用しました。利用した会社は独習ゼミ。

独習ゼミ|情報処理試験、基本情報午前免除などIT専門のeラーニング

この会社を選んだことに強い理由はないのですが、後から振り返って良かった点を一つ挙げるならば、素晴らしい本(コンピュータやプログラミングのことを学ぶのであれば、本棚に置いておくことをぜひお勧めしたい「プログラムはなぜ動くのか」「コンピュータはなぜ動くのか」の著者である)矢沢久雄氏のオンライン直前対策講座に参加できたことです。大勢の参加者もいらっしゃったので自分で独占できるはずもありませんが、講義中にチャットで質問ができましたし、やはり直接抗議を聞くことができるのは大きな益がありました。それを除けば、送られてきた教材をひたすら自分で計画的に勉強し、問題を解き解説を読む。まさに独学のプロセスを踏んでの試験勉強でした。無事に午前試験免除試験を受験する資格を得たうえで免除試験に臨み無事合格。あとは集中して午後試験に向けて取り組むことができました。初めて挑戦した一回目の春の試験には見事に落ちてしまいましたので、今回の秋が再チャレンジでした。

私のように、ITとは全く関係ない門外漢の中年男性が今からITを強みにしてゆくには遅すぎますし、限界もあるのだと思いますが、ますますITが大きな役割を担ってゆくであろうこれからの世の中。会社の中でもその楽しさ、重要性を周りの人に伝えられるような役割を担えたらよいなぁ、と期待しながら、少しずつではありますが、プログラミングやコンピュータ周りのことなどを学んでいるところです。

ウクライナ語とロシア語 / Українська мова and Русский язык

ここ最近、外国語学習アプリのDuolingoを利用してウクライナ語をちょっぴりかじっています。住んでいる街のウェブサイトを見ると、ここにもウクライナから避難してきている人たちがいるのだとか。何かできることはないかと、秋くらいだったか、ロシア語通訳のボランティアとして登録をしました。昨年末には、一度お電話をいただき、お役所の事務手続き関係の通訳が可能かどうか?とのことでした。その後、具体的なボランティアの話は現在までにありませんが、自分のロシア語のレベルがどれくらいなのか?この点を客観的に明確に説明できる何かがあったら良いなあ、と感じました。「通訳ができるかできないかは、まずは呼んでいただき、こりゃあ使い物にならないと思ったらそこで首にしていただくなんてどうですか?」なんてちょっぴり冗談ありの柔らかい雰囲気でご担当の方と会話した後、結局お話をいただけていないので、すでにあの電話の時には首になってしまったのかもしれませんが。

とある報道を見た記憶では、ロシアがウクライナに侵攻してからはロシア語を話したがらないウクライナ人が増えているのだとか。その気持ちも分からないでもないです。実際、2022年9月からは、キエフではロシア語を学校で教えるのをストップしたということです(以下のYoutube動画より)。もしかして将来にウクライナの人と話す時に、少しでもウクライナ語が分かったらいいな、という気持ちから最低限でもDuolingoを開いているところです。

9月からキエフの学校ではロシア語を勉強しなくなることについて、「それは良いと思う。」と答える女性が大変流暢なロシア語で会話を続けていることを見ると、ロシア語とウクライナ語を簡単に切り離せるものではないことを感じさせられます。

先週、ウクライナ西部に住む友人とオンラインで会話した際、実際に現地ではどうなのかを尋ねてみました。ウクライナの人たちはロシア語を話すことに否定的になっているのか?そんな人たちが増えているのか?と。これは一人の個人的な意見なので、これが大多数の見解であると決めつけることはできません。彼が言うには、— 確かにロシア語を話すことに否定的な人もいるのは確か。そうはいっても、今は東部から西部に人が流れてきている。彼らの多くはロシア語を話す人たち。西部の人もロシア語が分かる。会話をするとなるとロシア語にならざるをえない、別にそれがどうした?必要があるからロシア語を話す、それだけだ。— ということでした。

今思い返せば、約何十年か前。ロシアでのおよそ8か月の語学留学を終えてからバックパッカーの旅を始めたばかりの事。多少はロシア語が上達したと思って訪れたウクライナ西部の中心都市リヴィウでのことでした。路面電車に乗り、車内で切符を購入しようとしたもののそのタイミングを逃した途端に(販売していた女性が反対方向に行ってしまったので、戻ってきて目が合った時に声をかければよいかと思ったのですが)、私のすぐ隣に立っていた男性に強い調子で何かを言われ、次の停車駅だったかで路面電車が停車したところで強制的に降ろされたことを思い出します。ロシア語で話しても相手はウクライナ語でまくしたて来て何を言っているのかさっぱり分からない…それでも罰金10ドルほど支払う必要があることだけは分かり、支払って解放されたことがありました。果たしてあのお金はあるべき場所に収められたのか、単に彼の懐に入っただけなのかは…私には分かりません。あの時、ウクライナの西部ではこれほどまでにウクライナ語が浸透しているのか…という印象を持ったことを今でも覚えています。というのも、キエフでは普通にロシア語が聞こえてきたものですから…。

ウクライナ語を学ぶといっても、「あなたは誰?」「私は学生です。」といった初歩的な表現です。「誰?」はウクライナ語では”Хто”(フトー), ロシア語では”Кто”(クトー)。「話す」は、どちらの言語も”говорю”。読みはというと、ウクライナ語では”ホヴォリュー”、ロシア語では”ガヴァリュー”。面白い、似ている。でも頭が混乱してくる…。今自分はロシア語を話しているんだ、いやウクライナ語だ、などどうやって頭の中で彼らは区別できているのでしょうか…?

