ロシアの車両保険 / Car insurance in Russia

高齢のおばあさんと犬の微笑ましい後ろ姿。本日の日中に散歩した公園にて。

ロシアでも日本同様、交通事故を起こしてしまった時・事故をもらってしまった時の保険は欠かせません。ただし、日本のように対人・対物賠償保険無制限、というのは聞いたことがありません。ロシアの保険に関する基本的な情報についてまとめてみました。 

ОСАГО (обязательное страхование автогражданской ответственности) 

オサゴ/Osago 日本でいうところの自賠責保険。車を運転する場合は、必ずこの保険加入が必須。この保険は自分自身ではなく、相手側の車両、相手ドライバーの被害を補償するもの。総額は500,000RUBで、相手方の車1台あたり最大120,000RUB、相手の健康被害については一人あたり最大160,000RUBと制限が課されているようです。 

この記事を書いている現時点で、Osago無しでの運転が発覚した場合の罰金は理由により500~800RUB(約800~1,300JPY)。ロシアのビジネス紙”Vedomosti“の記事によれば、Osagoを敢えて購入しないドライバーも存在すると。それはこの低い罰金が理由であり、罰則を厳しくする必要がある、と書かれていた。 

参考URL :

https://www.vedomosti.ru/finance/articles/2018/09/07/780253-osago

ДСАГО  ( Дополнительное страхование автогражданской ответственности водителя.  )

ディサゴ/Dsago この保険は上記のOsagoの保険適用上限を上回る部分をカバーするための任意保険。概ね1M RUB(約1.7M JPY)の保険をかけているのが一般的、と聞いています。周りのロシア人に尋ねると(尋ねた人数も少ないので信憑性は高くない)加入している人は決して多くない印象でした。「必須ではないこと、保険購入額が高いから」という。 

モスクワのようなメガロポリスで、ベンツ、BMW、レクサスといった高級車が日本とは比較にならないほど多く走っている場所では、修理にかかるコストを想像すればこの保険は必須ではなかろうかと思えてなりません。この保険はOsagoの保険加入期間と一致してなければなりません。複数の保険会社があらゆるプログラムを販売していますが、私の知る限り、Osagoとは別の保険会社でDsagoを後日購入しようとすると拒否されたことがありました。一つの会社で両保険加入が必要です。

КАСКО 

この保険は自らの車両にかける保険です。この単語自体が省略形ではないようでその言葉の通り、Cascoと呼びます。主に、事故による自分の車が被った損害と盗難(угон)、この2つが対象で、いずれかあるいは両者を選択するCascoを購入することになります。保険金額に制限はないようですが、保険加入時の対象車両の価値を考慮して決めることが一般的のようです。 

さて、街を歩いていると事故のケースを日本にいた頃よりも見かけます。先日は目の前で、路肩に止めていたTaxiが後方に止まっているTaxiを完全に見落としてか、しっかりと後ろ向きに突っ込んでいました。それぞれのTaxiから二人のカフカス系のドライバーが出てきて熱くなっていましたが、その後は知りません。ぶつけた側のドライバーがまるで「お前も悪い!」とでも言わんばかりの論調で言い返している、その感覚はなかなか理解できるものではありません。

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ロシアのモスクワにある日系企業の管理部門に7年間勤務した後、現在は日本で働く会社員です。モスクワでロシア人と一緒に日々仕事をする中で、私たち日本人が経験するアドミ業務についての情報、課題、考えなどを少しでも多くの方々と共有したい、アドバイスをいただければ、と思いブログをはじめました。 経理、労働法や人事制度の仕組み作り、ITスキルを応用した仕事スキル向上、EAC認証などの幅広い管理課題に取り組んでいます。 とりわけチームビルディング、部下とのコミュニケーション、モチベーションアップ、という課題は世界共通だと認識しています。そんな話題も中心テーマの一つです。

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