そう言えば、以前にモスクワで交友があったウクライナ出身の男性は、会話していて「ヤー ハバリュー」といつも発音していました。ガヴァリューじゃないんだ?いや単なる聞き間違えかな?なんて当時は思ったこともありましたが、今思えば、きっと母国語であるウクライナ語の発音と混ざってしまい、ガとハの違いが自然と会話にも出ていたのだろうな、と。きっとそうに違いないです。

他にも、ロシア語とウクライナ語を比較してみると、「家」は、ロシア語では”дом”(ドーム)、ウクライナ語では “будинок”(ブディーノク。ロシア語の”будильник”(ブヂーリニク、目覚まし時計の意味)にそっくり?)。

「牛乳」は両者共に同じスペルで、”молоко”。でも読みはというと、ロシア語は”マラコー”。ウクライナ語では”モロコ”(何だか、2022年のサッカーワールドカップで大躍進した国、「モロッコ」の響きに似ているような響き)。

ロシアで、相づちのような場面でよく使われる”Так”(ターク)。ウクライナ語ではYesの意味だとか。実質同じような意味ですね。

言葉って面白い。

「タイプレーサー」 – 英語学習におすすめです / “TypeRacer” – recommended for learning English

英語のタイピングのスピードは、その人の英語のレベルを表す一つの指標である気がしています。あながち嘘ではないかもしれません。頭の中で言えるフレーズがその通りに指に伝わり指が動く。つまり、それだけ頭の中でその単語やフレーズの塊を言えるか言えないかを表しているのではないかと。スピードが速い=頭の中でその単語を言えている、フレーズの塊が自然と出てくる。そして単語のスペルの理解も正しいことの証拠。言い方を変えると、頭からの指令が伝わらない=指が動かない=それだけ英語の理解ができていない。その単語のアルファベットがL一つだったかLLだったか、rなのかlなのか分かっていなかったり。一つのお決まりの英語のフレーズの塊が頭の中で言えていなかったり…なお、これは自分自身の課題を述べていることでもあります。

キーボードをこれまで色々と試す中、偶然に見つけたITガジェットを紹介するYou tube動画(以下リンク)では、どのキーボードがタイピングスピードを上げるのに適しているかを説明するものがありました。その中で利用されていたウェブサイトが「TypeRacer」。ゲーム感覚でタイピングの練習ができて面白いなぁ、と思います。私がこれまで利用していて頻繁に見るのは、歌の歌詞だったり映画の一フレーズだったり。時に覚えていて損はない名台詞もあるので、タイピングしながら声に出してみると暗記するのに役立つかもしれません。ユーザーが外から引用句を持ってきて追加することも可能なようです。

タイピングのスピードを練習モードで一人で黙々とこなすこともできますし、他の人とのレース形式で競うことも可能で、気を付けないと中毒性が強いものだな、と。自分で決めた時間や達成したいスピードまで到達したらその日は終了するなどしなければ、結果的には他のオンラインゲームに多くの時間を割くこととあまり変わりがないかもしれません。ちょっとだけだから、と思っていたらあっという間に15分くらい経過していることも少なからず。

なぜこのTypeRacerがお勧めなのか?(単に私が他の同様のタイピング練習用のサイトを知らないだけで、きっと他にも良いサイトがあるのかもしれません)一番初めに述べた点と関係していますが、このタイピングのスピードが上がるにつれて、自然と自分の中で英単語やフレーズが蓄積されてゆく。それはつまり、英語の語彙力が増えていっていることの証拠になるからです。黙々とタイピングだけを練習する、というよりも、タイピングしながら実際に発声しながら行ってゆくとより効果的なのかな、なんて思ったりします。なお、タイピングの練習だけをしていても英語力がアップする保証はなく、あくまで英語学習の中の一環として含めるのが良いのだと思います。

また、タイピングのスピードを意識しだすと、どのキーボードがふさわしいのかが分かってくる気がします。また、これまではあまり意識することが無かった日本語キーボード、英語キーボードの違いについてもその重要性を意識するようになりました。キーボードについては、たくさんの方がYoutubeなどで紹介していますし、自作キーボードの世界もあるようで奥が深い…。私自身、幾つも試してきましたが、現時点では以下のキーボードに落ち着いています。すべての種類を試すことは難しいとしても、自分が一番気に入って利用している今のものが常にベストとは限らない、という気持ちを持ち、来年も探索してゆきたいものです。(なお、メカニカルキーボードは選択肢が幾つもあり、全く知識が無いままに購入をした私の経験からすると、まずはお店や友人の持つキーボードに触れ、実際に体験してみたうえで購入することをお勧めします。)

ロシアの会計の世界にもウクライナ戦争の影響が…? / The impact of Ukraine war on the world of Russian accounting…?

ロシアで主にビジネスパーソンを対象としているニュースメディア、コメルサント(ロシア語: Коммерсантъ, 英語: Kommersant)の中で、シルアノフ財務大臣のインタビュー記事が掲載されていました。(以下の翻訳は、原則Google翻訳を利用したものですーGoogle翻訳の素晴らしさ!なお、一部の誤った翻訳を修正していますが、私の訳に誤訳が含まれていることに起因する問題については責任を負いかねますのでご了承ください)。

この記事によれば(2022年10月24日発行)、

「アントン・シルアノフ財務大臣は、国際財務報告基準 (IFRS) のシステムがビジネスを行う上で依然として必要であると考えています。彼によると、ロシア企業自身が IFRS を放棄しないよう求めており、財務省はこの立場を支持しています。

RBC(とのインタビューで、シルアノフ氏は、「国際社会によって認められている一般原則、規則」があると述べました。特に、企業の活動は通常、国際的な報告基準に従って比較されます。 「企業の株式・債権の発行、購入、売却の際には評価が必要であり、これは通常、国際的な報告基準に従って行われます。企業自身がこの機会を閉じないように求めています」と彼は言いました。

大臣が説明するように、IFRSを放棄するという考えは、「西側との関係悪化を背景に」生じました。 「IFRSは決して私たちの主権を侵害するものではありません。私たちはこれまでと同様にグローバルシステムの基準と座標にいます。したがって、この場合、「害を与えない※1」という原則が最も正しいのです」と、アントン・シルアノフ氏は考えています。

金融市場国民評議会(NSFR)のアンドレイ・イェメリン議長は、IFRSに基づく財務諸表の作成を銀行自身の裁量に任せることは理にかなっていると述べた。 8 月末、NSFR と全国証券業協会は中央銀行に提案を送りました。」

※1 “生命医学倫理の4原則”の1つを指すものと理解しました。

参照記事リンク:https://www.kommersant.ru/doc/5632360

原文はこちら。

Минфин не планирует отказываться от МСФО

Глава Минфина Антон Силуанов считает, что система международных стандартов финансовой отчетности (МСФО) по-прежнему нужна для ведения бизнеса. По его словам, российские компании сами просят не отказываться от МСФО, и Минфин эту позицию поддерживает.

В интервью РБК (こちらも主にビジネスパーソンを対象とするニュースメディアの一つ)господин Силуанов заявил, что существуют «общие принципы, правила, которые признаны мировым сообществом». В частности, деятельность компаний обычно сравнивается по критериям международной отчетности. «При размещениях, покупках, продажах компаний нужна оценка, которая делается, как правило, по международным стандартам отчетности. Сами компании просят не закрывать такую возможность»,— рассказал он.

Как поясняет министр, идея отказа от МСФО возникла «на фоне противоречия с Западом». «МСФО нисколько не ущемляет наш суверенитет. Мы по-прежнему находимся в общемировой системе стандартов и координат. Поэтому принцип “Не навреди” в этом случае самый правильный»,— считает Антон Силуанов.

Глава Национального совета финансового рынка (НСФР) Андрей Емелин говорил, что подготовку отчетности по МСФО имеет смысл оставить на усмотрение самих банков. В конце августа НСФР и Национальная ассоциация участников фондового рынка направили свои предложения Центробанку.

【記事の中に出てくる団体】

Национальный совет финансового рынка 金融市場国民評議会(と訳しました)

https://rosfinsovet.ru/

Национальная Ассоциация Участников Фондового Рынка 全国証券業協会(と訳しました)

https://naufor.ru/

(参考)ロシア中央銀行:Financial Market Development Strategy

https://www.cbr.ru/about_br/publ/onfinmarket/

【РБКからのシルアノフ財務大臣のインタビュー記事より】

— Минфин опрашивал российские компании, нужна ли им отчетность по МСФО в текущих условиях. Какая реакция получена от рынка и как вы сами считаете, нужна ли такая отчетность сейчас?

— Есть общие принципы, правила, которые признаны мировым сообществом. У нас же не только недружественные страны есть, но и страны-партнеры. Деятельность компаний сравнивается по критериям международной отчетности. При размещениях, покупках, продажах компаний нужна оценка, которая делается, как правило, по международным стандартам отчетности. Сами компании просят не закрывать такую возможность. МСФО — это система учета, которая необходима для ведения бизнеса как внутри страны, так и за рубежом.

— Откуда вообще изначально возникла идея отказа от МСФО?

— Скорее, на фоне противоречия с Западом: все, что не российское, подлежит отмене. Это имеет смысл, если себе не вредить. Например, сегодня используем рейтинги только российских рейтинговых агентств, отказались от использования западных оценщиков. МСФО нисколько не ущемляет наш суверенитет. Мы по-прежнему находимся в общемировой системе стандартов и координат. Поэтому принцип «не навреди» в этом случае самый правильный.

参照記事リンク:https://www.rbc.ru/economics/24/10/2022/63529d159a7947efb82a59eb#chapter_7

より詳細情報が載っている記事はこちら。

Силуанов высказался против отмены МСФО в России

この記事に掲載されていますが、「ロシアでは1998年にIFRSへの移行を開始され、2012年以降にはすべての「公的に重要な」企業による連結財務諸表の作成にIFRS適用を義務付ける法的要件が導入されている」ということです。「今年の8月に財務省はIFRSを適用する必要性についてロシア企業に調査を調査を実施しました。関連する政策の見直しを求める声が高まっていることもあり、同省は市場の意見に関心を持っていた」とあります。大臣は、IFRSからの逸脱は、結果としてロシア企業への不利益となる、という立場のもとでこのインタビューに答えています。

その他、コメルサントの記事の続きでは、

「National Payment Council(日本語にどのように訳してよいのか分からず、英語でこうであろうという字を充てています。この組織は非営利組織で、ロシアの決済システムの関係者の活動を束ね、国の決済システムの安定性と継続的な発展を保証することを目的としているようです。)の理事長であるAlma Obayeva氏によれば、

”今、ESGのために時間を費やす意味があるものではありません。また、ロシアの銀行が現時点でバーゼル規制に従うのは無意味だと思います。アメリカの銀行にとっては称賛され、ヨーロッパの銀行にとっては非常に難しく、私たちには全くもってそぐわない基準を適用するのはなぜでしょうか?”」といったコメントもありました。IFRSだけではなく、ESGやバーゼル規制に対する批判的な見方が有識者の中にあることが伺えました。

今の戦争の展開が今後どうなるかは誰にも分かりませんが、再び自由に国境を越えたビジネスが円滑に行われ、同じ基準のもとで企業が活動する…そんな風に世界が再び一つになる時代が来ると信じています。

2022年上期に購入した商品のザ・ベスト:生ごみ処理機 / The Best Product Purchased in the First Half of 2022: Garbage Disposer

2022年度上期に購入した製品の中で一番ヒットしたのは生ごみ処理機です。単にモノを購入して生活が便利になったから、という理由だけではなく、購入を通してゴミに対する国、自治体の取り組み方へ関心・意識が向くようになったことも理由に挙げられます。

今年も春になって暖かくなり、生ごみの取り扱いに悩みだした頃、ふとしたことから生ごみの取り扱いを解決してくれる電気製品があることを知りました。季節はちょうど3月の終わり。ネットで調べてみると自治体による助成金もあるとか。住んでいる街の制度を調べてみると、確かに制度が存在します。市の情報によれば、当年度の助成金の予算は上限に達したために終了済み。次回からの助成金制度の再開は翌会計年度が始まる4月からとのこと。なんとタイミングの良いこと。助成金もあり、悩みの尽きない生ごみの処理が解決できるということから早速4月に入ってから購入に向けて動き出しました。

助成金の申請については、市のサイトを調べつつも役所を直接訪問して関係窓口にて職員の説明を受けて準備OK。商品を購入し、あとは窓口で受け取った書類を説明いただいた通りに作成。その後、再び窓口を訪問し無事に書類を提出。窓口の方の親切な対応にも助けられ、初めてのこととはいえ想像よりも順調に手続きが完了しました。

私が購入した商品は以下の製品です。

商品の性能の詳細は、検索をしてみると多くのブログなどで皆さんが説明されているためここでの記載は割愛しています。音がうるさくない、と言うと嘘で、いざ動き出すと機械がうなっています。ずっと近くにいるとさすがに騒音です。会話ができないという大げさな音ではありませんが。機器を設定している場所から寝室が離れていて、就寝時には一切音があってはならない、という厳格な方を除けば全く気にならないと思います。いったん眠り込んでしまえば多少の音も気にはなりません。私は匂いは気になりません。確かに匂いはありますが、決して悪臭ではないため気にせずに機器を利用できています。ごみの量が明らかに減ること、虫の心配も不要でいつでも生ごみが出てしまう料理もできること。また、小さな努力ではあってもきっと環境にも貢献しているはず、そう思えることはポジティブな側面があります。もっぱら夜間に稼働させることが多いです。

自治体の中でも助成金の金額にはバラつきがあります。また、助成金制度そのものを導入していないところ、あるいはかつては導入していたけれども今では廃止した自治体もあるようです。インターネットで検索してパッと出てきたいくつかの自治体の説明書きを読むだけでも、各自治体の考え方を把握することができて興味深いものがありました。

”生ごみの減量には、まず、ごみの発生を抑制することが何よりも重要です。”

大阪市

これを機会に、日本の市町村の生ごみ処理機の補助金制度はどうなっているのだろう?ざっくりと調べてみました。全ての情報を調べたわけではないので正確ではないことを前提に。例えば座間市。たまたま、座間市のごみ収集に関するデジタルを活用した仕組みの記事を読みました。と同時に助成金制度も調べてみると、座間市はすごい。購入金額の4分の3(100円未満切り捨て、上限5万円)とのこと。上限は5万円までと潤沢なサポートがあれば、自己負担はわずか25%しかありません。これでいて生ごみの処理のことで悩みが減るとなれば、座間市民にとって購入しない手はないのではないでしょうか…素晴らしい。

座間市のごみ収集はNHKでも以下のリンク先の記事でも取り上げられており、ゴミ処理に対する姿勢が先進的な街だと思いました。少なくとも私は座間市に居を構えたことがありませんので実体験はありませんが、ゴミの取り扱いに対する真剣さが伝わってくる。そんな内容でした。

神奈川 座間で進むごみ収集のデジタル化 効果は防災対策にまで

座間市:電動式生ごみ処理機・生ごみ堆肥化容器への購入費補助制度

大阪市のサイトにあるように、今からすぐにできる根本的な対策は、一人ひとりが生ごみの発生そのものを減らすことを意識すること。これなんだ、と納得しました。一人ひとりがもう少し、わずかであっても高い意識を持つならば、とてつもない大きな効果を生むわけで、そして、意外にもこの方法はそれほど難しくはないのでは、とも思います。といっても、ゴミ回収日に出されるご近所のごみの量を見ると、どうしてこの数日の間にこれだけのごみが出るのだろうかと思ってしまうものです。生ごみをどう処分するか、というよりも、冷蔵庫の中身をしっかりと把握し、無駄のないように調理すること。不要なものは購入しないこと。いくらでもゴミを出してもすべて回収してくれるのだから大丈夫、という意識を変えること。簡単なようで難しいのかもしれません。スーパーにいっても何でも梱包され、ちょっとした量の食料であってもトレイに丁寧に包まれ、お菓子の袋といえば、袋を開けたらまた小袋が幾つも入っている有様…。ロシアのように、1kgで幾ら、と重さ単位で販売。購入者が自分で欲しい数だけ袋に入れ、秤に乗せて、野菜の種類を選択する。と、あとは自動的にバーコードが付いたラベルが発行されて、それを袋に貼付する。ずっと合理的では?と思うこともあります。例えば、ご近所のスーパーで見ると、大きさが若干異なる玉ねぎを1個38円、といった個数単位の不公平なルールで販売されています。重さ単位のほうが公平ではないかと思うのですが、きっとそこには何かの問題があるのでしょうか。

消費者、お店それぞれが意識するだけでも随分と改善できるのに、とも思います。昨今、節電に取り組んでいるお店を見かけるようになりましたが、何も電力供給量の逼迫が言われる今だから、ではなく、「私たちは環境のために節電を心掛けているお店です。地球にやさしいお店を目指し、そして浮いた経費はお客様に還元してゆきたいと努力しています!」なんてフレーズと共に、いつでも節電を行い、堂々と電球を外してしまってもよいのでは?ー 言うは易し。

ちょこっとだけでもインターネットで情報を検索するだけで多くの知識を入手でき、自分自身が正解と思っていたことが必ずしもそうではないのかもしれない、と思えること。生ごみ処理機の購入は、そんな発見をもらえるきっかけにもなりました。高い買い物ではありますが、行政の仕組みやほかの市町村の考えなどを知ったり、環境について考える機会となること。このブログを書くにあたって訪問した環境省のウェブサイトでも、貴重な情報が提供されていたり。払ったお金以上の対価を得ることができた ー 上期に購入したあらゆる製品の中で一番ヒットしたもの ー それが生ごみ処理機でした。

【参考資料】

大阪市:”生ごみの減量には、まず、ごみの発生を抑制することが何よりも重要です。”

https://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000472447.html

北海道芽室町:”現時点において制度化の考えはありませんが、メリットやデメリットなどを含め、今後、機会を通じて町民の皆さんの御意見を聴いてまいります。”

https://www.memuro.net/administration/kouhou/hotvoice/2021/06/082.html

東京都北区:”生ごみについては、まず、なるべく食べ残し・調理くずを出さないよう工夫することが大切です。また水分をしっかり絞るというだけでも一定の減量効果が期待できます。環境に優しい方法でもあり、多くの区民の方々に実践していただくことにより、ごみの減量に大きく寄与するものと考えております。”

https://www.city.kita.tokyo.jp/r-seiso/faq/kurashi/gomi/go006.html

長崎県佐世保市:平成24年度末に廃止した「生ごみ処理機器設置奨励金交付制度」の再開についても検討しているところです。しかしながら、問合せ件数も少ない中で新たに予算を確保するのは困難な状況であり、一朝一夕にはいかない状況です。

一方、上記のように「生ごみを減らす」ことの重要性は強く感じており、生ごみのたい肥化を主眼にした「ごみ減量アドバイザー制度」に加えて「ダンボールコンポストによる生ごみたい肥化」のご案内に着手しております。また、生ごみの「かさ」を減らし、焼却しやすくするために生ごみの水切りや濡らさないことなどについてごみ収集カレンダーにも掲載し啓発を図っているところです。

さらに、ごみを減らすという観点から、食品ロス削減のために食べ残しなど生ごみを増やさず、食材の過剰切除を減らすこと、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品・食材を減らすためにフードドライブについても発信し、市内のこども食堂に食品・食材を提供する体制づくりを構築しております。”

https://www.city.sasebo.lg.jp/soumu/hishok/iken_10914.html

武蔵野市:”生ごみ処理機の使用は生ごみの資源化・減量に有効ですが、処理機の使用は新たな環境負荷を生み出してしまうことと、過去に補助金交付を受けたかたを対象に使用状況を調査した結果、6割以上が資源化処理をしていないという理由から、平成20年度で購入費補助制度を廃止しました。”

http://www.city.musashino.lg.jp/faq/faq_seikatsukankyo/faq_gomi/1004137.html

生ごみ処理を行っても、処理されたものを堆肥として利用せず、ごみとして処分するだけでは十分ではないようです。

生ごみリサイクル技術資料

この上記のリンク先にある資料も内容が豊富でした。「全国土の会」という組織があるようですが、その会長である東京農業大学名誉教授の後藤逸男氏による説明です。「3坪(10 ㎡)程度以上の家庭菜園や庭があれば、誰にでも簡単に、全く費用のかからない生ごみリサイクルができます。」という説明が新鮮でした。つまり、高額の生ごみ処理機を購入する必要もない、ということですね。残念ながら我が家には存在しませんが…。

”家庭用や業務用生ごみ乾燥機では、ごみ焼却炉と同様に化石エネルギーを浪費するとの批判もありますが、焼却炉から出る焼却灰はやっかいな産業廃棄物です。それに引き替え、生ごみ乾燥機で乾燥された下の写真のような生ごみ(左が、10mm 目のふるい通過物)は資源として再利用できます。”(技術資料の中から抜粋)

環境省関連リンク

環境省:食品ロスポータルサイト

[Python] 初めてのプログラミング ポモドーロタイマー / Pomodoro timer

プログラミングの勉強をしています。言語はPython。初心者です。全くの経験のない人間が今から始めても時代の流行りに流されているだけ、と言われるかもしれませんが…これからの時代はプログラミングの基礎知識をもっておくことが必要だ、ということを見聞きしてから実際に勉強を始めました。ロシアでの業務でマクロに触れるようになり、その面白さを体験しつつ今では初学者にもお勧めとされているPythonを触っています。実際に手を動かしてみて、思った通りに動くことを見るのは最高の気分です。といっても、思った通りのものを作って感動している…そんなレベルには到底及びません。

それでも、教材の中で取り上げられた”Pomodoro Timer“。これはまさに自分に必要としているもので、自分が追加したい機能を付け加えて作ってみることにしました。

分からない部分は、ただただひたすらインターネットでGoogle検索か試行錯誤の繰り返し。分からないなりに、それでも兎にも角にも自分の思っている通りに動くものを作ってみること。それが大切だということで、やっと完成したコードが以下になります。きっと、学習を重ねてゆくうえで成長できることを期待しつつ、見様見真似で苦労しつつ何とか作り上げたコードをありのまま、飾らずに見せることも何かの役に立つのでしょうか…?そう願っています。

参考URL:

https://medium.datadriveninvestor.com/create-productivity-app-in-python-from-scratch-part-2-86ecca3525fa

上記の2つの内容を参考にして作成しました。

現在利用しているUdemy教材。ぜひともお勧めしたい教材です。Day 28でPomodoro Timerが扱われています。

https://www.udemy.com/course/100-days-of-code/

このUdemy教材で取り上げられたPomodoro題材がきっかけとなり、Pomodoro Timerを作成しました。この教材で取り上げられているPomodoro Timerのコードは、ほぼ同じ内容が以下のStackoverflowに掲載されています。私自身、このコードにPause機能を追加したくても出来ず、やむを得ずUdemy教材をベースとしたPomodoro Timerを作成するのは断念しました。全く同じことを考え、悩んでいる人がいるんだな、とちょっぴり嬉しくなった一方で、あたかも自分でコードを作成している、といった論調はどうなのだろう…参考にした出典元は明記すべきではないでしょうか…。

https://stackoverflow.com/questions/70422973/pause-and-resume-for-tkinter-pomodoro-clock

政府に従うことと神様に従うこと/ Obeying the Government and or God

今は政治と宗教の関係性について盛んに議論される時代となっていますが、ロシアの宗教といってすぐに思い浮かぶのがロシア正教会(РПЦ – Русская Православная Церковь )。そして、そのトップに君臨するのはキリル総主教。ウェブサイトを検索すると、キリル総主教とプーチン大統領との蜜月ぶりを書いた記事はロシア語でも日本語でもよく書かれていて、両者の関係がどれだけ深いものかが容易に想像できます。Youtubeのロシア語による動画でもキリル総主教を批判するものがたくさんヒットします。私自身、個人的に多く利用している報道番組、Current Timeでも過去の動画でキリル総主教とプーチン大統領との関係性を特集した動画がありました。実際のところ、どの情報が本当に正しいのかを完全に判断することは困難で、あくまで私の感じたままに、この文章を書いています。(誤訳が含まれる可能性もあります、その点は予めお詫び申し上げます)

以下の特集動画では、総主教の座についてからの10年間の彼の歴史を物語っています。この時代にキリル総主教のもとでロシア正教会が担う役割が強力となったこと。ロシア正教会がロシアにおける政治的組織となり、クレムリン(ロシア政府)にとって精神的なお役所(духовная канцелярия)となったことことが語られています。キリル総主教といえば、プーチン大統領の擁護者となり、公の場面では大統領の決定を支持してきたため、その決定による結果の責任を分かち合ってきたこと。「教会は政府とは分かたれているもの。ー それはロシア正教会のことではない。」この動画の中でも、ロシア正教会が喫煙を罪とみなしている中、キリル総主教の莫大な資産の一部はタバコの商売で稼いだものであることを暴いている記事が紹介されています。また、メルセデス、トヨタランドクルーザー、キャデラックなどの高級車を所有していることなどは他の多くの動画でも紹介されている内容です。

動画:0:52-9:01

キリル総主教は、ロシア世界のコンセプトを広めるための”プロモーター”のような役割を担っていて、総主教になった最初の年には頻繁にロシア世界を宣伝し、ウクライナを何度か訪れてこの世界の範囲を広めようとしていたようです。今となってはウクライナ正教は、ロシア正教会とたもとをわけており、これは(キリル総主教の前の総主教であった)アレクセイ2世の時代には考えられなかったこと。これまでは密月の関係で、プーチン大統領と同じ方向を向いていたところ、今ではお互いに分裂(расколь)がある、と言います。

これからお互いがどのように責任を取り合ってゆくのか、どんな結末が待っているのでしょうか・・・。時が明らかにしてくれることを待つことにします。

良識のある一般市民であれば、以下の動画のように感じるのが普通なのではないか…と思うのです。「教会というのは金色の円屋根でもなく、高級車や高級時計でもない。政治が愛国主義を駆り立てるために宗教を利用していることは好きになれない。テレビではプーチン大統領が宗教上の祝日に教会に出かけたことを映し出している。プーチン大統領がどこに行ったのかなどどうでもよい。彼の行う政治に関心がある。それであっても、プーチン大統領がキャンドルを立てる様子が…」

動画:10:03-10:25

昔、モスクワ中心部にある救世主ハリストス大聖堂を訪れたときのこと、中にいたスカーフを頭にかぶった女性に「なぜあなたたちは同じ神を信じているといいながらロシアとウクライナは争っているのでしょうか?なぜ?東洋の日本から来た人間からすると不思議なのですが…」と尋ねると、その信仰心が強いように見える女性曰く「政治は別よ」と一蹴されました。「平和になると思いますか?」と聞いてみると、近くにいた男性がぶっきらぼうに「当たり前だろ」という口調で口を出してきました。どうもそれ以上は会話を続けるべきではない雰囲気が漂い始めたのでその場を去りましたが・・・。

ところで、この大聖堂がある場所は、ソ連時代には市民プールだったようです。今の様子しか知らない私にとってはとても想像ができません。ロシア生活時代に交友のあった当時を知る年配の女性からは、「知ってる?あの教会がある場所は昔プールだったのよ。私も小さい頃はそこのプールに行ったのよ。」と言って懐かしんでいました。

ニューヨークタイムズ紙に面白い記事がありました。タイトルは「プーチンの野心の中心にいるロシア正教の指導者」。

https://www.nytimes.com/2022/05/21/world/europe/kirill-putin-russian-orthodox-church.html

この記事の結びの部分がまさに真実を語っているのではないでしょうか。

Some say he has no choice if he wants to survive. “It’s a kind of mafia concept,” Mr. Chapnin said. “If you’re in, you’re in. You can’t get out.”

彼(キリル総主教)は、もし生き残りたいのであればプーチン大統領の側のグループに留まる他ない。「ある意味、マフィアの世界のようなものだ。もしあなたがマフィアグループの中にいるならば、その中にいるしかない。もう出ることができない。」

“本物の”パンが日本にはない? / There is no “real” bread in Japan?

ロシアの生活と比較して異なるのは、パンそのものの味を味わえるパンがないこと。どのお店にいっても大抵のパンにはミルク、マーガリンなどが入っていて甘い。そんな印象です。そういえば、初めて日本に来たロシアの友人も「どこで買ってもパンが甘い」と言っていたことを思い出します。ロシアにいる時には好んで食べていた黒パンが懐かしい…。

私はパンに詳しいわけでもなく、強いこだわりがあるわけでもないのですが、あえて言えば食パンは何も甘いものがはいっていないものが好きです。日本の食文化のレベルの高さからすると、パンもきっとこだわりを持って作るお店が多く、そのどれもが美味しいに違いないと思います。実際に高級食パンのブームが話題になったこともありました。確かに美味しいのですが、どうしてもこうも甘いのだろう?と。今朝も近所で話題のパン屋さんへ出かけて中に入ってみると、ありとあらゆる菓子パンが並んでいました。

そもそも、”本物の”パンなんて存在しないのかもしれません。日本のお寿司も海外に行けば違うネタがのっていて、それはそれで美味しいですし、日本の本場のお寿司屋さんで提供されるものが本物か、というと必ずしもそうではないのかも?パンも日本に入ってきて、日本の食文化の中で日本の人々が好む形に合わせて発展を遂げてきたということなんだろうと。

時々利用しているパン屋に出かけたときのことです。ちょうどお客さんも少なく、前から気になっていたことを率直に尋ねてみました。「ライ麦パンっていうんでしょうか、自分は黒パンが好きなんですが、そういったパンをお店に置いたりしないんでしょうか?仕事で外国に行っていたことがあるんですが、帰国して思うのは、どのパン屋さんのパンも甘くて素朴なパンの味がするものがないんですよね…。どれも甘くて…。お店にあったら絶対に買うんですけどね。」

そうすると、思ってもみなかった反応があり、滔々と胸の内を語ってくれました。決して長い時間の会話ではありませんでしたが、パンに対する思いやビジネスとしてお店を経営すること難しさも言葉から伝わってきました。

「パンを作る側としては作りたいものがあるの。でも、多くのお客さんが菓子パンを好むこと。できるだけパンも柔らかくて甘いものを好むこと、そしてパンには具がたくさん入っているように、という要望があって。お客さん(私のこと)が言うようなパンも以前は作っていたことがあるのだけど、買ってくれるのはほんの一部のお客さんだけで難しい。結局今店頭にあるものを作るしかない。本当は作りたいんだけどね。こちらも商売でやっている以上お客さんが求めるものを作っていかないと…。」

という内容を繰り返し語ってくれました。

もうずっと昔のこと、学生の頃にはロシアへ語学留学にでかけて、当時は(味を覚えていませんがきっと美味しくはなかった)黒パンを買って、これがロシアだ、なんて思っていましたが、実際のところ、今のモスクワ(私がいた数年前のモスクワのパン屋)で販売されている黒パンはむしろ高価でとても美味しいものでした。

冒頭に張り付けたYoutubeの動画は、たまたま見つけたロシア生活を紹介する動画のパン屋さん編。パン屋と言ってもたくさんの種類がありますが、この動画に写っているパンの種類はモスクワでも必ずと言っていいほど目にするものたちばかり。ロシアのパン文化は、国が南はカフカス地方、東は中央アジアなど異なる文化と接しており、それだけ多様な種類のパンと出会えるのがまた独特なのかもしれません。動画にも出てくるハチャプリ(ジョージア発祥のパン)、ラバッシュ(アルメニア発祥の薄い生地のもの。これをパンというのか分かりませんがアルメニア人のお宅に行ってご馳走になる時には大体これがテーブルにあったように覚えています)。中央アジアの方面でいえばлепешка(単数形:リピョーシュカ)。当時は、職場近くにある市場によく買いにでかけていました。なかなか上手く発音できず、お店の若者によくからかわれていました。通ううちに完璧に発音できるようになり「おっ、お前ちゃんと言えるようになったな」と褒められたり。

USB Type-C端子を利用してACアダプター接続端子からノートパソコンに給電する方法(変換ケーブル)

現在の販売されているノートパソコンは、USB PD(Power Delivery)規格に対応しているものがほとんどと思います。USB Type-C端子がパソコンに備わっていれば、パソコン本体への給電が可能となり、パソコンに付属して付いてくる重いACアダプター充電器を持ち歩かずに済みます。会社で使用しているパソコンも時と共にバッテリーの持ち時間が短くなり…。会議のたびにアダプターをコンセントから外して持ち運びするのは面倒です…在宅勤務ともなれば、毎回重たい思いをして充電器を持ち帰るのも億劫になります。

そんなわけで、Type-C端子経由でパソコンに給電するのがお気に入りです。が、ふと、「ずっと利用していないACアダプター専用端子を何かに使えないものだろうか?」と。検索してみると実際にありました。こんあ面白い商品を考えている人たちがいるのだなぁ、と尊敬します。

fine-R タイプC USB-C 入力 DC 4.5×3.0mm 変換 DELL 専用 ノートパソコン 充電器 PD 充電 TYPE-C 変換アダプター AC充電ケーブル

購入してみました。実際に使用している様子はこんな感じ。

外付けのディスプレイはType-C端子で接続しており、給電にはこの変換ケーブルを利用しています。(なお、このケーブルはパソコンメーカーごとに異なる種類のものが発売されています)

ただし、よくよく考えてみると、私の知る限り大概の外付けディスプレイには二つのType-C端子が付いているので、コンセント ⇔ Type-C端子・ケーブル ⇔ 外付けディスプレイ ⇔ Type-C端子・ケーブル ⇔ パソコン本体、と接続すれば給電も可能です。ですから、この変換ケーブルは不要といえば不要です。それを考えずに「これはいい!」と購入してしまったのは軽率だったかもしれません…。私の場合、Type-C端子を利用するのは外付けディスプレイを接続することがほとんどですので、この変換ケーブルが無くてもそれほど困ることはありません。

それでも、時には上の写真のように繋いで本製品を楽しんで利用しています。専門的なIT機器全般のことはあまり詳しくありませんが、色々なアイディアから生まれるIT周辺機器がこの世に生み出されるのを見るのを楽しんでいます。

ロシア人が見た日本人ー日本の礼儀正しさについて / The Japanese through the eyes of Russians – about Japanese politeness

NHKロシア語ラジオ講座の6月号の中で、日本人講師と一緒に講座を担当しているロシア人パートナー、「イリーナさんに質問」というコーナーで「おっ、自分が帰国して感じていることがまさにここにある。」と感じたコメントがありました。(なお、6月号の「ロシア人が見た日本」は、1861年に箱館のロシア領事館に赴任して、約半世紀を日本で過ごした宣教師ニコライ氏の日記が取り上げられていました)

「日本の礼儀正しさ…は、極端に、丁寧すぎるくらい丁寧なのですが、その丁寧さは機械的に身に付いたもので、心がこもっていないのです。…その礼儀正しさにはとてもいらだつし、からかわれているようにも受け取れます。」

私が感じるのは、大概のお店の店員の態度は、言葉そのものは丁寧さがあるものの、その言葉には感情がこもっていない。どこかしら早く行ってくれという雰囲気すらある、というもの。 

近所のスーパーのレジに並んでいても、決まった動き、決まった「ありがとうございました。またお越しくださいませ。」の言葉。お辞儀をしながら体勢はすぐに次のお客さんのもとへ。何かを期待するわけではないけれど、ロシアのスーパーで淡々とレジでモノをさばく接客のほうがずっとシンプルな気がする。支払いでこちらが戸惑ってしまうと迷惑そうな顔。ポイントカードの提示が遅いと(といってもそこまで遅くはない)イライラ度が募っているような雰囲気こちらにも伝わってくる。 

意外にも、時として日中に利用するファストフード店で接客をしてくれているレジの高齢の女性。スピードがとても速いとは言えないけれど、温かみをずっと感じる接客に微笑ましくなることがある。 その接客にはお店の接客マニュアルに収まらない、人生経験の豊かな人のどんなものをも包み込んでしまう大らかさがそこにあるように感じられます。

以前にモスクワで勤務していた時、モスクワJALによる“日本のおもてなし”の講習会を開いていただいたことがありました。日頃から利用いただいている日系企業の皆さまに無料で提供しています、ということでオフィスまで来ていただき、広い会議スペースで社員を集めて日本のおもてなしとは、を学びました。日本の文化に触れる点では価値があったことに間違いありません。お辞儀には角度があり角度が大きくなるほどより敬意を示す度合が大きくなること。お店でお客さんが購入してくださったときに袋の口をふさぐテープの掛け方。テープをかける際にはお客さんがあとで取り出しやすいように片側の端は接着面を重ねて止める。そのような細かい配慮が日本のおもてなしだという。率直な感想を話すならば、そのような形にこだわるよりもそこの感情が伴っていなければどうなのだろう?と。形だけのおもてなしで中身がなければ、余計にがっかりしてしまう点で日本のおもてなしは紙一重なのかもしれない。

ところで、ファストフード店でも牛丼屋でも注文したものが運ばれてきたときの店員の言葉は「ゆっくりお過ごしください。」しかし、お客さんにずっと長居されると困るのが本音であることは周知の事実。そうであれば、「出来立てです、どうぞ熱いうちにお召し上がり下さい。」といった別の言葉にしたほうがずっと正直で良いのでは?と思うのは私だけでしょうか。言葉の意味を考えてしまうと違和感を感じてしまいます。 

モスクワの中心、赤の広場に接するレストランで大切なお客様を接待したときのこと。テーブルを担当するウェイターには、全てがうまく運ぶように事前にお願いをしておき、実際に食事の場は我々の会話が大変スムースにはずむ素晴らしい接客を行ってくれた。支払いの時、この若い男性は「今日、自分は出来る限りのことをしたのでその点も考慮してください。」と耳元で伝えてきた。ここまで直接的に言われたことは初めてで一瞬戸惑ったけれど、それだけのことをしてくれたことに対して直接訴えてくるほうがずっと潔いのかもしれない。実際にそれだけのことをしてくれたことに対して感謝を示したいと思うのが自然だと思うし、そこには顧客のために仕事を全うするプロフェッショナルな姿勢と感情もあった。

そういえば、こうして書いていて思い出されるのは、夜に外のテラスに座っていた別のレストランでのこと。照明も少なく暗い中でパソコンを開いて仕事をしたのだが、何も会話していないのにも関わらず、ウェイターがわざわざ別の場所からライトのスタンドを運んできて明るく照らしてくれる配慮もあった。すべてのレストランで常にベストの接客に接するとは限らないし機嫌の悪い人は悪い。それでも、今回はどんな接客が待っているのだろう、とハラハラドキドキ(?)の接客のほうが、安定してはいても機械と化した人間の接客を受けるよりもずっとよいのかもしれません。

日本人の礼儀正しさは…、極端に、丁寧すぎるくらい丁寧なのですが、その丁寧さは機械的に身に付いたもので、心がこもっていないのです。

NHKラジオ講座6月号 p.120より(ロシア人パートナー、イリーナさんの言葉)

レストランの接客と一般のスーパーでの接客を同じ土俵で比較することは間違っているのかもしれませんが、接客ももっと自由で会話のある自然で人間的なものになれば良いのに、と日頃感じていることを書き連ねてみました。自分自身を客観的に振り返ってみて、自分自身にも出来ることがあるのかな、とも思います。会話はそもそも苦手ですし、なかなかその余裕もないとしても、こちらが感情を込めてしっかりとお礼を言う。今すぐにでもできることから日々努力中です。